強い組織には最高の「共通目標」がある

クレド6. 大変なことこそ率先して楽しむ。守るな、攻めろ!

サービス深化・成長に近道なし。大変なことこそ深化・成長のチャンス。悩みながらも楽しむことで人生が豊かになります。

はじめに

突然ですが、皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか?

なんとなく目の前の仕事や課題に取り組んでいませんか?

リーダーは「共通目標」を掲げることで、大変な時も全員で楽しみながら前に進めることができるのです。

共通目標があるだけで、うまくいかないことを乗り越えるきっかけになります。

今回は、共通目標がなぜ必要なのか?(Why)、どんな目標が良いのか?(What)、どのように作るのか?(How)を考えていきたいと思います。

「共通目標」が必要な理由

「共通目標」とは、メンバー全員で決めた組織の目指すべき姿や果たすべき使命のことです。

共通目標が必要不可欠な理由は、以下の二点が考えられます。

  • 議論がリーダーの独りよがりになることを防ぎ、全員の足並みを揃えられる
  • 大変な時・うまくいかない時、チームを前に進めるために活用できる

共通目標はチームの中の明確な基準として機能します。仕事をその基準に沿ってメンバーに提示できるため、仕事を「押し付ける」のではなく相手も納得しながら仕事を「任せる」ことができるようになるのです。

さらに、目標が立てられた後具体的にどのように活用するのかが知りたい場合は、こちらの記事(公開次第追加)をご覧ください。
まだ目標が立てられていない場合は、こちらの記事は読まずに一緒に作り方を考えていきましょう。

効果的な共通目標とは?

「共通目標」と言えども、ただ立てればいいわけではありません。誰か一人が作った目標をチームの共通にさせたとしてもその目標は機能しません。

全員の足並みを揃え、チームを前に進めるために活用できる目標は、ずばり「リーダー・メンバー全員の納得感を持った目標」です。

「一度自分も納得したものである」「自分も心から良いと思って賛成したものである」という事実があるからこそ、その目標に説得力が生まれ、チームや組織の基準として機能できるのです。

目の前の仕事がやりたくないものだったとしても、納得した目標に沿ったものだとわかればモチベーションを上げることができます。

では、全員の納得感がある目標はどのように作るのでしょうか?

私はキャリア支援団体でチームリーダーを務めていました。しかし、共通目標の立て方がわからなかったため最初に立てた共通目標が機能せず、途中で再考し直した時もなかなかうまく決まりませんでした。

私が実際に経験して感じたことを振り返りながら、どのように全員が納得できる目標を立てるのか、一緒に考えていきましょう。

共通目標はどのように作るのか?

自分の経験を振り返ってみた時に、全員が納得できる共通目標を立てるには、「事前準備をすること、そして3つのステップを踏み議論を進めること」が必要だと考えます。

それぞれについて深堀っていきます。

事前準備:チーム目標の具体案を自分で言語化する

共通目標は自分一人で決めるものではないと先述しました。

しかし、メンバーと共通目標を考えるにしても、自分であらかじめ考えておかないと自分の納得感に繋がりにくいとともに議論が前に進みにくくなります。

メンバーがうまく考えられずに進められない時にも、ある程度自分自身が考えていることがあればそれを提示して道筋を示すことができます。また、自分の意見に対しての意見をもらうなどから派生して議論を前に進めることができるのです。

まずは自分が理想としたいものは何かを自分なりに考えてみましょう。

例えば、「全員が支え合う」や「お互いの自己実現を助け合う」などです。

ステップ1:説得力のある意見が採用される場を作る

共通目標の設定に限らず、組織で何かを決定し押し進める際にリーダーの意見強くなってしまうことがよくあります。私自身の経験としても、リーダーが中心にいたことにより、私が言う意見に同意するという流れで議論が進んでしまうこともありました。

自分自身がメンバーとのコミュニケーションを工夫することでその状態から抜け出すことも重要です。

しかし、その他にも方法があります。それは、あえて担当者を決めることでそのメンバーに目標設定の仕事を任せるという方法です。

担当者が議論の中心にいれば、リーダーも遠慮なく意見できることに加え役職関係なくメンバーからも意見が平等に出てきやすくなるのです。

そこでは、担当者の意見が強くならないようにリーダーである自分が意見を引き出すような働きかけをすることでフォローする必要があります。

信頼できるメンバーやチームとして同じ方向へ向かうことに意欲的になってくれそうなメンバーに仕事を任せましょう。担当者への仕事の任せ方に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。

ステップ2:共通目標を立てることの意義・目的を伝える

担当者とともにチームで共通目標を立てるタイミングになった時、あなたが最初にやるべきなのは意見を集め始めることではなく、「共通目標を立てる目的・意義を伝える」ことです。

仕事の目的・意義を伝えることは、チームを巻き込む仕事をする際全てで必要です。なぜなら、目的や意義はメンバーのモチベーションを上げることに繋がるからです。

メンバーはリーダーが思っているより情報を持っていません。リーダーはいろいろな関係者とやりとりする中で、チームがどういう状態なのか・どのようなフェーズにいるのか、仕事が何につながっているのか、など全体を俯瞰できるようになります。しかし、メンバーはそこまでの情報を得るタイミングがありません。その情報の少なさが目の前の仕事にやらされ感を感じるひとつの要因となります。

なぜ共通目標を立てる必要なのかがわからず、考えることが作業になっている状態で積極的に共通目標を作ろうと思えるでしょうか?

今回は、先述した通り、「共通目標を作ることで大変な時・うまくいかない時、チームを前に進められる」ことなどを伝えましょう。他にも、「団結力をうみたい」などメンバーが親しみやすい理由を出しても良いでしょう。

ステップ3:全員の意見を出し尽くし、決定させる

ステップ3までで議論の下準備をしたら、最後メンバーから意見を集めて決定させることができます。

その際に大切なのは、以下の二点です。

  • 表面ではなく深い思い・経験まで出し尽くすこと
  • 全員の意見を引き出すこと

一つずつ考えていきましょう。

表面ではなく深い思い・経験まで出し尽くすこと

共通目標は、全員が納得できる目標と定義づけました。たまたま意見が全員一緒であれば問題ありませんが、いろいろなモチベーションを持っているメンバーがいる限り、すぐに一つの目標が決まることはなかなかありません。

だからこそ、表面の言葉だけでなく深い思いや考えまで共有するようにしましょう。

私は、共通目標を立てることがそんなに根気がいることだと最初はあまり思っていませんでした。そのため、意見を集めるだけで終わってしまっていたと感じます。それぞれが表現する言葉をひとつにするのはとても難しいものでした。

しかし、他のチームは価値観だけでなく、将来成し遂げたいことなど深いところまでを共有し合っていました。そのため、表現していた言葉や表層の部分は違くても、考えている本質的な思いが出てきたことで共通点を見つけ、目標を決めることが出来ました。

なんとなくでまとめようとせずに、深い思いや経験まで共有し合う必要性があるのです。

また、その際にリーダーは、「全員から出てくる意見を否定しない」ということを必ず前提におきましょう。自分の深いところを曝け出すには勇気が要ります。リーダーが率先して全員の意見を尊重しチーム内の心理的安全性を高め、全員が安心して自分の思いを出せる場を作ることが必要です。

全員の意見を引き出すこと

全員が納得出来る目標を立てるためには、全員が意見を出す必要があります。勝手に知らないところで決まった、場にはいたが意見を出さずに決まった、という状態では意味がありません。

リーダーや担当者が問いを投げかけて終わりにするのではなく、必ず個人で考えアウトプットを出す時間を設けるようにしましょう。

私は、口頭でその場で意見を出してもらいなんとかひとつにしようと模索していましたが、もっと別の方法があったと思います。

今考える効果的な方法は、ポストイットなどでワードや思いを全員書き出してもらってからグルーピングするものです。意見を出し合い試行錯誤しながら全員で決めることができます。

最後に

ここまで、「共通目標」について以下のことを考えてきました

  • 共通目標は全員の足並みを揃え、チームを前に進めるために必要(Why)
  • 効果的な目標はリーダー・メンバー全員の納得感を持った目標(what)
  • 目標を立てるためには、事前準備として自分の理想を考えること、3つのステップとして①説得力のある意見が採用される場を作る②意義を伝える③全員の意見を出し尽くす必要がある(How)

全員で納得出来る共通目標があれば、大変な時も楽しみながら全員で前に進むことができます。

時間がかかったとしても根気強く全員に寄り添い、意見を出し合い、効果的な共通目標を作り上げましょう。

この記事の著者/編集者

河本のぞみ  早稲田大学 文化構想学部 

キャリア支援団体においてチームリーダーを務める。自分に足りないところに向き合いながら憧れの存在に近づくために日々試行錯誤している。
部活:バスケットボール部キャプテン(中学時代は公式戦で一度も勝てなかったほどの弱小校。)
サークル:バスケサークル幹事長(学外の大会で優勝経験があり)
家族構成:起業している母と修行している父。プロアメフト選手の兄。

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