連載クレドを掘り下げる -価値を提供できる人材に-

影響の輪に集中、「猫を殺さない」好奇心を目指して

クレド7.好奇心旺盛・常に学ぶ

我々の活動における身近な事柄に興味を持ち、深く学ぶことを大切にしていきます。教え上手は当たり前、学び上手であれ。仕事を通じて、人生を豊かにする人間へと成長していきます。

持つべき好奇心の性質とは?

皆さんは「好奇心は猫を殺す」という言葉をご存知でしょうか?好奇心が強すぎると身を亡ぼすことになりかねない、というイギリスのことわざです。ここに出てくる好奇心とは、他人に対する詮索への意欲を意味します。つまりこのことわざは、他人に対して余計な詮索は避けるべきだ、という意味合いなのです。直接的な関わりのない他者の言動に介入しようとする人に向けた注意、として用いられることがあります。

一方、「好奇心旺盛」という言葉に上記のような負のイメージを持つ人は少ないのではないでしょうか?むしろ、高い集中力やチャレンジ精神を持っている、というような良いイメージの方が先行しますよね。この違いは何なのか?そこに関わる概念は、「関心の輪」と「影響の輪」なのかもしれません。

関心の輪は、人の持つ関心事の集まりを指します。一方影響の輪は基本的に関心の輪の中にあって、自分が行動することで変えられるもの、影響出来るものです。身近な例として、噂話を聞くのが好きな人を二人思い浮かべてみましょう。一人は自分の周辺に関する情報を集め、それを活かして自分が行動しようとする人です。この人は影響の輪に対する意識が強いことになります。もう一方は自分と関係のない人に関する情報ばかりを集める人です。この人は影響の輪に対する意識が薄く、関心の輪に対する意識を強く向けていると分かります。

猫を殺す好奇心と旺盛さが望まれる好奇心の違いは、ここにあると私は考えます。他者への興味が強い人は、影響の輪の外、関心の輪に強く意識が向いている人です。一方、ポジティブな面で捉えられる好奇心を持つ人は、自身が主体的に行動することで変えられるもの、つまり影響の輪に強く意識を向けている人を意味するのです。

関心の輪に意識を向けることも大切ですが、その中にある影響の輪に対してエネルギーにも意識を向けられているかどうかを意識することが重要となります。というのも、影響の輪に意識を向ける人は、それぞれの課題に対し「自分の出来ることは何なのか」という視点で考え行動するのです。つまり、自分に責任を持って行動を選択する、といった主体的な行動が出来るようになります。

クレドを日々の活動に活かすために

クレド7.好奇心旺盛・常に学ぶ
我々の活動における身近な事柄に興味を持ち、深く学ぶことを大切にしていきます。教え上手は当たり前、学び上手であれ。仕事を通じて、人生を豊かにする人間へと成長していきます。

今回の考えを基にこのクレドを読み返したとき、一文目の意味することがより明確に分かった気がします。つまり、研修で学んだ内容を自分なら今後どう活かせるか、我々の活動における実際の事柄を想定することこそが「深く学ぶ」姿勢なのです。更にその事柄が今まで自らの影響の輪になかったものなら、「深く学ぶ」ことは影響の輪を広げることに当たります。そうして影響の輪を広げていき、自らの主体的な活動領域を広げていくことこそ、このクレドの持つ本質なのだと私は考えました。

そこで私はこのクレドを活かすために、日々の活動における自分の行動の改善点を説得力のある形で提案していきたいと思います。思い返すと、私が取り組んできた行動の改善案は具体性があっても、それが効果的な対処であることを示したことはありませんでした。そこで今まで研修で学んできた内容を基に、どのような行動が最善であるかを分析した後それを実行することで深い学びを体現し、私の影響の輪を広げていこうと思います。

皆さんは、自分の好奇心について見つめ直したことはありますか?自分の持つ関心とそれを活かすための方法について、この機会に考えてみてはいかがでしょうか。

この記事の著者/編集者

野澤 一真 東京理科大学 理学部  

大学・学部:東京理科大学 理学部第一部  部活・サークル:吹奏楽団(中学・高校・大学)  アルバイト:飲食 (居酒屋)  趣味:楽器演奏

この連載について

クレドを掘り下げる -価値を提供できる人材に-

連載の詳細

価値を提供できる人財として重要な10のマインドが凝縮されているクレド。A&PROでは、毎日1つのマインドに焦点を当て、メンバー全員でエピソードの共有を行っています。

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