自分自身に向き合い、周りに価値を提供する人財になる

研修を通じて気付けたこと、今後に役立てられること

①常に誠実であれ

常に誠実であることは、人や仕事に向き合うスタンスの根幹となることを学んだ。本研修で特に考え、向き合ったのは「準備」「トレードオンの思考」の2つだ。
まずは「準備」の大切さ。自分自身準備を怠らないことは今までの生活でも意識していた。しかし、挨拶、時間遵守、コミュニケーションなど、人と向き合うことはお互いの限られた時間の一部を使用していることを念頭に置くと、相手に失礼にならないように、もっと言えば仕事が豊かになるように、全てのことに対して準備するだけでなく、準備ができていると相手に伝える行動が必要不可欠であると学んだ。
次に「トレードオンの思考」の大切さについて、何かを理由に何かをしないのではなく、両者に知恵を持って向き合うことが私に不足しており、非常に学んだ点だった。今までは、物事を天秤にかけて、選択することが決断を繰り返していた。しかし、それは誠実ではなく、両者に知恵を持って向き合い、塩梅の問題もあるが両者を実現しようとしていくことこそ真に誠実な鼓動であることを学んだ。

②周囲への価値提供の大切さ

この研修では、常にリーダーとして周囲への価値提供が求められた。その根幹として、「気づきをもらうことが」学びの本質ではなく、「気づきを周囲に提供すること」こそが学びの本質であるということを学んだ。当初の私のスタンスは学び取ることばかりに重心を置いており、気づきを提供することをしてこなかった。
しかし、コミュニケーションやコーチングなどリーダーに必要な素養は相手に価値を提供することであり、常にベクトルは外であった。私にとって「時間内の効果的なコミュニケーション」や「アスリート型コーチング」は一朝一夕で習得できるものではないので、常に再現性を持ち、周囲へ価値を提供できるようになりたい。

③責任と権限と義務

責任と権限と義務、3つの言葉自体は知っていたが、密接に関わり合っていることは大きな気づきであった。
責任を果たしていくために、権限を自らかき集めること。そして権限を集めるために義務を全うすること。それらを常に行いつつ、責任を引き受ける前には自分のキャパシティ含め責任・権限・義務を構造化し把握すること。これらを身をもって学んだ。
義務を果たす前に権限を欲していなかったか。責任・権限・義務を設計する前に、自分のキャパシティ以上の責任を引き受けていなかったか。思い返せば、自らの失敗の全てに共通しているのは、責任・権限・義務の不足であった。
今後大きな組織を引っ張っていくリーダーになるために、責任・権限・義務について学んだことを再現していきたい。

研修参加前後での心境の変化、研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ

私が森口さんとメンバーに伝えたいことはひとつ、「感謝」です。
私の最初の課題は、自分に向き合い、自分自身を認めることでした。序盤に自分自身がこれまでどれだけ知恵を使って考えることを放棄していたかを痛感させられ、メンバーの前で森口さんからの問いに答えられないことに単純に恥ずかしさを覚えていました。正直1日目の中盤なんかは、辞めたい気持ちや逃げたい気持ちも持っていました。
そんな中、自分自身に向き合い、謙虚に誠実に取り組むことができるようになったのは、森口さんとメンバーが作ってくれた環境だと思っています。自分が答えられない時に笑ったりバカにしたりするようなメンバーは1人もいなかったし、森口さんは出来ない自分に対して誰よりも誠実に真摯に我がごとのように向き合ってくれました。当然だと言われたらそうなのですが、私はそうだと思っていません。こんな環境は他にないですし、とても恵まれていると思います。
森口さんとメンバーに感謝をし、いち早く周りに大きな価値を提供できるように、誠実に向き合っていきます。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

リーダーを目指している人に受けて頂きたい研修です。
ただ、リーダーとして本気で変わりたい人、強度高く誠実に努力できる人に最も効果があると思います。常にインプットとアウトプットを繰り返しながら、挫折も成功体験も両方味わえる密な時間です。
これからこの研修に参加する人は、自分自身と誠実に向き合うこと、学んだことを素直に最大限吸収し、研修の中で考え抜くこと、それを周りに価値として提供することを大切にしてください。それが可能な環境が揃っています。強度高く、楽しんで参加してください。

推薦してくれた方へのメッセージ

須賀さんへ
はじめに、この度は推薦して頂き本当にありがとうございました。
須賀さんをはじめとしたエンカレの先輩方に憧れて、須賀さんから本研修のお話を頂いた時、二つ返事で参加を決意しました。この二日間を通して、改めて先輩方との大きな差を痛感したと共に、自らを省みて自己変革をするためのスタートを切ることができました。
この研修の中では上手くいかないことばかりで、須賀さんの期待に添えない形になってしまったかもしれません。ただ本当に大事になってくるのは、須賀さんの最後のお言葉通り「これから」だと思っています。今回学んだことを糧に、これから本当の意味で成長できるように誠実に取り組んでいきますので、たくさん期待して頂けたらと思います。
今後とも宜しくお願い致します。

研修を通じて学んだこと

  • 準備を怠らない
  • 自らの弱さに誠実に向き合う
  • 仕事をコミュニケーションで豊かにする
  • トレードオンの考え方
  • 限られた時間で相互に理解するコミュニケーション(PREP法・概念化・基準化etc)
  • 目標の立て方・向き合い方(SMART+C・コミットメント型)
  • 責任と権限と義務
  • 原理原則やメカニズムに気づき、適応する
  • 目的・目標とモチベーションを結びつける
  • 目標に向かって主体的に取り組むよう導く
  • 相手の存在を信じ、ポジティブポイントにアプローチする
  • 日々再現する

この記事の著者/編集者

するとコメントすることができます。

新着コメント

  • 上原久実

    2023年01月06日

    3日間お疲れ様でした。
    学びのスタンスを外に向けることに意識するというところに、対人関係における林さんの誠実さを感じました。実際3日目のワークで一緒になった時は、林さんの発言により得た気づきも多く、大変勉強になりました。
    また、トレードオンの視点は私にとっても大きな気づきだったので、読んでいて深く共感しました。一朝一夕では直せない思考だと思いますが、お互い活動を通して弱みを克服できるように誠心誠意頑張りましょう。

  • 須賀渉大

    2022年12月30日

    3日間お疲れ様でした。本記事から林さんが研修にて自身に真剣に向き合っていたことが大変伝わります。研修で自身の弱みに向き合い変えようとする林さんを見る度に、私は研修に推薦して良かったと心から感じていました。

    ”一朝一夕で習得できるものではないので、常に再現性を持ち、周囲へ価値を提供できるようになりたい”

    林さんが気付かれている通り、本研修での学びは一朝一夕で習得できるものではないでしょう。地に足付いた努力を継続し、研修の学びを自分のものにして、周囲に価値提供できるリーダーになれるように応援しています。今後も一緒に頑張っていきましょう!

  • 香山 渉

    2023年01月07日

    林さんの記事から、周囲への感謝を忘れないことが強く伝わりました。当たり前のことを当たり前にやってくれるメンバーに対して、つい感謝を疎かにしてしまうことがあります。林さんの研修で感じられた、周囲の人とその環境への感謝は、エンカレッジで活動する上で絶対に忘れずに持っていてほしいです。そうすれば作りたい組織や成果は自ずとついてきます。応援しています!

最新記事・ニュース

more

「メラビアンの法則」や「真実の瞬間」と向合い、各メンバー自身がブランド形成の重要要素であることを自覚していきます。 「目配り」「気配り」「心配り」の各段階を理解し、「マナー」「サービス」「ホスピタリティ」「おもてなし」の違いについて研究。 「マニュアル」「サービス」を理解・実践するのは当然。 「ホスピタリティ」「おもてなし」を顧客・メンバーに提供したいリーダーのための研修です。

島元 和輝 荒 諒理 川瀬 響 3Picks

行き過ぎた完璧主義は仕事を停滞させるだけでなく、自分自身を苦しませてしまいます。本記事ではプロジェクトマネジメントを題材に、自分の良さをかき消さず、最大限発揮する仕事への取り組み方を考えます。完璧主義で悩んだことのある皆さんに是非ご覧になって欲しい記事です。

左貫菜々子 藤井裕己 谷 風花 大庭彩 4Picks

プロジェクトマネジメントを機能させる土台となるのが『理念のマネジメント』 プロのリーダーは、「権威のマネジメント」を避け、「理念のマネジメント」を構築し、維持し続ける。 「好き・嫌い」や「多数決」ではなく、説得力ある提案を互いに尊重する文化を構築したいリーダーのための研修です。

荒 諒理 木藤 大和 島元 和輝 川瀬 響 4Picks

復習回数を闇雲に増やしたり、ノートいっぱいに何度も書かせる記憶法は、社会に出てから通用しない。 多忙なリーダーは、重要事項を一発で覚える。 たとえそれができなくても、復習回数を最小限にし、効果的・効率的に記憶することが大切。

「やばい、キャパオーバーしていて仕事を回しきれていない・・・。」成果を生み出すためにリーダーを務め、多くの責任を引き受けたのはいいものの、こうした悩みを抱く方は少なくないと思います。本記事は、リーダーの方の中でも、「仕事を回しきれていない。」と実感している方、経験した方、キャパオーバー対策したい方に届けていくことを想定して進めていきます。キャパオーバーは解決できます!

そもそもプロジェクトとは何か。それを知ることによって、あなたが現在取り組んでいる活動をもっと豊かにすることができるはずです。プロジェクトの基本を学び、そのプロセスについて考えてみましょう。

大庭彩 上野美叡 2Picks

タスクには明確に優先順位が存在し、正しい優先順位でタスクに向き合うことが締め切りへの余裕につながります。緊急度と重要度のマトリックスを用いて改めてタスクへの優先順位をつけることを意識したいです。

大庭彩 1Picks

皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか? そして、今その「共通目標」を何も見ずに口ずさむことができますか? もし、一度決めたことがある共通目標が形骸化してあまり浸透していない場合は私と同じ苦悩を経験するかもしれません。

大庭彩 1Picks