「悩みがあり本気で解決したい!」と思っているリーダーへ
2020.10.31
研修を通じて気づいたこと・今後に役立てられること
会話の飛躍をなくす
コミュニケーションにおいて相手が言ったことを一言一句逃さずに聞き取ることが今までも苦手でした。飛躍があるため、「あの人は私の話を聞いてくれない」や「話の課題がすり合わない」ということを言われ、損をすることがありました。メモをとったり、相手の話を確認するという方法を使って正確にコミュニケーションするようにしたいです。
課題をシンプルにして取り組む
今までの支部長業務で様々なステークホルダーのことを考えすぎて、簡単な問題も難しく考えていました。「zoomミーティングで顔出しする」といういかに簡単なことでも「出来ない」と研修中に言ってしまい、振り返ると非常に情けない思いをしました。構造や本質は何なのかを積極的に考え、シンプルな解決策を提案する思考習慣を身に付けたいです。
思考をトレード・オンにする
いつもA↔︎Bの法則性で考えており、0か100かで考えすぎる思考癖がありました。それにより、今までの支部長業務でも気付いていない機会損失があったと思います。そのため異なる法則や主張もそれが存在していることを認め、フェアに最も説得力のある意見を通す風土を作りたいです。
心境の変化
一番大きく変わった心境は「リーダー陣を信頼できるようになった」ということです。今まで一人で背負ってきた感覚がありましたが、支部内で本気で信頼できるメンバーが出来、支部の理想を強く求めていくことが許された気分になり、肩の荷がおりて嬉しいかつ、本気度が増してきました。
研修講師へのメッセージ
色々な事情があったにも関わらず、本気で教えていただき心の底から感謝しています。100人以上の組織で再度トップとして頑張る勇気や希望が湧いてきました。この組織(就活支援の学生団体)が経年的に成長するために長く一緒に私はやりたいと思っています。誠実なお付き合いを今後ともよろしくお願いいたします。
3日間の実践記録
研修で学べたこと
- 短期記憶を研き会話の飛躍をなくす
- 知ることばかりで何も会得していない
- 支部長には感覚ではなく知恵がいる
- 幹部陣を伸ばしきれていない自分の力量不足
- CredoやRegulationの細かな規定を行う
- コミュニケーションのオープン化
- 課題をシンプルにして取り組む
- 責任・権限・義務の再修正の必要性
- コーチングでは目的・目標とモチベーションを結びつける
- 思考をトレードオンにする
- 目標はSMART+Cで
- コーチングではリスクをおかす必要はない
Gmap-c(目標設定・成果と課題の把握)
研修全体を通した目的:組織が一皮むけるためにトップとして必要なことを得る
1日目:
- 目標Goal(本日の目標と計画の宣言)
本日中に支部長としてのあり方で自分が潜在的に気づいていない改善点を5つ見つける。(ソフト面のコミュニケーションは把握済み) - 実施内容Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:0%
正直に言うと自分でも気づけていない改善点を本日は見つけることができませんでした。学びはたくさんありましたが、目標達成度でいうと未達です。 - 考察Analyze(ギャップの分析・課題の抽出)
まず支部長だから研修中に間違ったことを言ってはいけないというスタンスを捨ててもっと発言量を増やし、もっと他の参加者に厳しく言ってもらえるような雰囲気を作り出す。 - 対策Plan(今後の対策・計画)
・2日目の研修では、「この研修では支部長とか関係ないし同じ仲間だし、まだ気付けていない改善点を指摘して欲しい」と伝える。
・全ての研修内容において、目標との紐づきを検討する。
2日目:
- 目標Goal(本日の目標と計画の宣言)
コーチング研修を通して、組織(面談サービス)の不足点を3つ以上見つける。 - 実施内容Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:100%
・コーチング理論の研修をエントランス段階で科学的に行えていないこと
・コーチングの精度を振り返る仕組みがないこと
・ティーチングはしてはいけない風潮になっていること - 考察Analyze(ギャップの分析・課題の抽出)
全ての講義において目標に紐付いている知識や講義を意図的に聞くことができたため。 - 対策Plan(今後の対策・計画)
コーチングの知識を知っている状態では何も意味がないので、エントランス研修や振り返り制度を設けていく。
3日目:
- 目標Goal(本日の目標と計画の宣言)
今日と研修全体を通して発見した気づきをもとに組織で実現可能な施策を5つ生み出す。 - 実施内容Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:120%
施策5つ
・クレド作成
・実績面談導入
・MTGの頻度や種類変更
・関係者全員が見れる場所でのコミュニケーション
・コーチングペアの作成、練習会
・レギュレーション作成 - 考察Analyze(ギャップの分析・課題の抽出)
全ての講義を地に足をつけて、自身の組織ならどうなるかを考えながら受けられていた。ただ、他の参加者にも施策のイメージが浮かぶようにという意識がだんだん薄れてしまった。 - 対策Plan(今後の対策・計画)
コンテンツの後半になっても、そもそもの研修に求める姿勢が目的などを振り返り、今の自分のアクションがそれで満たされているかを確認するようにする。
これから研修を受ける方々へ
大きな団体をまとめていて孤独感を感じるリーダーには「知恵」と「勇気」という両側面で得るものが多い研修内容です。恐らくそういったリーダー陣には「知識」は多くあると思いますがこの研修ではそれを本物の価値にするための「知恵」や「行動」を学ぶ場です。「悩みがあり本気で解決したい!」と思っているリーダー陣には本気の姿勢で受けて欲しい研修です。
A&PROより
「リーダーは孤独である」とよく言われます。
研修を通じて仲間を信頼できるようになった今の戸坂さんは、次のステージへ一歩踏み出したのかもしれません。
人の上に立つリーダーには同じ立場の人こそいないものの、支えてくれる仲間がいます。今の戸坂さんは決して孤独ではありません。むしろ、誰よりも一体感を得られる立場だと思います。
私が思うに、リーダーとは人より抜きんでた能力を持つ人ではありません。頼れる仲間が存在し、それぞれに応じた役割を提供できる人こそがリーダーなのではないでしょうか。リーダーとして成功している人もそうでない人も、大きな違いはありません。違うのは頼れる仲間が存在しているかどうか、みんなで頑張れるかどうかということだけでしょう。
今回得たのは単純な知識やスキルだけではないはずです。リーダーとして心持ちを新たにした戸坂さんが、今後どのように活躍していくのかを楽しみにしています。
(リーダーズカレッジ:久保井)
藤原穫