停滞は衰退を生む

クレド6. 大変なことこそ率先して楽しむ。守るな、攻めろ!

サービス深化・成長に近道なし。大変なことこそ深化・成長のチャンス。悩みながらも楽しむことで人生が豊かになります。

社会と共に自分も変化させる

停滞=衰退

世の中が変化していく中で変わらないものがいたらどうでしょうか?それはおそらく衰退しているという状態に当てはまるでしょう。最初にどれだけ良いポジションにいても周りが努力する中で変わらなければ、相対的にポジションは落ちていくことはイメージに容易いはずです。これは個人でも企業でも共通することですね。

中でも変化が激しいのはテクノロジーとビジネスの分野だと考えています。以下の文章ではテクノロジーの進化により特にビジネスの変化が起きている小売業界を例に挙げていきます。

技術の進化が生んだ社会の変化

皆さんはショールーミングという言葉をご存じですか?簡単に言えば『実店舗で商品を見て、購入はネットで行う』という意味です。皆さんも服を選ぶ際などに経験したことがあるかと思います。それではどうしてこのような現象が起きるのでしょうか?それはネットで買う方が安いからです。

上記の様な事情から小売店の多くは苦境に立たされています。これは時代の流れに対応できない、対応してこなかったという事が原因の一つになってくるでしょう。このように以前どれだけ当たり前であった仕組みでも時代の流れと共に形骸化していくことが分かります。

さてそれでは実際に変わらないことを貫いた組織がどうなるかを実体験を踏まえて紹介していきたいと思います。

アナログな出版団体

私は大学時代、授業やサークルといった大学に関係する情報をまとめて掲載する総合情報誌を発行する団体に所属していました。そこは40年以上の歴史を持つ団体であり、良く言えば伝統的、悪く言えば旧態依然とした組織でした。作業のほとんどはアナログで、マンパワーでなんとか制作を乗り切るのが常態化していました。

もちろん、非営利法人であり競合もいなかったため、誰が困るという訳ではありません。しかし変化に対して柔軟とは程遠い組織状態でした。

競合がもたらした気づき

大学2年の秋に同団体の代表を務めた同時期、とある団体が自分たちのサービスに類似したWebサービスを立ち上げました。そのサービスは我々が今まで無視してきたユーザーの要望を捉えたサービスであり、まさに今まで求められてきたサービスでした。

もちろんこのままでは存続が危ぶまれるということもあり、提携を持ち掛けました。しかし、変化を敬遠する組織風土や非営利団体・営利団体の壁を乗り越えられず、最終的に交渉は決裂しました。私はこの経験から、自分の団体には『ブランド』しかなく、さらにそれは過去の栄光に近いものだということに気づきました。

自分の組織に足りなかったこと

変化を敬遠する組織、サービスの進化をなかなか行えない組織は多くあると思います。私は上記の経験を踏まえ考えた改善点がいくつかあるので紹介していきたいと思います。

  1. 伝統主義から本質主義へ
    変化を嫌う組織は伝統を理由にしますが、伝統の多くは当時適している状態であり、現状に適さない場合もあるでしょう。本質を失った伝統は因習になります。常に自分たちの組織の本質、誰のためのサービスかを追求し続けましょう。
  2. 大きな変革ではなく、小さな変化の積み重ね
    組織の大きな変革には時間と労力がかかります。日頃から改善を重ね、常に最新状態を目指すようにしましょう。

実体験を踏まえ

今回はブランドが形骸化していった一つのエピソードを紹介させて頂きました。私が述べたいのは、『古い=悪、新しい=善』ということではありません。古いことにも価値があり、新しいことが間違ったことを招くこともあります。

ただ現状に満足し、周囲の変化やニーズに無頓着になると最終的に自分の首を絞めることになるということです。どれだけ大変であっても、常にサービスの質を追求し続けることがこれからの時代には重要になってくるでしょう。

この記事の著者/編集者

信宗碧 早稲田大学 文学部 美術史コース  リーダーズカレッジ リーダー 

就職活動を通して就職後のキャリアを楽しみにしている学生が少ないことに課題感を覚え、大学生に向けたキャリア支援を行うNPO法人『エンカレッジ』に加入。
納得したキャリア選択のためには視野を広げることや自分の中のバイアスに向き合うことが重要だと考え、学生に考えるきっかけを提供できる企業案件の担当するセクションのリーダーを務める。

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