甘さを捨て、自分と向き合い続けた2日間
2022.02.02
2022.02.02
2022.01.19
単なる就業体験では意味がない。 単なる発表会でも意味がない。 参加者の能力開発にこだわった集中プログラム。 今のうちに自身の限界にチャレンジし、社会で役立つ自身の強みを見つけ、今後の学生生活や就職活動に大いに役立ててほしい。 机上の空論で終わらせない、責任あるリーダーのための特別プログラムです。
小峯梨華子
2022年01月19日
■研修を通じて学んだこと■
・本気で向き合うこと
・誠実であること
・自信をつけるには自分との約束を守ること
・あらゆる仕事はコミュニケーションと結びつけると豊かになる
・価値をもらうのではなく、価値を提供すること
・アサーティブなコミュニケーションが重要であること
・相手のことを1番に考えること
・知恵を使うこと
・弱みと正面から向き合うこと
・相乗効果を生み出すこと
・起こったことは全て自分の行動の結果であること
・責任を果たすためには自ら義務を知り、権限をもらうところから始まること
■研修を通じて気付けたこと、今後に役立てられること■
①本気で向き合うこと
私はこの研修に参加する前は、何事にも全力だね、と人から評価されることが多く、不器用な分全力を尽くせることが自分の強みであると考えていました。しかし、初日の初めの方に厳しい言葉をかけられたことにより、「こんなに苦しいならリーダーにならなくてもいいや」という気持ちが芽生え始めていました。そんな時に言われた「本気でやっていたらボーッとしている暇なんかない」という言葉が心に刺さりました。全力を出すのが強みだと思っていたはずなのに、言われた言葉を一語一句逃してはいけないという意識や、指摘していただいたことをすぐに直そうとする姿勢が全く足りていなかったのです。
以前は、自分の弱みは、思考力が足りないために自分なりの意見を考えることができず、人に価値を与えることができないことだと思っていました。しかし、相手の意見を一語一句逃さず、自分だったらどうするかと真剣に考えるようになった結果、自然と自分なりの意見や考えが浮かんでくるようになりました。この経験から、今までの自分は苦手から逃げているだけで向き合おうとしていなかったということに気が付きました。
さらに、この2日間の研修で、森口さんは私に対して一切手を抜かずに本気で向き合ってくださいました。本気で向き合ってくださったからこそ、私も同じ熱量で取り組むことができたし、それが自身の成長に繋がったと考えています。上に記した「弱みと正面から向き合うこと」「相手のことを1番に考えること」など、教わったことの全てはこの
「本気で向き合うこと」に帰結すると思います。これからリーダーとしてはもちろん、それ以外の立場になる時であっても役に立つ学びだと感じました。
②相手のことを1番に考えること
これは、全ての行動の根底にあるものだと思います。私は、自分の強みの1つとして、「相手のことを考えられること」が挙げられると以前は考えていました。しかし、本当の意味で相手を1番に考えることの難しさを突きつけられました。なぜ時間を守らなければいけないのかというと、相手にもやるべきことがあって、共有できる時間は限られているから。挨拶は、お互いに話す準備ができていることを伝えるために行う。今挙げたものはほんの一例ですが、これだけでも、行動の裏には相手の事情を汲むことが重要である、ということが隠されているのが分かります。
これだけはなく、厳しい言葉をかけることもまた、相手を思った行動である、ということになります。実際、研修中にも厳しい言葉をいただくことがありました。しかし、私に対して真剣に向き合ってくださり、本気で私のことを思ってくれているからこそであるということが分かりました。リーダーになる上で、このような行動をすることは非常に重要であると考えます。そして、その厳しい言葉をもらう側もまた、相手のことを1番に考えたら、自ずとふてくされることなく真剣に受け取ることができるのではないか、と思いました。だからこそ、リーダーにはもちろん、チームのメンバーとして活動する上でも相手のことを考えることが重要であると思います。
③自信をつけるには自分との約束を守ること
私は、ずっと自分に自信がありませんでした。自分なんかが発言した所で、とか、どうせ私の意見なんて価値がない、といった考え方の元で動くことが多くありました。その後ろ向きな考え方のせいで、発言するチャンスや前に立つチャンスを何度も逃してきました。以前の私は、自信をつけるには成功体験を何度も積むことだ、という考え方をしていたため、何か些細な失敗をしたり、他者から評価がなかったりする度に自信をなくしていました。しかし、今回の研修で、自信をつけるには必ずしも成功体験が必要なわけではない、ということを知りました。2日目に出された課題を誠実にこなしたことで、自信がつきました。そこにはもちろん、課題をこなすことができた、という成功体験もあります。しかしそれ以上に、出された課題を確実に行う、と自分で決めたことを守ることができたという経験によってついたものです。
今までの自分は、自信のなさを1つのアイデンティティと捉え、自信をつける努力を避けてきていた部分もあったと思います。これからは、積極的に自分と約束をし、時には失敗しながらも約束を守る経験を積み重ねて自信をつけていこう、と今では思っています。自信をつけることが自分以外の他者との約束を果たすことに繋がり、結果的に自分だけでなく他者からの信頼を得ることに繋がっていくのではと考えています。
■研修参加前後での心境の変化、研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ■
参加者の中で1番心情の変化が大きかったのは自分であると胸を張っていうことができます。先述の通り、初めは、すごい所に来てしまった、自分は別にリーダーにならなくてもいいや、といった甘い考えの中にいました。しかし、森口さんが真剣に向き合ってくださり、そのような甘い考えはいつしか消えて、今までこの研修に参加されてきたお世話になった先輩方のような誰からも信頼されるリーダーになりたい、という強い意志に変わっていきました。研修が終わった今、リーダーとしてのみならずチームのメンバーとしても生かせる学びがあるのではないか、学んだことを全て身につけたい、といった前向きな気持ちが1番強くあります。これは自分でも驚くほどの変化です。今までの自分にはなかった気持ちでいっぱいになっています。それも全部、真剣に向き合ってくださった森口さんや、2日間を共に闘った参加者の皆さんのおかげです。1人で学ぼうとするのでは決して至らなかった感情なので、そのような境遇の中に置いていただけたことにすごく感謝しています。もしこの研修に参加していなかったら、今までのような甘い考えの中にずっととどまっていた、と考えるとすごく怖いです。この心情の変化それ自体が自分自身にとって大きな学びとなったと思います。
■これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ■
これを読んでくださっているということは、これからリーダーシップゼミを受けるもしくは受けようか悩んでいる、ということだと思います。受けてほしいからこそ、いい部分だけ言うのではなく、あえて正直に伝えます。
この研修は厳しいです。何度も心が折れそうになるし、こんな苦しいならもう帰ろうかな、とか思う瞬間もきっとあります。しかし、その負の感情を超えられるほど大きな学びがあります。1人1人の性格や考え方に寄り添って導いてくださるからこそ、自分の弱みと向き合うことができるし、たったの数日だけでも大きく変わることができます。これは、他の研修では決して得られないものだと思います。研修中に森口さんが頻繁におっしゃっていた「追い込まれた時こそ本当の自分が見える」という言葉を引用させていただきますが、私はここまで追い込まれたことによって、自分の本当の気持ちが見えてきました。本気で変わりたいと思う方には、ぜひ参加していただきたいです。
そして特に、誰かから紹介してもらっている方へ。紹介で、ということは、紹介してくれた方もまたこの研修に参加したことがあるのだと思います。厳しい研修であるということを知っていてもなおこの研修を勧める、という事実の裏側にある思いをくみ取ってみてください。成長するチャンスはすぐそこにあります。
■推薦してくれた方へのメッセージ■
智仁さん、私に参加してみないかと声をかけてくださって本当にありがとうございました。私はエンカレッジの中で1番智仁さんにお世話になってきたと思っています。何度も1on1をさせていただいて、自分自身の学びになることをたくさん言ってくださいました。褒めてくださったことも数え切れないくらいあるけれど、時には厳しいことも言ってくださいました。今回、そんな智仁さんも以前参加されていたリーダーシップ研修に自分も参加してみて、智仁さんの原点はここにあったのだと気付き、尊敬する智仁さんに一歩でも近づくためにはこの研修での学びを全て自分のものにしなくてはならないのだと研修中にずっと考えていました。後から、森口さんに「小峯には厳しくしてください」とお話してくださっていたということを伺い、そこまで私のことを思ってくださっていたのか、と驚くと共に、大切に思ってくださっているからこそ厳しくしてくれる存在のありがたさを強く感じました。智仁さんには以前からずっと感謝していたけれど、この研修に出たことによってその思いがさらに強くなりました。せっかくこのような素晴らしい研修を受けることのできる機会を頂けたので、全てのことを自分の力にして、自分なりのリーダー像を見つけていきます。どれくらい先になるかは分からないけれど、私の姿を見て、「いいリーダーになったな」と言わせることができるように努力します。いつか絶対にそう言わせるので覚悟しておいてください(笑)。
そして、この研修中ずっと後ろで見守ってくださっていたあすかさん。1年ほど前からずっとお世話になってきた先輩が近くでずっと見守ってくださっていたことで、少しでもこの背中に近づきたい、というモチベーションになっていました。また、この厳しい研修中に私の心が折れかけているのを察してかどこからか見ていたのかは分かりませんが、頑張れ、とメッセージを送ってくださった原さんの存在も大きかったです。「ここで帰ったら負けた気がして悔しいので頑張ります」、と私が返したら、「根性あるよね、それが良いところだよ」と言ってくださり、研修中ずっと私の支えになっていました。推薦してくださった智仁さんはもちろん、このお2人の存在も自分にとっては大きかったので、メッセージを書かせていただきました。
改めて、このような機会を作ってくださり本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします!
2022.02.02
星野歩華 早稲田大学 文化構想学部
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小峯梨華子 早稲田大学 文学部