「当たり前」という感覚を捨て、気づける人になろう

クレド3.目配り・気配り・心配り、常に相手の立場に立つ

企業理念を判断基準とし、目配り・気配り・心配りの質を高めていきます。些細なことにこそ敏感に気づき、周りに共有することで、スピード対応に繋げます。相手の立場に立ち、一歩先行くサービスを提供していきます。

はじめに

今回の記事は「相手の立場に立ち、目配り・気配り・心配りができる思いやりがある人になりたい」と思う方々に向けて、どうしたらそうなれるか、私の日頃の気づきを交えながら執筆したいと思います。

相手の配慮に気づくことから始めよう

「相手の立場に立つ」ことは口で言うのは簡単でも、すぐに実践するのはなかなか難しいでしょう。なぜなら、相手の立場になって考えることは、日頃から意識していなければできないからです。

私は相手の立場に立ち、目配り・気配り・心配りを実践するにはまず、身の回りの思いやりに気づくことから始めるべきだと思います。身近な思いやりに気づき、感謝することができれば、細かいところまで気が回る人になれるからです。

用意された環境は当たり前ではない

ただ、人によっては「周囲の思いやりに気づけ!」とだけ言われても難しいように感じるかもしれません。そんな方々は「用意されている環境が当たり前ではない」と言う視点で観察してみてください。

普段「当たり前」と感じている先入観を取り除いて物事を見つめ直すと新しい気づきが増えるかもしれません。

この視点をもつと、例えば(実家暮らしの人は)普段の食事の用意や洗濯をしてくれている両親に感謝することができます。家の中だけでなく、例えばレストランで丁寧に接客してくれる店員の方々、逆の立場になれば快く「ありがとう」と言ってくださるお客様の配慮にも気づき、感謝することができます。

様々なところに意識を向けてみよう

上述のように、日常、身の回りの様々なところの思いやりを感じやすいのは、家族やお客様と従業員の関係といった環境です。

しかし、思いやりを感じられるのは必ずしも、家族や、お客様と従業員の間だけではありません。次の章からは、私がアルバイト先の会社(社員の方々)に感じた思いやりをテーマに取り上げたいと思います。

働きやすい環境を提供してくれるアルバイト先

私は「用意されている環境は当たり前ではない」と言う視点で見たとき、アルバイト先で思いやりを感じました。

私は損害保険会社の自動車事故受付のコールセンターのアルバイトをしています。会社ではアルバイトの学生に向けて様々な取り組みをしてくださっています。

月ごとの処理した電話件数や、社員の方々からアルバイトへのお礼、お客様からアルバイトへのお礼、4年生が経験した就活体験記など、様々なコンテンツをインターネットのページで見ることができるようにしていただいています。さらには、アルバイト同士が交流を深められるよう日直コメントのページまで用意してくださっています。

今までは、当然あるものとして上記の思いやりを享受していましたが、改めて「用意されている環境は当たり前ではない」と思うことで改めてありがたみを実感しました。同時に、このような思いやりを「当たり前」と受け取ってしまうのは愚かな行為だったとさえ思いました。

感謝をするだけでなく行動で恩返しを

思いやりに気づき、感謝することで終わってしまいがちですが、「恩返しをしよう」と言う意識まで持っていかないと相手に感謝は伝わりません。

今回の私のアルバイトの場合、感謝の気持ちを持つだけでなく、より一生懸命仕事に取り組むことや、日々の挨拶を気持ちよく行うことで間接的に少しでも職場の方々に伝わると思います。

最後に

ここまで、「当たり前」と言う感覚を捨てることをテーマに周囲に感謝することを私の体験を踏まえながら記事を執筆してきました。私自身も、これからもみじかな目配り・気配り・心配りに気づき感謝できる人になりたいと思います。

この記事の著者/編集者

小川勇 早稲田大学 政治経済学部  

サークルの後輩や同期のキャリアの関心度が低いことを課題に感じ、それを変えるべくキャリア支援NPO法人『エンカレッジ』に加入。現在は1・2年生に向けてオンラインイベントを通してキャリア支援を行なっている。加えて、長期インターンの分野で学生と企業のマッチング事業の立ち上げのリーダーとしても活動している。

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