「いい人」ではなく「嫌われる勇気を有する人」へ

研修を通じて気付けたこと・今後に役立てられること

自信は自分との約束を守り続けて構築される

これまで自信は結果に依存するものだと考えていました。そのため私は脆く、真の自信を有しているタイプではありませんでした。何か高い目標に取り組もうとしても「俺には無理」とやる前に回避行動をとることがよくありました。振り返ると、初めに立てた目標に対し、徐々に妥協しその結果に自分を満足させてきたと気付かされました。

「やる気がない」、「めんどくさい」、「もういいか」とネガティブな感情が生まれるのは人間として当然です。そういった時こそ、感情と行動を切り分けて考え、日々の作業にのめり込み取り組む重要性を学びました。

いい人になるな、表面的な親切心は妥協でしかない

研修を通してこの言葉が最も心に刺さりました。

私は昔から、「優しいね」と言葉をかけられることが多く、社会人になってもプライベートの自分同様、「親切心」を武器にしていこうと考えていました。

しかし、ビジネスにおいて表面だけの「頑張ってるね」「すごいね」「やるやん」等の親切心は、妥協でしかなく、本当に相手のことを想った言葉ではないと気付かされました。嫌われることを厭わず、相手の未来の成長を常に考え、耳の痛いアドバイスも率先できる言動、それが真の親切心だと学びました。

弱みに向き合う

自分の弱みに向き合うことは、自身の理想やチームの理想を達成するには必要不可欠な要素であると改めて気付かされました。ある程度は自身の弱みを理解できていたのですが、今回の研修を通して潜在的な弱み、そして私の強みさえも弱みになる可能性があると気づくことができました。厳しく自分を律し、弱みに向き合い続けることができる人だけが、理想の自分像に近づくことができ、真のリーダーになりうる権利があると思います。だからこそ、己の弱さに勝ち続けるという戦いに人生を通して挑みます。

研修参加前後での心境の変化・研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ

まず、二日間真正面から私に向き合って研修をしてくださった森口先生、A&PROの皆様、このような貴重な時間を頂き、本当にありがとうございました。この二日間本気で誠実に向き合っていただき、時に厳しい言葉をかけていただいたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。

私は相手のことを考えて発言できるいい人だと自己認識しておりました。そんな中、二日目のワーク中に、メンバーの発言の違和感に気づいていたにもかかわらず、表面的な親切心で相手の意見を受け入れる場面がありました。そこで、「なぜメンバーの意見を飲み込んだ?」「メンバーのことを本当に想っている人の態度か?」とご指摘をいただき、嫌われることを恐れ、妥協してしまう自分の弱みに気付かされました。

リーダーは組織やメンバーの違和感に我がこととして接することができ、嫌われることを厭わない。妥協のコミュニケーションはメンバーや組織にとってマイナスでしかない。私も「いい人」ではなく「嫌われる勇気を有する人」としてコミュニケーションできる人材になる。根本から価値観を転換することができました。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

私自身リーダーを担った経験がほとんどなく、果たして参加するのに相応しい身なのかと初めは疑問を持って研修に参加しました。しかし、森口先生が本気で私たちに向き合ってくれるからこそ、研修で経験する挫折が自然とモチベーションや自信に繋がっていきます。成長したい欲求を有し、必死でついていく覚悟があれば、必ずたくさんの学びや成長を実感できると思います。頑張ってください。

研修を通じて学んだこと

  • 積極的に他人との約束を守ることが信頼構築につながる
  • 自信は自分との約束を守り続けることで醸成される
  • あらゆる仕事はコミュニケーションを通して豊かになる
  • 挨拶で準備ができていることを相手に示す
  • 準備をできている人がリーダーになる
  • PREP法を用いた意見発信
  • 概念化してから構成要素を考える
  • 弱みに向き合う
  • 目的、目標をモチベーションに結びつける
  • いい人ならない、表面的な親切心は妥協でしかない
  • ノルマをコミットメントに変化させるコーチング
  • のめり込み、自分ごととして考える

推薦してくれた方へのメッセージ

星野歩華さん

ありがとうございました。あなたの推薦がなければ、上記のようなパラダイムシフトを経験せず、社会人になるところでした。この二日間で学んだことは、一生の財産に絶対なると確信したと同時に、この学びは必ず残りの活動期間で還元していきます。

この記事の著者/編集者

加藤 智己 早稲田大学  

するとコメントすることができます。

新着コメント

最新記事・ニュース

more

「メラビアンの法則」や「真実の瞬間」と向合い、各メンバー自身がブランド形成の重要要素であることを自覚していきます。 「目配り」「気配り」「心配り」の各段階を理解し、「マナー」「サービス」「ホスピタリティ」「おもてなし」の違いについて研究。 「マニュアル」「サービス」を理解・実践するのは当然。 「ホスピタリティ」「おもてなし」を顧客・メンバーに提供したいリーダーのための研修です。

島元 和輝 荒 諒理 川瀬 響 3Picks

行き過ぎた完璧主義は仕事を停滞させるだけでなく、自分自身を苦しませてしまいます。本記事ではプロジェクトマネジメントを題材に、自分の良さをかき消さず、最大限発揮する仕事への取り組み方を考えます。完璧主義で悩んだことのある皆さんに是非ご覧になって欲しい記事です。

左貫菜々子 藤井裕己 谷 風花 大庭彩 4Picks

プロジェクトマネジメントを機能させる土台となるのが『理念のマネジメント』 プロのリーダーは、「権威のマネジメント」を避け、「理念のマネジメント」を構築し、維持し続ける。 「好き・嫌い」や「多数決」ではなく、説得力ある提案を互いに尊重する文化を構築したいリーダーのための研修です。

荒 諒理 木藤 大和 島元 和輝 川瀬 響 4Picks

復習回数を闇雲に増やしたり、ノートいっぱいに何度も書かせる記憶法は、社会に出てから通用しない。 多忙なリーダーは、重要事項を一発で覚える。 たとえそれができなくても、復習回数を最小限にし、効果的・効率的に記憶することが大切。

「やばい、キャパオーバーしていて仕事を回しきれていない・・・。」成果を生み出すためにリーダーを務め、多くの責任を引き受けたのはいいものの、こうした悩みを抱く方は少なくないと思います。本記事は、リーダーの方の中でも、「仕事を回しきれていない。」と実感している方、経験した方、キャパオーバー対策したい方に届けていくことを想定して進めていきます。キャパオーバーは解決できます!

そもそもプロジェクトとは何か。それを知ることによって、あなたが現在取り組んでいる活動をもっと豊かにすることができるはずです。プロジェクトの基本を学び、そのプロセスについて考えてみましょう。

大庭彩 上野美叡 2Picks

タスクには明確に優先順位が存在し、正しい優先順位でタスクに向き合うことが締め切りへの余裕につながります。緊急度と重要度のマトリックスを用いて改めてタスクへの優先順位をつけることを意識したいです。

大庭彩 1Picks

皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか? そして、今その「共通目標」を何も見ずに口ずさむことができますか? もし、一度決めたことがある共通目標が形骸化してあまり浸透していない場合は私と同じ苦悩を経験するかもしれません。

大庭彩 1Picks