リーダーは一番合理性のある意見に従うものだと気づいた
2021.04.23
研修を通じて気づいたこと
手先や口が器用な人が学生時代はリーダーをすることが多いし、自分自身もそのタイプだと認識しています。そのため、一番しっかり意見を言えていて、芯のある人がリーダーなのかなと認識するようになっていました。
しかし今回の研修を受けて、リーダーとは一番合理的なものに従うものだと気づきハッとしました。今まではメンバーの人生を削っている、あるいは預かっているという認識はなかったです。
そのように考えるなら、「一番組織のために合理的に動ける人がリーダーになる」という考え方が大事だと知りました。そして、その上で「自分が一番合理的な意見を言えばいい」と認識し、自分がものごとを表層的にみていたことを実感しました。
また今までコーチングをする場面などでは、「答えは相手の中にある」と考えていました。しかし、外生的にそれを与えられても内生化できれば、それも答えとして正しいと認識できました。このメカニズムを知ると、一般的なコーチングと違って「なぜ?」「どうすれば?」といった導き以外の手段も必要になってくるなと感じました。
これは3つ目の気づきとしてもあげられるものですが、広義の意味でコーチングをすると、目的のためならティーチングを使うという考え方も自然になります。自分の中で、1つの考え方に固執していたことに気づきました。
心境の変化
まずは3日間ありがとうございました。初日は正直、興味はありつつも講座や研修で変わるものなのかと疑っている自分もいました。しかし、研修を受けていくにつれて、これは変われる、そして変わるために自分の意思と実行が必要だと思うようになりました。
口だけでなく本気で自分を出し切る機会くださり、ありがとうございました。自分の限界とは何か、何をより伸ばせるかが見えました。
3日間の実践記録
研修で学べたこと・感じたこと
- リーダーとは一番合理的なものに従う
→従いつつ、それを出していくのもリーダー - リーダーとは想定したものに責任を持ち、想定を広げるもの
- 答えは相手の中にあるとは限らない
- 目的・目標とモチベーションを結びつけることが大事
→その上で目標に向かって主体的に取り組むように導く
→目標に達するために、広義のコーチングが必要
→ノルマではなく、コミットメントで目標を決定していく - コーチングは成長欲がある人に効く
→生存欲が満たされていない時には別のアプローチをすべき - 使えるものは使う、広く構造的に社会を捉える
- あらゆる仕事はコミュニケーションと結びつけると豊かになる
Gmap-c(目標設定・成果と課題の把握)
研修全体を通じた目的:合理的かつ意図が伝わりやすいコミュニケーション
1日目:
- 目標 Goal(本日の目標と計画の宣言)
意図が伝わりやすいコミュニケーション
(森口さんに「ん?」と止められる回数を0に) - 実施内容 Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:20%
・短期記憶が足りない
・端的に、時には具体的に
・気が抜けた時に話がまとまっていない
・相手の立場に立って考えていく
・使えるものは使う - 考察 Analyze(ギャップの分析・課題の抽出)
自分への甘さ
・思考体力
・集中力
・そもそも思考(離れたところから考える) - 対策 Plan(今後の対策・計画)
事前準備:食事と睡眠の準備を万全にする
研修中:意識をし続ける
→瞬時にできるものではない。
→まずは3時間、その後休みをしっかりとり、その後また3時間と明日は意識をし直す。
2日目:
- 目標 Goal(本日の目標と計画の宣言)
思考に甘えをもたせない
・具体的な指標。森口さんに止められる数。
→まずは限界を維持し続ける - 実施内容 Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:80%
止められるという点では僕自身はなかった
→ただチームはあった。これからはチームもという考えで動きたい - 考察 Analyze(ギャップの分析・課題の抽出)
・適宜、自分の体を考えて集中できる準備はできた
・話をしっかり聞き続け、相手の発言の意図を考えるという意識を持ち続けられた
・周りにも同じ状態を作れる動きが見えてないなかった - 対策 Plan(今後の対策・計画)
・継続が大切
・自分のテーマにより近くように動いていく
→意図が見えるコミュニケーションや適切なコーチングを会得しきる
3日目:
- 目標 Goal(本日の目標と計画の宣言)
5回はメンバーに気づきを与える - 実施内容 Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:80%
合計5つ - 考察 Analyze(ギャップの分析・課題の抽出)
・自分がしっかりと準備できたこと
→より深いレベルでの理解を表明することが大事
・聞き手を意識したコミュニケーションができた
・自分の身で相手に示すことができなかった - 対策 Plan(今後の対策・計画)
常に想定の範囲を広くしておく
自分がコーチングの原理原則を体の芯まで満たせる状態にし、使える状態にする
これから研修を受ける方々へ
人を動かす立場にいる人で、自分はある程度できていると思っている人はぜひ受けて欲しい研修です。その中で、なんとなくこれ以上は伸びないと思えているものの、漠然とした閉塞感を持っている人はさらに受けて欲しいです。何が原理で、なぜこれが起きるのか、あるいはここで学べるものを論破できるのか、ぜひ体感してほしく思います。
表面的ではなく、本質的かつ主体的に取り組めるこの研修は自身に新たな気づきと伸びしろを感じさせる絶好の機会だと考えます。また単なる体験とは異なり、今後社会で働く上で有益な考え、見方、そしてスキルを会得できると信じています。
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新着コメント
2021年04月24日
表面上でのみ口が巧い人、小手先のテクニックでうまくまとめられてしまう人がリーダーを務め、真に合理的であり、組織全体を考えられている人が埋もれてしまうのは、あまりに悲しいことです。K.K.さんは、合理的に物事を考えられることがリーダーとして必要な資質であると認識し、さらに自身がそのようになるのだと考えられていますね。
自身が研修において定めた目標を達成できたと満足するのではなく、それをチーム全体の目標へと昇華させる意識もあるK.K.さんであれば、合理性・全体を把握する視野を兼ね備えた最高のリーダーになれるのではないでしょうか。
本研修での学びが今後の活動で活きること、K.K.さんが埋もれてしまわずにリーダーとして活躍されることを切に願っています。機会があれば、ぜひプロジェクトでご一緒したいところです!
リーダーズカレッジリーダー:藤原
早稲田大学 文学部 美術史コース リーダーズカレッジ リーダー 2021年04月27日
リーダーとはうまくまとめられる人間がやるものだということだ、というのはリーダーの機能に着目したからだと考えられます。事実、自分もリーダーシップゼミに参加する前間では同じ考えをしていました。しかし、リーダーの本質を考えた時にこの考えは変わります。最も準備できているものがリーダーを務め、リーダーは最も説得力がある意見に従う組織風土を自ら作っていくことが重要です。
K.K.さんは、日頃からリーダーを務めることが多く、組織を動かす人材だと思います。だからこそ、メンバーの人生を背負い、彼らの成長を促進できるリーダーになり、さらに高次元のリーダーシップを身につけてくれることを期待しています。
早稲田大学商学部 2021年04月25日