全力で目の前のチャンスに向き合う

プロフィール 

名前:山口賢人

大学・学部:早稲田大学  法学部

ゼミ:倒産法ゼミ

サークル:フットサルサークル

趣味:島巡り、海外サッカー観戦

大学3年生の時は屋久島で縄文杉を見るために、約12時間かけてトレッキングをするなどアクティブな活動が好きです。

アルバイト:ケーキ屋

ロスのケーキが目当てでケーキ屋でのアルバイトを4年間続けています。

その他の活動:キャリア支援カフェ「知るカフェ」、キャリア支援団体

知るカフェは、「大学生のキャリアの選択肢を広げる」ことを目的に、学生と企業の人事の接点をカフェ内で生み出すインターンです。私は企業担当という役職に就き、カフェ内で開催される企業の人事と5名程度の学生の間で行われる座談会の学生側の集客を行なっていました。

知るカフェで企業担当として店舗内スタッフに向けてプレゼンした際の様子です!

私の経験談

「仕事はお金さえ稼げればいい?」

私は2年生の途中まで目的意識なくサークル活動に終始していました。そんな大学生活に危機感を覚え、「私自身の将来について考えるきっかけになれば」と思い、大学2年生の秋に知るカフェでのインターン活動を開始しました。

初めは、「社会人はつまらない」という一般論を漠然と信じていた私ですが、知るカフェで苦しいことにも熱意を持って活動する同期や先輩、そして社員に出会い、私自身も企業担当として苦しい経験を重ねながらも日々の充実を感じていたため、「社会人は楽しいだろうな」と、社会人としての人生を前向きに考えるようなっていました。

そんな、私なりに社会人になることにワクワクしながら就職活動をしていた3年生の秋口、私のサークルでは公務員を志望する同期が公務員一本にキャリアを絞る時期がありました。私はそこでの同期の選択の理由に衝撃を受けました。

「社会人なんてつまらないんだから、仕事はお金だけ稼げればいい。公務員は定時で上がれて楽に稼げるから公務員になりたい。」

確かに、知るカフェでインターンをする前の私だったら引っかかっていなかったのかもしれませんが、仕事を前向きに捉えていた当時の私にとっては、「人生の重要な決断をそんな消極的に行なっていいものなのか」と強烈な違和感を覚えました。

「一度の人生、後悔して欲しくない!」

なぜこんなにも社会人に対する価値観が異なるのかを考えた際、私と彼らとの間には、<社会人を前向きに捉えるきっかけとなった経験>の有無が存在すると考えました。そして、私はそういった経験を早くからすることで「社会人はつまらない」という固定観念を変えることができると考えました。

2000人を超える同期が活動する日本最大規模のキャリア支援団体では、学生が抱えている固定観念を少しでも多く変える可能性を秘めていると感じ、3年生の2月からキャリア支援団体での活動を決断しました。

私が所属するキャリア支援団体の1支部の早稲田支部では、就活を始めた3年生2500人に対しての<面談>や<企業インターンの紹介>を通じて納得した将来の選択肢を決断するサポートをしています。しかし、私は活動を通じて、就活が迫っている状態の学生に対して様々な将来の選択肢を提示することはできても、結局それが自身のこれまでの経験と紐づいていないとその選択肢は<知っている>だけで、その人が<選択する可能性がある>選択肢にはなり得ないというもどかしさを感じていました。

このような想いを抱く中、キャリア支援団体でターゲット層を1,2年生にも拡大しようという動きがあることを知りました。私は「1,2年生であれば時間もあるから単に選択肢を提示するだけでなく、その人にとって起爆剤となる経験を提供できる!」と思い、9月にそのプロジェクトへの参加を決めました。そして、早稲田大学の支部長から1,2年生のキャリア観を変えたいという熱い想いと、自分に足りない部分を素直に受け入れて自身・組織に還元しようとする姿勢を買われ、新規事業立ち上げの責任者を任されました。

待ち受けていた多くの困難

責任者として与えられたミッションは、<1,2年生がキャリアについて考える機会を提供するサービスを立ち上げること>だけでした。3年生向けの支部では、面談や企業インターンの紹介などの決まったサービスがあるのに対し、1,2年生向けの支部には決まったサービスなど一つもありませんでした。

加えて、私はこれまでにリーダーとして組織のことを考えて行動してきた経験がありませんでした。右も左もわからない状態で始めた20人規模の新規事業の責任者は、当初から数多くの困難にぶつかりました。

最大の困難は、<組織にビジョンを浸透させる>ことの難しさでした。

責任者になってからの4ヶ月間、私自身は「新規事業のサービスを通じて、ユーザーが自身の経験値を高めるために、全力で物事に向き合って欲しい」という想いを持って行動してきました。また、こうした想いの方向性は各メンバーと大きな相違がありませんでした。

しかし、私は任せてもらった事業の大きさや支部長からの期待とは裏腹に、「本当にリーダー経験のない自分に新規事業の責任者という大役が務まるのか」という不安を抱えながら活動していました。そのため、「残された7ヶ月という期間で何としてでも事業を軌道に乗せなくてはいけない、そのためには一刻も早く組織のビジョンを決めなくてはけない」という焦りが常にのしかかっていました。

「早く組織の方向性をメンバー全員に見せなくてはならない」そう考えていた私は、新規事業に対する想いをメンバー全員とすり合わせる時間を疎かにして、組織の方向性・それを達成するためのサービス・各部署の目標値をほとんど自分で決定し、全体に周知しました。結果、メンバーが組織の方向性に意見する時間を十分に取らなかったため、メンバーが私の決定した組織の方向性に懐疑的になり、その目標に向かってではメンバーは動いてくれないという状態になってしまいました。

その結果、各部署のメンバーからは「この目標値を追う理由がわからない」、「ミーティングを開催するにしても、組織の方向性に納得がいっていないから部署として話し合う議題がない」など批判の声を数多く受けました。

考えて、行動し続けた4ヶ月間

「このまま独りよがりで活動していては1,2年生に何も価値を提供できずに終わってしまう」

常に焦っていた私は、一度立ち止まって本当にこのままで事業が成功するのかを考えることにしました。その結果、組織が停滞した原因は<メンバーが納得するビジョンを見せることができていない>、<メンバーがビジョンに関わることができたという実感がない>という2つに分かれると考えました。

まず、ビジョンを見せる上で私には新規事業立ち上げの経験や戦略的思考が足りていなかったので、支部長や社員の方から積極的にそのエッセンスを聞き出し、改めてビジョンと達成のためのサービス設計を組み直しました。

加えて、メンバー間の思いの方向性を揃えるために、メンバーが自身の考えを発信できるトークチャンネルを作成し、さらに14人のメンバーと2日間の合宿を行ないました。その結果、私の考案したビジョンやサービス設計に対して意見を出し合う機会を充分に設けることができ、メンバーにとっても納得のいく目標となりました。(連日深夜3時過ぎまで協力してくれたメンバーも存在しました。本当にありがとう。)

1,2年生に対して提供するサービスが<面談>、<コラム>、<イベント>、<長期インターン>であり、それぞれのサービスの目標値が定まったことで、メンバーは息を吹き返したように熱量を持って取り組むようになりました。

新規事業チーム(早稲田CC支部)で行なった合宿の様子です!

活動を経て得た気づき

この経験を通じて得た気づきは主に2つです。

  • 熱意だけで人は動かない
  • 最終的に組織を前進させることがリーダーとして大切である

チームとして一つの目標を目指すには、単に「こうしたい!」という想いだけでなく、それをなるべく同じ視線で見ることができるメンバーを増やすことが必要です。そのためには相手を正しく説得させるだけの思考力はもちろん、相手とのコミュニケーションを大切にすることが重要なのだと感じました。

また、独りよがりにならずに組織内外から組織のためになる経験やスキルを持っている人がいれば、素直に頼ることが大事だと気づきました。

残り3ヶ月をどう締めくくるか

私は、この新規事業を来期以降も持続的なサービスとして継続できる形で引き継ぐことが今の目標です。

キャリア支援団体としても、就活エージェントの中でもまだ成功事例のない1・2年生へのキャリア支援。私たちの活動が来期に引き継がれることで本当に自身が納得して将来の選択をできる学生が一人でも増える世界が実現できればと思います。

そして、まだ目標達成には険しい道のりが待っています。現在は目標が明確になったことに甘えて、各サービスの普及のために目標を達成するというスタンスが組織内に醸成されていないという課題が浮き彫りになっています。

本気で目標達成に向かって進む組織に変えるために、まず2つの自分を変えようと考えています。

まずは、<圧倒的な実行スタンス>を身につけることです。成果に貪欲に進む姿勢や物事に誠実に取り組む姿勢をメンバーに見せることで、組織にこのスタンスを伝播させていきます。現在は、1年生との<面談>を獲得するのはとても厳しく、毎日大学に赴いて大学付近でビラを配るなどして地道に成果を上げるために活動しています。

そしてもう一つが<発信力>です。組織全体の風土を変えるには、単に自分が実行するだけでなく、それを通じて人を動かすためのコミュニケーションや見せ方が必要だと考えています。

この2つを身につけることで本気で新規事業を成功に導いていきます。

私の夢

自分のやりたいことに熱中した人生を

私の社会人として、自分のやりたいことに熱中できる人生を送りたいと考えています。私はこれまで、キャリア支援団体での新規事業を立ち上げるといった、何か大きな課題を感じた時にその課題に向かって熱中することができました。

私は現在、医療業界に大きな課題感を感じています。私は2世帯住宅で暮らしているのですが、祖母は介護施設に入居することができず、毎日働きながら両親が介護をしています。こうした負担を少しでも減らすために、通信技術、特に5Gが大きく寄与できると考えています。

私は来年から通信業界に進みます。そして、就職する企業はキャリア3社の中でも特に5Gに注力しています。社会人として医療の現状を私自身の目で確かめ、将来的には事業を創造することで社会に新しい価値を提供できる人間になることで、私自身が自身に納得できる人生を送りたいです。現在の活動で身につけたい、<誠実に物事に向き合い続けることができる人間>になれば、それが可能だと考えています。

この記事の著者/編集者

山口賢人  早稲田大学 法学部 

2つのキャリア支援団体を経験してきた早大法学部の4年生。一つ目のキャリア支援団体で学生の仕事に対する考え方に違和感を覚える。現在は早大生2500人が利用する大規模キャリア支援団体にて、未だ日本社会に浸透していない、1・2年生からのキャリア支援に挑戦する新規事業の責任者として日々活動中。

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