「プラスα」は人の為ならず!?

視点を変えれば新たな気付きが!

■今月の研修 リーダーシップパワー理論

今回の研修では、リーダーシップパワー理論について学び、その中で他人に影響力を行使する上での6つの武器について学びました。私自身約1年前に同じテーマの研修を受けましたが、部下としての視点から考え直すことで、また新たな発見がありました。

それが「影響力の武器6つ」の中の1つである「返報性の原理」についてです。人は、誰かから何かしらの恩恵を受けた際、相手に何かお返しをしないと申し訳ない、という感情を無意識に抱く傾向にあります。これが返報性の原理です。例えば皆さんは、コンビニのトイレを借りた際、何か1品購入しなければ店の人に悪いな、と感じたことはないでしょうか。これがまさしく返報性の原理が現れたケースです。そして私は、「部下が上司に対して、この返報性の原理を上手く活用して行動することが、部下自身の成長機会の獲得につながる」という学びを得ました。

ここで読者の皆さんに勘違いをしてほしくないのは、「部下として上司に媚を売る」こととは全く異なるということです。また、部下が上司を「利用する」こととも異なります。大切なこと、それは、上司から任された、あるいは部下自身が日々実施している仕事にプラス α の価値をつけることです。単に資料をまとめるだけでなく、自分なりの分析を加えたり、在庫管理を任された際、そもそもの在庫数の基準の最適化を提案したり、、。想像力を働かせれば、できることは格段に広がります。

そしてこうした1つ1つの積み重ねにより、上司からの信頼が高まることで、新たな仕事に関わるチャンスが拡大するのではないでしょうか。もちろんこうしたケースでは、上司に「何か返さないと申し訳ない」という感情は一般的にありませんので、冒頭で記載した返報性の原理そのものとは若干のズレがあるかと思います。しかし本質の、こちらが何かを受け取った相手には何かを返す、という面では共通しているのではないでしょうか。

 まさしく、「プラス α 」は人の為ならず、ですね!!

追記:今回の記事のキーワードである「プラス α の価値」については、以下の本記事でも取り上げていますので、ぜひご覧ください!!

これからこの研修を受ける人へ

 先ほどもお伝えした通り、今回の研修は自分にとって2回目でしたが、前回とは異なる視点からまた新たな発見を得ることが出来ました。皆さんもこの研修を受けた際は、自分とは違う、また新たな気づきを得ていただけたらと思います!

研修で学んだこと

  • 影響力は、相手の心の中に生じるものである
  • 返報性の原理
  • コミットメントと一貫性
  • 人は社会的証明・好意・権威・希少性のある相手から影響を受けやすい

この記事の著者/編集者

萩原佑太 早稲田大学 基幹理工学部  

高校まで10年間野球に打ち込み、一浪の末、早稲田大学理工学部へ

大学では、個別指導塾や引っ越しアルバイトを経験後、大学2年次からA&PROに所属している

A&PROでは塾講師を務め、4年次からはキャリア支援の学生団体にて顧客開拓部署のリーダーも務める
現在はA&PROと学生団体とのコラボプロジェクトに取り組み、日々相乗効果を目指し奮闘中

趣味はカラオケで、全国採点1位を獲得したことも!

最新記事・ニュース

more

「メラビアンの法則」や「真実の瞬間」と向合い、各メンバー自身がブランド形成の重要要素であることを自覚していきます。 「目配り」「気配り」「心配り」の各段階を理解し、「マナー」「サービス」「ホスピタリティ」「おもてなし」の違いについて研究。 「マニュアル」「サービス」を理解・実践するのは当然。 「ホスピタリティ」「おもてなし」を顧客・メンバーに提供したいリーダーのための研修です。

島元 和輝 荒 諒理 川瀬 響 3Picks

行き過ぎた完璧主義は仕事を停滞させるだけでなく、自分自身を苦しませてしまいます。本記事ではプロジェクトマネジメントを題材に、自分の良さをかき消さず、最大限発揮する仕事への取り組み方を考えます。完璧主義で悩んだことのある皆さんに是非ご覧になって欲しい記事です。

左貫菜々子 藤井裕己 谷 風花 大庭彩 4Picks

プロジェクトマネジメントを機能させる土台となるのが『理念のマネジメント』 プロのリーダーは、「権威のマネジメント」を避け、「理念のマネジメント」を構築し、維持し続ける。 「好き・嫌い」や「多数決」ではなく、説得力ある提案を互いに尊重する文化を構築したいリーダーのための研修です。

荒 諒理 木藤 大和 島元 和輝 川瀬 響 4Picks

復習回数を闇雲に増やしたり、ノートいっぱいに何度も書かせる記憶法は、社会に出てから通用しない。 多忙なリーダーは、重要事項を一発で覚える。 たとえそれができなくても、復習回数を最小限にし、効果的・効率的に記憶することが大切。

「やばい、キャパオーバーしていて仕事を回しきれていない・・・。」成果を生み出すためにリーダーを務め、多くの責任を引き受けたのはいいものの、こうした悩みを抱く方は少なくないと思います。本記事は、リーダーの方の中でも、「仕事を回しきれていない。」と実感している方、経験した方、キャパオーバー対策したい方に届けていくことを想定して進めていきます。キャパオーバーは解決できます!

そもそもプロジェクトとは何か。それを知ることによって、あなたが現在取り組んでいる活動をもっと豊かにすることができるはずです。プロジェクトの基本を学び、そのプロセスについて考えてみましょう。

大庭彩 上野美叡 2Picks

タスクには明確に優先順位が存在し、正しい優先順位でタスクに向き合うことが締め切りへの余裕につながります。緊急度と重要度のマトリックスを用いて改めてタスクへの優先順位をつけることを意識したいです。

大庭彩 1Picks

皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか? そして、今その「共通目標」を何も見ずに口ずさむことができますか? もし、一度決めたことがある共通目標が形骸化してあまり浸透していない場合は私と同じ苦悩を経験するかもしれません。

大庭彩 1Picks