相手により「7つの力」を使い分けよう!

今月の研修:リーダーシップパワー理論

今回の研修では影響力について学びを深めました。「影響力」を及ぼそうとする際は、相手の欲求段階(成熟度)にあわせ「7つの力」を使い分けることが重要となってきます。

「7つの力」とは

A&PROでは、人に影響を与える力を7つに分類しています。下の表はその「7つの力」とそれぞれの力を発揮しやすい人物像です。

影響を受ける側も、欲求段階(成熟度)により影響されやすい力が異なってきます。例えば、幼い子供は情報力より懲罰・報酬の力に影響されやすく、成長するにつれて情報力・人間的魅力にも影響を受けるようになってきます。

人により発揮しやすい力は異なります。そして、さらに注意すべき点として、自身が影響を受けやすい力を、相手に使う傾向があります。

例えば学校などで生徒指導をする際、怒られて成長してきた指導者が怒って指導しがちだったり、褒められて成長してきた指導者が褒めて指導しがちだったり……。本来は、生徒の欲求段階(成熟度)に適した力を使い分けることが効果的な指導と言えます。

相手の欲求段階と発揮する力を合わせる

A&PROメンバーの多くが、高い欲求段階(成熟度)と言えます。ですから、互いに「専門性の力」を適切に発揮し、影響し合うことが効果的です。
実際、先輩方を見ると、判断力・決断力を磨き合い、「説得力のあるアイデア」を大切にする協力関係があります。

その一方、A&PROのクライアントは、医師・教師・経営者・主婦・大学生・高校生・中学生など様々と言えます。つまり欲求段階(成熟度)も様々。
事実、プロジェクトリーダー達を見ると、「リーダーシップパワー理論」を深く研究し、クライアントの欲求段階(成熟度)に合わせ「7つの力」を使い分けています。

私は現在、大学のバドミントンサークルに所属しているのですが、まさに所属メンバーの欲求段階(成熟度)は様々です。今は一年生として、先輩の方々に導いてもらっていますが、来年には同輩・後輩を導くことになります。

同輩・後輩を効果的に導くため、「7つの力」を発揮できるよう、それぞれの力を磨きます。その中でも特に、「人間的魅力」、「専門性の力」を磨いていこうと考えています。

人間的魅力を磨くために、相手と会話する際は自分の意見ばかりを伝えない習慣を作ります。相手を理解してから相手を理解する、この姿勢を崩さないようにしようと思います。

専門性の力を磨くために、正しい論理構造を基にして物事を考える習慣を作ります。現在私はこの記事のような、ブログ記事を作成する活動をしています。記事作成時は、相手に正しく、効果的に伝えるため念入りに論理構造の確認を行います。このような意識的に論理を確認する経験を繰り返し、普段から論理にかなった説得力のある意見を述べるようにしていこうと思います。

これから研修を受ける方々へ

この研修では影響力のメカニズムを学び、他人とのコミュニケーションを見直すことが出来ます。他人にエネルギーを費やしているのに良い関係性を築けない、などの問題に直面している方には接し方を変えるきっかけになると思います。他人とのコミュニケーションをより濃密なものにし、他人をより効果的に導くことに興味のある人におすすめです。

研修で学んだこと

  • 人は自分の欲求に応じて影響を受ける
  • 影響を与える側は自分の価値感覚に従いやすい
  • 相手の欲求を知ることで効果的に相手を導くことが可能
  • 信頼残高、信頼口座

この記事の著者/編集者

長谷川拓志   

東京都出身。高校時代はハンドボール部に所属していました。大学に入ってからはバドミントンサークルに所属しています。趣味はスノボや山登りなど、自然に触れながら体を動かすことです。毎回の研修で得たものを実践し、価値ある記事を作っていきます。

最新記事・ニュース

more

「メラビアンの法則」や「真実の瞬間」と向合い、各メンバー自身がブランド形成の重要要素であることを自覚していきます。 「目配り」「気配り」「心配り」の各段階を理解し、「マナー」「サービス」「ホスピタリティ」「おもてなし」の違いについて研究。 「マニュアル」「サービス」を理解・実践するのは当然。 「ホスピタリティ」「おもてなし」を顧客・メンバーに提供したいリーダーのための研修です。

島元 和輝 荒 諒理 川瀬 響 3Picks

行き過ぎた完璧主義は仕事を停滞させるだけでなく、自分自身を苦しませてしまいます。本記事ではプロジェクトマネジメントを題材に、自分の良さをかき消さず、最大限発揮する仕事への取り組み方を考えます。完璧主義で悩んだことのある皆さんに是非ご覧になって欲しい記事です。

左貫菜々子 藤井裕己 谷 風花 大庭彩 4Picks

プロジェクトマネジメントを機能させる土台となるのが『理念のマネジメント』 プロのリーダーは、「権威のマネジメント」を避け、「理念のマネジメント」を構築し、維持し続ける。 「好き・嫌い」や「多数決」ではなく、説得力ある提案を互いに尊重する文化を構築したいリーダーのための研修です。

荒 諒理 木藤 大和 島元 和輝 川瀬 響 4Picks

復習回数を闇雲に増やしたり、ノートいっぱいに何度も書かせる記憶法は、社会に出てから通用しない。 多忙なリーダーは、重要事項を一発で覚える。 たとえそれができなくても、復習回数を最小限にし、効果的・効率的に記憶することが大切。

「やばい、キャパオーバーしていて仕事を回しきれていない・・・。」成果を生み出すためにリーダーを務め、多くの責任を引き受けたのはいいものの、こうした悩みを抱く方は少なくないと思います。本記事は、リーダーの方の中でも、「仕事を回しきれていない。」と実感している方、経験した方、キャパオーバー対策したい方に届けていくことを想定して進めていきます。キャパオーバーは解決できます!

そもそもプロジェクトとは何か。それを知ることによって、あなたが現在取り組んでいる活動をもっと豊かにすることができるはずです。プロジェクトの基本を学び、そのプロセスについて考えてみましょう。

大庭彩 上野美叡 2Picks

タスクには明確に優先順位が存在し、正しい優先順位でタスクに向き合うことが締め切りへの余裕につながります。緊急度と重要度のマトリックスを用いて改めてタスクへの優先順位をつけることを意識したいです。

大庭彩 1Picks

皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか? そして、今その「共通目標」を何も見ずに口ずさむことができますか? もし、一度決めたことがある共通目標が形骸化してあまり浸透していない場合は私と同じ苦悩を経験するかもしれません。

大庭彩 1Picks