覚えたいなら楽しもう!

今月の研修:記憶のメカニズム

皆さんは、何かを覚えたい時、どのような方法で暗記していますか?

私は今回の研修を通して、楽しみながら覚えるとより深く記憶される、ということを学びました。そこでこの記事では、記憶のメカニズムと共に、楽しみながら覚えることがなぜ効果的であるか、について説明します。

記憶のメカニズム

皆さんは、今までの思い出を振り返った時、嬉しかったことや悲しかったことなどは特によく覚えていませんか?

記憶のメカニズムには、海馬扁桃体が大きく関わっています。

頭の中で記憶に大きく携わっているのが海馬です。

そしてその海馬の横にあるのが扁桃体です。

扁桃体は、楽しい、悲しいなどの情動によって刺激を受けます。すると、横にある海馬も活性化され、よく記憶されます。
つまり、記憶したいことがあれば、淡々と覚えるよりも、感情を揺さぶりながら覚えると、より深く記憶されるということになります。

失敗した過去

記憶には喜怒哀楽などの感情を揺さぶることが深く関係していると言いました。しかし、焦りや恐怖などのマイナスな感情で揺さぶりをかけるのは、上手くいかないこともあります。

私は以前、自分にプレッシャーをかけて覚えようとして失敗したことがあるので、そのエピソードを紹介します。 

ある時、大切なテストがあったのにも関わらず、「私は焦らないとやれないタイプだから~」などと言い訳をして勉強をギリギリまで後回しにしていました。そして試験前日の夜に焦って教科書を開いて勉強を始めました。

最初は集中していたのですが、空が段々と明るくなるにつれて、「終わるかな、覚えられるかな、自分だけ出来てなかったらどうしよう」という不安な気持ちも段々と大きくなり、頭が真っ白になって、覚えたい文字が頭に入って来なくなりました。

結局最後まで完璧に覚える試験でことは出来ず、試験で大失敗をしてしまいました。

この私の失敗談のように難易度や緊急度が高すぎると、防衛反応が出て頭がパンクしてしまうこともあります。
また、覚えたいことではなく、どうしよう、大丈夫かな、という別のことで頭がいっぱいになり、一言でいうと、絶望状態になってしまうこともあるでしょう。
ですから、できるだけ、辛い、悲しいといったマイナスの感情よりも、「楽しい、おもしろい」といったプラスの感情で暗記することが望ましいと考えられます。

楽しみながら覚える

楽しみながら覚える方法としては、いつもと違う環境で勉強してみたり、友達と暗記内容に関する余談を話したり、おもしろい覚え方を考えてみたりすることが挙げられます。

具体的な方法は、こちらの記事で書いているので、是非読んでみて下さい。

自分に合った記憶法を見つける

楽しみながら覚える方法に共通することは、余裕のある時間が必要である、ということです。

つまり、きちんと計画を立てて余裕を持って勉強し、時間を上手く活用して楽しみながら行うことが、効率的な暗記方法と言えます。

勉強や仕事などで覚えることがたくさんある時は、大変だ、辛い、といったマイナスな感情を抱きがちかと思いますが、そういう時こそ楽しんで覚えてみて下さい。きっとより深く記憶されることでしょう。

研修を受ける方々へ

研修では、受ける人に立場や状況によって、それぞれ違った学びを得ることができます。今回の「記憶のメカニズム」の研修でも、私のように、自分達がより記憶することを考えた人もいれば、教える立場としてどのように指導したら覚えてもらえるかを考えた人もいました。

皆さんも、是非一度研修を受けてみて下さい。きっと今の自分に合った学びが得られると思います。

研修で学んだこと

  • 記憶には、感覚記憶・短期記憶・長期記憶がある
  • 長期記憶に結び付けるためには、感情を揺さぶって扁桃体を動かすことが必要
  • 焦ったり緊張感を持つことで感情を揺さぶるのもいいが、キャパオーバーがあるので、楽しみながら覚えるのが一番いい
  • 復習時間を作るのが難しい場合は、隙間時間を上手く利用して復習を習慣化するという工夫も出来る

この記事の著者/編集者

吉野ひとみ   

歯科医師になることを目指して頑張っています。
硬式庭球部に所属しています。

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