コミュニケーションのメカニズム等、リーダー以外でも活かせることを学べた

研修を通じて気付けたこと・今後に役立てられること

リーダーはメンバーの時間を奪っている

研修前は、議論が白熱して会議の時間が伸びること=組織が前に進んだ良い証拠と思っていました。しかしこの研修で【大学生の今の時間は取り返せない、メンバーの貴重な時間を預かっている】という言葉を聞いて、できる限り会議時間が短くなるよう工夫する+預かった時間を豊かなものにする義務があると思いました。具体的には、今後のタイムマネジメントにおいて、事前準備と共有を行う/報告連絡相談を区分することで、より豊かなものにする/組織の良いアイデアを取り入れられる人になることを心がけようと思います。

コーチングの前提について

この研修を受ける前は、1:1での関わり・チームでの関わりの中でマインド・スタンス面にアプローチしようという考え方はありませんでした。どちらかといえば、相手の行動の振り返り/今後の方針を立てることに集中していたかと思います。この研修で【相手を信じること・最終的には主体的に取り組むよう導くために相手が決断すること・自分は答えを見つけるパートナーであり提案を行っても良いこと】これらを学びました。

以上のことを毎度意識して実践することで、今後本当の意味で相手のマインドを広げ、スキルを自分以上に伸ばせるような人材になっていこうと思います。

リーダーの目標設定でモチベーションは変わる

これまで私自身も組織においても自分たちの実力以上にむやみに高い目標をたてる習慣がありました。この研修で目標設定とモチベーションが強く結びついていること、またその目標設定によってどれほど主体的に取り組むことができるかが変わるということに気づきました。

今後は自分自身も、どの程度のレベルの目標を立てると最もモチベーションがわくのか・また主体的に動けるのかを考えていこうと思いました。更に組織に対しても、各々の個性・状態にあわせて目標を高くもつこと、またその意義づけを行うことで主体的な行動に導けるような存在になりたいと思います。

研修参加前後での心境の変化・研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ

研修前はリーダーに必要な要素・コーチングに必要な要素を学べればいいと考えていました。しかし、1日目から社会人として必要なマナーとその意味・更にコミュニケーションのメカニズムについて徹底的に詰めていただき、本当の意味で自分の中に落とし込み、あらゆる場面でこの応用を利かせられる人になることを目標に取り組むことができたと思います。

疑問点をぶつけると具体例を用いて説明していただいた森口さん、前提のすり合わせ・会話の中で数多くの気づきを与えてくれたメンバーに感謝したいと思います。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

この研修を受けるために、必ずしもリーダーであることは必要ではないと思います。実際、自分も組織の中でアイデアを発信するタイプの人間かもしれませんが、自分の行動が組織にどんな影響を与えているのか学ぶことができ、かなり反省にもなったと思います。自分の強みを活かしつつ、弱みに向き合いたい人、それを活かしてより組織がよくなるために行動していきたい気持ちがある人は参加すべきだと思います。

研修を通じて学んだこと

  • 目標設定はSMART&Cに
  • 全ての仕事はコミュニケーションと結びつけると豊かになる
  • 概念化/構成要素/PREP法/基準化・数値化/ダブルチェック、わかりやすい表現
  • リーダーはメンバーの時間を奪っている
  • リーダーの誠実・不誠実はメンバーに伝染する
  • コーチングの前提:相手は成長しようと思っている/相手が決断する/答えを見つける
  • ノルマからコミットメントへ
  • コミットメント+責任・権限・義務
  • リーダーの目標設定でメンバーのモチベーションは変わる
  • 目的目標とモチベーションを結びつける/目標に向かって主体的に取り組むよう導く
  • 報連相
  • 相手を信じる/受け入れる/共感する

推薦してくれた方へのメッセージ

伊藤さんへ、推薦状を作成してくれてありがとう。普段のミーティングの中で自分がどんな影響を与えているか良い面も悪い面も多く見えてきたと思います。今後は会議の場が豊かになるように行動を変えること、それに加えて、周りの仲間のサポートもできる人材になれたらと思います。

この記事の著者/編集者

矢柴 菜々美 早稲田大学  

するとコメントすることができます。

新着コメント

  • 伊藤純希

    早稲田大学大学院 先進理工学研究科 応用化学専攻 2021年12月12日

    自身の意見を強く主張できる矢柴さんだからこそ、周りに与える影響は非常に大きいと思います。今回の研修を通して、矢柴さんの影響力の大きさの理解、その上での周りへのアプローチの仕方など、リーダーとしてはもちろん社会人としても応用が利くようなスキル・スタンスを学ぶことができたのかなと感じています。これからも同じ組織の所属として一緒に頑張っていきましょう。

  • 田村稔行

    早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科 2021年12月02日

    疑問点を問い自身や周囲の気づきを引き出していった矢柴さん。
    スキルや目の前の行動目標だけでなく、相手のマインド・スタンス面にアプローチするというメカニズム、原則を学ばれた矢柴さんであれば、様々な場面に応用していくことができると感じます。実践の場面は日々の活動に多くあると思います。是非練習を重ねて、それらを発揮していってください!

最新記事・ニュース

more

「メラビアンの法則」や「真実の瞬間」と向合い、各メンバー自身がブランド形成の重要要素であることを自覚していきます。 「目配り」「気配り」「心配り」の各段階を理解し、「マナー」「サービス」「ホスピタリティ」「おもてなし」の違いについて研究。 「マニュアル」「サービス」を理解・実践するのは当然。 「ホスピタリティ」「おもてなし」を顧客・メンバーに提供したいリーダーのための研修です。

島元 和輝 荒 諒理 川瀬 響 3Picks

行き過ぎた完璧主義は仕事を停滞させるだけでなく、自分自身を苦しませてしまいます。本記事ではプロジェクトマネジメントを題材に、自分の良さをかき消さず、最大限発揮する仕事への取り組み方を考えます。完璧主義で悩んだことのある皆さんに是非ご覧になって欲しい記事です。

左貫菜々子 藤井裕己 谷 風花 大庭彩 4Picks

プロジェクトマネジメントを機能させる土台となるのが『理念のマネジメント』 プロのリーダーは、「権威のマネジメント」を避け、「理念のマネジメント」を構築し、維持し続ける。 「好き・嫌い」や「多数決」ではなく、説得力ある提案を互いに尊重する文化を構築したいリーダーのための研修です。

荒 諒理 木藤 大和 島元 和輝 川瀬 響 4Picks

復習回数を闇雲に増やしたり、ノートいっぱいに何度も書かせる記憶法は、社会に出てから通用しない。 多忙なリーダーは、重要事項を一発で覚える。 たとえそれができなくても、復習回数を最小限にし、効果的・効率的に記憶することが大切。

「やばい、キャパオーバーしていて仕事を回しきれていない・・・。」成果を生み出すためにリーダーを務め、多くの責任を引き受けたのはいいものの、こうした悩みを抱く方は少なくないと思います。本記事は、リーダーの方の中でも、「仕事を回しきれていない。」と実感している方、経験した方、キャパオーバー対策したい方に届けていくことを想定して進めていきます。キャパオーバーは解決できます!

そもそもプロジェクトとは何か。それを知ることによって、あなたが現在取り組んでいる活動をもっと豊かにすることができるはずです。プロジェクトの基本を学び、そのプロセスについて考えてみましょう。

大庭彩 上野美叡 2Picks

タスクには明確に優先順位が存在し、正しい優先順位でタスクに向き合うことが締め切りへの余裕につながります。緊急度と重要度のマトリックスを用いて改めてタスクへの優先順位をつけることを意識したいです。

大庭彩 1Picks

皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか? そして、今その「共通目標」を何も見ずに口ずさむことができますか? もし、一度決めたことがある共通目標が形骸化してあまり浸透していない場合は私と同じ苦悩を経験するかもしれません。

大庭彩 1Picks