Y理論を持つ人に対するコーチング

今月の研修:サービス理論(基礎1)

今回の研修では、XY理論とコーチングについて学びました。

この記事では、将来私が人を雇う立場となった際に、どのようなコーチングをするかを例に挙げてY理論を持つ人のコーチング法について説明していきます。

皆さんも是非、自分がXとYどちらの理論を持っているか、リーダーとなった際にはどちらの理論を持つ人を集めたいか考えてみてください。

XY理論

X、Y理論とは、動機付けに関わる2つの対立的な理論です。

  • X理論:人は怠けたがる生き物で、責任を取りたがらず、放っておくと仕事をしなくなるという考え方。
  • Y理論:人は本来進んで働きたがる生き物で、自己実現のため自ら行動し、進んで問題解決をするという考え方。

向いてる経営手法

X理論を持つ人は、命令や強制をされなければ仕事をしなく、積極的に行動しない人が多いです。このことから、命令や強制で管理し、目標達成ができなければ処罰を与えるというアメとムチによる経営手法が有効と言えます。

それに対しY理論を持つ人は、しっかりと目標を持ち、日々成長したいと考えている人が多いです。よって、魅力的な目標を与え続け、モチベーションを上げることにより、従業員を動かしていくという機会を与える経営手法が有効だと考えられます。

将来歯科医師になったら

将来、私は歯科医師になり開業することを目標としています。その際には、細かなことでも気になる点があれば従業員同士で活発に意見を言い合い、より良い歯科医院を追求し、日々成長できるような職場を作りたいと考えています。

これを踏まえると、私の理想の歯科医院をつくる際には、積極的に行動できて日々成長したいと考えているY理論を持った人を雇うべきでしょう。

次にそのY理論を持つ従業員をどのようにコーチングしていくべきか考えていきます。

Y理論を持つ人をコーチングする際には、モチベーションを向上させ、仕事にやりがいを感じてもらうことが大切です。

まず、モチベーションを向上させる方法について考えていきます。Y理論を持つ人でも、レベルの高すぎる仕事を与え続けらてしまうと、やる気が出なくなる場合があります。その場合、従業員の能力に合わせた仕事の提供や患者さんの感謝の気持ちを知れる機会を作るなどの環境を与えることが大事でしょう。そうすることで、モチベーションを向上させることができます。

次に、仕事にやりがいを感じてもらう方法について考えていきます。Y理論を持つ人は、日々成長したいと考えているため様々な意見をもっていると思いますが、それを共有できなければ仕事にやりがいを感じません。この解決策としては、定期的にアイデアを共有できる会議を開き、意見交換を行い成長し合える機会を作ることが大切だと考えました。そうすることで、仕事にやりがいを感じることができるからです。

このようなコーチング法を活用し、将来良い歯科医院を作っていきたいです。

これから研修を受ける方々へ

今回はY理論に基づいた人をどのようにコーチングするかについて具体的に考えてみました。もし皆さんが、リーダーや経営者などの立場になった際には、X理論を持つ人なのかY理論を持つ人なのかを見分ける力が大切になってきます。そして、それによりコーチングや経営手法が変わってきます。

研修では、コーチングを行う際にためになる考え方をこの他にも沢山学ぶことができます。ぜひ、他のメンバーの記事も読んでみてください。

研修で学んだこと

  • マクレガーのXY理論
  • マズローの欲求5段階
  • コーチングについて

この記事の著者/編集者

岩田 舞乃   

歯科医師を目指して頑張っています。プロジェクトを通して、将来の歯科医療に貢献したいと考えています。

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