周囲を巻き込み前へと動かすリーダーへ

プロフィール

名前:川村杏(かわむらあん)

出身:東京都

東京の中でも、多摩地域で生まれ育っています。

大学・学部:早稲田大学 商学部

ゼミナール:日本企業システムの経済分析

日本企業のガバナンス体制の変化や、投資行動と業績の関連性について統計学を使用して分析を行っています。
このゼミナールに入った理由は2点あります。
1点目は、日本企業の課題に対する関心です。ニュース等で得た知識から、漠然と理解はしていましたが、自分の言葉で説明できるようになりたいと考え、専攻を決意しました。
2点目は、統計手法への興味です。これまで数値的に分析し、結果を導くという経験はほとんどありませんでした。そこで、新たなスキルを身につけたいという思いからゼミナールを選択しました。
ゼミナールで学んでいる組織体制、事業体制の変化と業績の関連性は、現在組織運営を検討するにあたって大いに役立っています。

高校時代の部活:バドミントン

今でもたまに高校時代の部活仲間と体育館を借り、練習しています。

サークル:ストリートダンス、バレーボール

ダンスは異なる角度から音楽に関わる機会を持ちたいという想いから始めました。大学祭での公演に向け、週に3,4回活動に励んでいました。実は早稲田大学とは別大学のサークルであり、所属大学の方ばかりの中一人混ざって活動を行っていました。
バレーボールサークルでは企画担当として大型企画の設計を行っていました。コロナ禍で実現に至ることができず、少し悔しさが残っています。

アルバイト:トモノカイ学習メンター

配属先の中学、高校に伺い、生徒さんの進路指導や教科指導を行っています。三年間同じ学年の生徒さんを受け持っていたこともあり、担当生徒さんの卒業時は感動で少し泣いてしまいました。

学生団体:キャリア支援団体NPO法人エンカレッジ早稲田支部

後輩がよりワクワク+納得してキャリア選択ができるよう、日々試行錯誤しています。また、人事を扱う部署にてリーダーとして活動しています。

en-courageで活動するきっかけにもなった、就職活動をサポートしてくださった先輩との写真です。

趣味:音楽

幼少期からピアノ、フルート、ギターなど様々な楽器を演奏してきたこともあり、音楽に関わることが好きです。小学生の頃はゴスペルに参加し、合唱やミュージカルに挑戦する事で音楽を用いた表現に力を入れてきました。ゴスペル活動は、初めて“競争”や“勝負”、”評価“を実感する場になりました。何度練習を重ねてもリードボーカルに選抜されなかった悔しさや、選抜チームに入ることができた喜びなどを通じて「負けず嫌い」という性格が生まれたと考えています。

この「負けず嫌い」は、その後多くのことに挑戦をしながらも、全てを中途半端にせず、最後までやり遂げるための原動力となりました。また、この活動を通して日本のさまざまな地域を訪れ、演奏を行う機会がありました。現地の方と話すことは、自分にとって非常に楽しく、視野を広げることができたと感じています。「自分と異なる価値観を持つ人と出会いたい」この想いが、今も挑戦を決意する際の理由になっています。

トモノカイ学習メンターにて3年間担当した生徒さんの卒業を祝った際の写真です。

過去の経験

初めて抱いた憧れの存在

実は、幼少期の頃、私は具体的な将来像を描く事ができませんでした。学校の先生に「将来の夢」を尋ねられても、やりたいことが見つからず、なんとなく建前の回答を用意していました。そのような子供だった私が初めて憧れを抱いた存在が「女子高生」でした。ドラマや漫画で見る女子高生は当時中学生だった私にはキラキラ輝いて見えました。「絶対に私は憧れの女子高生になる。」これが、私が人生で初めて抱いた目標でした。

挑戦を重ねた高校生活

そんな私が高校に入学時に掲げていた目標が「誰よりも高校生活を楽しむ」ことでした。楽しさを誰かと比べるつもりはありませんでしたが、周囲からは「おとなしい、真面目」と言われる校風の高校でも、卒業時に「自分が一番楽しんだ」と思えるように高校生活を過ごそうと考えていました。高校で主に取り組んだ活動は、部活動、委員会、有志の軽音団体、応援団など多岐に渡ります。全ての活動を両立させることは、自身の学生生活に非常に大きな充実感を与えました。日々他学年の生徒を含む多くの仲間と接し、新たな価値観を得る。また、複数の団体に所属しているからこそ得られる視点を持っていることは、武器になっていたと感じます。しかし、学年が上がり、それぞれの団体において運営を担うようになってから、上手く回すことが困難になってきました。

最も苦しかった時期は、高校3年の春から夏にかけてです。当時、私は部活動に毎日参加しながら約70人が所属する有志軽音団体の運営を行い、さらに夏の体育祭に向けた応援団活動にて90人のメンバーが着用する衣装の考案、演舞の構成を担っていました。また、周囲は受験勉強に励んでいる中自分は十分に時間を確保することができず、焦りを感じていました。そして、夏に母が病気で約一ヶ月入院をすることになり、精神的にも徐々に苦しく感じることが多くなりました。「自分なら上手く乗り越えられるはずだ。」と強気でいられたのも束の間、気が付いた時には多くの問題が発生していました。

有志軽音団体では、後輩や他団体を巻き込むことができず、文化祭や定期ライブへの出演を巡って意見がぶつかることが多くなりました。ライブの開催費用が直前まで集まらず、開催が危ぶまれたことなどから、運営に時間を割く時間が多くなりました。その分自身の演奏に力を入れることができず、バンドメンバーに不安を与えることとなりました。また、自信も失われ、運営を行う上で他者に働きかける勇気が出ないなど、負のループに陥りました。応援団活動では、服飾やデザインなどの知識も一切なかったことから運営代である同期の賛同を得られる衣装案を生み出すことができず、四六時中衣装のことを考える日々が続きました。そして、夏休みに入り、母が入院して数日経った頃には、クラスの親友の顔を見るだけで泣いてしまうほど追い込まれていました。

「本来相談すべき人に話す」ことの重要性

自分自身が追い込まれている状況を所属団体が被っていない友人に話していた時、一つのことに気がつきました。それは、「周囲が見えていない」ということでした。周りには自分と同じ方向を目指し、共に活動をしている仲間が多く存在しているのに、そこに気づくことができていない。必要以上に責任感を感じ、勝手に一人で仕事や責任を抱え込んでいました。そこで、一人で抱えていた問題意識や責任、仕事を周囲と共有した結果、物事が前に進み始めました。その際に重要だと学んだことが3点あります。

1点目が、自分の考えを背景から相手に伝えること。「こうしてほしい」「これは良くない」だけを伝えるのではなく、そう考えた背景や、問題に思ったきっかけを明確に伝えることで、相手と同じ視点で課題を共有することができました。課題意識の強度を揃えることで、自分だけでは考えられていなかった対応策を発見し、所属メンバー全員にとって納得感のある意見や方向性の提示ができるようになりました。

2点目が、自分と異なる立場の人にも意見をもらうこと。当初、私は有志の軽音団体や応援団にて運営メンバーにのみ課題の共有や意見の引き出しを行なっており、他メンバーの状況や考えを十分に把握することができずにいました。そこで、他学年の生徒も含め多くのメンバーに状況の共有を行い、意見をもらいに行きました。その結果、自分の視野の狭さに気付かされ、団体としてどうありたいのか、メンバーをどう巻き込んでいくかに焦点を当てることができるようになりました。

3点目が、ポジティブ思考です。私がどのようなリーダーについていきたいかを考えたとき、それは問題が発生しても前向きで、常に先の成功を見据えて行動している人でした。まずは自分が前向きに捉え、現状をどう改善したら成功に近づくのかを考え続けることで、周りの仲間の活動や思考を後押しし、全体として前進することができると感じました。

「誰よりも高校生活を楽しむ」という目標を掲げて始まった高校生活、私はこの目標を達成することができました。自分一人では達成することがなかった目標でしたが、今振り返ってみても多くの人に助けられたおかげで、自信を持って「楽しんだ」と言える高校生活だったと思います。しかし、一点だけ悔しさが残っています。それは、3年間目標にし続けた「自分のバンドを最も魅力的なバンドにする」ということです。文化祭では、学生全員が各バンドに投票することができるのですが、ここで一番をとることができませんでした。これは、目標に対して自分が十分力を入れられなかったことが要因であると考えています。今でも思い返すと悔しさを感じます。この思いを忘れず、これからの自身に対するマネジメント、そして他者との関わり方に活かしていきたいです。

右から二番目でギターを演奏している人が私です。

次の目標へ

「誰よりも高校生活を楽しむ」という目標を達成し、次に生まれた目標が「周りを巻き込んで楽しむ」「楽しむだけでなく結果も出す」というものです。そこで、私は最後の学生生活を通して次の2つの力をつけたいと考えています。

  • マネジメント:良い方向に向け、挑戦を生み出せる組織を作る
  • リーダーシップ:常に前を向き、周りを導く

現在、私はキャリア支援団体にて人事を扱う部署のリーダーとして活動しています。人事を扱う部署だからこそ、上記の力は今後部署内だけでなく、団体全体に目を向け、引っ張っていく上で必要不可欠であると感じています。今もメンバーは増え続けており、100人を超える支部になる予定です。マネジメント力、リーダーシップ力を身につけ、発揮していくことでメンバー全員が挑戦し、「今までで最も組織として発展した」と自信を持って言える、そんな団体にできるよう、努力し続けます。

大切にしたい考え

私が今までも、そしてこれからも大切にしたい考え方が3つあります。

  • 発信
    「考えた」だけで留めず、周囲に発信することで実現への一歩を踏み出す
  • 行動
    動かなければ何も始まらない、とにかく動いてみる
  • 前向き
    困難な時こそ自分も相手も前向きに

この3つです。

この3点を引き続き大切にし、リーダーとしてより組織を発展させられるよう、活動に取り組んでいきます。

この記事の著者/編集者

川村杏 早稲田大学 早稲田大学商学部4年/エンカレッジ早稲田支部 

早稲田大学商学部の4年生。
"新たな価値観を知りたい"という思いのもと、幼少期から多くの挑戦を重ねてきた。
大学時代は様々な方法で将来の進路に悩む中高生のサポートに力を入れてきた。大学4年時は自らができる価値提供先を増やしたいと考え、キャリア支援団体にて就活生の自立支援をおこなっている。団体においては人事部署のリーダーを務め、組織力の向上を目指している。

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