【25年度・研修】記憶のメカニズム
2025.06.10
復習回数を闇雲に増やしたり、ノートいっぱいに何度も書かせる記憶法は、社会に出てから通用しない。
多忙なリーダーは、重要事項を一発で覚える。
たとえそれができなくても、復習回数を最小限にし、効果的・効率的に記憶することが大切。
・短期記憶・中期記憶・長期記憶への移行の仕組化
・意味記憶・エピソード記憶・手続記憶への総合的アプローチ
・海馬・偏桃体の戦略的活用
・レム睡眠から逆算する睡眠時間
・忘却曲線と記憶の固定化
記憶のメカニズムを理解し、自身はもちろん、顧客のため、チームために還元したいリーダーを対象とした研修です。

ログインするとコメントすることができます。
新着コメント
2025年06月10日
■研修を受けて■
・海馬:短期記憶を保持
・大脳皮質:長期記憶を保持
・扁桃体:主体性や感情により刺激され、長期記憶の形成を促す
・長期記憶の種類
意味記憶,エピソード記憶,手続き記憶
→状況に応じて使い分けることで効率的に記憶
(エピソード記憶は導入に向いており、そこから意味記憶に繋げていく etc)
・復習
忘却曲線で示されるよう、人は一度記憶したものをどんどん忘れていくため、適切なタイミングで復習する必要がある
・シナプスの可塑性
・睡眠の重要性
記憶の定着に関わるレム睡眠の頻度は睡眠が進むほど上がっていく
メラトニンやコルチゾールが睡眠の質を高めるため、適切にタンパク質を摂取する必要がある
■今後に向けて■
今まで自身のために記憶のメカニズムを意識することが多かったのですが、相手に記憶をさせるために記憶のメカニズムを利用することをあまり行っていなかったと思います。これからは相手に記憶させる努力をしていきたいと思いました。具体的には、取材の際にドクタージャーナルにしかない強みを強調することで、まずは先方の短期記憶に繋げ、そこから良い関係を築くことで先方の長期記憶に繋げていきたいと考えています。
■研修講師(森口敦)へのメッセージ ■
本日もありがとうございました。これからは記憶をするだけでなく、記憶をさせる努力を積極的にしていきたいと思います。
2025年06月10日
■研修を受けて■
〇記憶の移行
・感覚記憶の中で注意を向けられた情報が短期記憶へ。
・その中で重要だと判断された情報が長期記憶へ。
→ 扁桃体を揺さぶる(感情を動かす)ことが重要。
〇長期記憶の分類
・エピソード記憶
・意味記憶
・手続き記憶
→ 復習は重要だけど、回数に頼り過ぎないよう注意。
■今後に向けて■
〇扁桃体を刺激できるように。
・嬉しい/悔しいという感情を抱けるように。
→ それぞれの感情を抱くための土台作りから。
(例えば「悔しい」は「できない」が当たり前だと生まれない感情)。
〇まずは短期記憶へ。
・Gmap-c の Measure の内容にどれだけこだわらせられるか。
→ まずは自分がよりこだわっていく。
〇意味記憶。
・生徒が主体的に「意味に目を向け考える」ことを大切に。
→ これは特に手続き記憶に偏りがちの生徒。
〇手続き記憶。
・「やっとこさ思い出せる」ではなくて「スラスラ言える/できる」というレベルまで到達できるようサポート。
→ これはやや意味記憶に偏りがちの生徒。
■研修講師(森口敦)へのメッセージ ■
今月もありがとうございました。
まだまだできること、やるべきことが沢山あるのではないかと感じました。
1つ1つ、丁寧に取り組んでいきたいと思います。
2025年06月10日
■研修を受けて■
●記憶のメカニズム:
感覚記憶⇒短期記憶⇒長期記憶
・大脳に入った情報は、海馬で取捨選択され、必要と判断されたものが大脳皮質に移行し、長期記憶に移行する
・扁桃体を刺激することで、情報を必要と判断されやすくなる
⇒主体性・楽しさ・繰り返しが重要
●長期記憶の分類:
陳述記憶と非陳述記憶に分けられる
・陳述記憶:エピソード記憶・意味記憶
・非陳述記憶:手続き記憶・プライミング・古典的条件付け・非連合学習
⇒生徒指導においては、エピソード記憶・意味記憶・手続き記憶が重要
●シナプスの可塑性
・神経伝達物質が大量に放出されることで、シナプスの増強が起こる。(使われないシナプスは弱まる)
⇒繰り返しの刺激・強い刺激を与えられるか
●睡眠の重要性
・レム睡眠によって大脳のシナプスの整理が行われる。
⇒長期記憶の定着につながる
・レム睡眠は睡眠の後半に多いため、7時間程度の睡眠が重要になる
■今後に向けて■
・復習の手順まで伝えていくことの徹底
⇒どのタイミングで復習をするのかを伝える・実践できているかまで確認する(復習ノートの日付確認)
・知識も、自分で調べることを基本にする(参考書の活用)
・イメージしづらい知識に対して、具体例を説明したり覚え方を説明したりするところで、生徒に価値を提供していく
・チラシに対しても、記憶のメカニズムを活用できる
⇒感覚記憶をまず短期記憶にするために?
⇒チラシの色使いやフォントの大きさ・配布時の声掛けの仕方(相手の目を見る、挨拶をする、医学部を強調する!)
■研修講師(森口敦)へのメッセージ ■
本日もありがとうございました!
生徒自身が記憶のメカニズムを活用し大学以降の学びに生かせるように、目的・意図を伝え、学習法を定着させていきたいと思います。
6/10 川瀬
2025年06月10日
■研修を受けて■
・記憶の種類
1。感覚記憶 Ex)数字の羅列
2。短期記憶 Ex)自分の電話番号
3。長期記憶 Ex)頻繁に使うから常に使えるように記憶
→長期記憶にするためには扁桃体の刺激が必要
→扁桃体の刺激は主体性・感情の刺激
・記憶の手法
エピソード記憶 意味記憶 手続き記憶
→エピソード記憶や意味記憶を行い、それをもとに反復した結果として
反射的にアウトプットできる手続き記憶へと深化する
・復習の重要性(忘却曲線をもとに )
①忘却曲線を緩めるように初めの定着をはかる
②適切なタイミング・効果のある復習を反復する
・記憶のメカニズム
脳内でシナプスが拡大することによって記憶が定着する
・睡眠の必要性
適切な睡眠の重要性=ノンレム睡眠・レム睡眠の両立
→連続的な睡眠時間の長期的な確保によって脳内整理が実現
■今後に向けて■
生徒指導においても記憶のメカニズムを意識することの必要性を実感できた。特に長期記憶にするために扁桃体の刺激を工夫すること、エピソード記憶・意味記憶・手続き的記憶の効果的な併用、効果的な復習方法の工夫、日々の生徒指導に生かしていきたい。
■研修講師(森口敦)へのメッセージ ■
森口先生
本日もありがとうございました。記憶のメカニズム、今回も生徒指導に重要な含意だったと感じています。常々、生徒指導の上でなかなか効果的な指導に迷う際もあるのですが、一つの化学的な論拠として今後の授業の参考にしていきたいと思います。
改めて今回も貴重な研修をありがとうございました。
木藤大和
2025年06月10日
■研修を受けて■
「記憶に残るように指導を工夫する」という観点は、効果的な指導をする中で非常に重要なものだと思うので、そのための知識や考え方を本日学べたのは非常に貴重な経験になりました。
授業をする段階、そのあとの復習の段階、ひいては生活習慣に至るまで、記憶の定着のためにできることは多くあるのだなとわかりました。
■今後に向けて■
特に印象に残ったのは、「感情を動かし、扁桃体を刺激することで長期記憶に残す」「手続き記憶は良くも悪くも無意識的に形成される」という点です。特に後者に関しては、居眠りに関して森口先生が挙げてくださった例がとても印象的で、悪い手続き記憶を直すには早い段階で指摘しないといけないのだなと実感しました。
■研修講師(森口敦)へのメッセージ ■
本日も、このような研修の機会を設けていただき、誠にありがとうございました。今日学んだ内容を日々実践していきたいと思います。