簡単な仕事と大変な仕事、得られる価値は大きく異なる。あなたに必要なのは?
2023.03.01
クレド6.大変なことこそ率先して楽しむ。守るな、攻めろ!
サービス深化・成長に近道なし。大変なことこそ深化・成長のチャンス。悩みながらも楽しむことで人生が豊かになります。
はじめに
仕事を決めるとき、何を基準にしていますか?
学生のアルバイトであれば、時給や仕事場の近さで決めているかもしれせん。
若いからこそ、多くの時間を費やす仕事には大きなチャンスが存在します。
本当に価値のある仕事とはどのようなものでしょうか?
簡単な仕事の特性
簡単な仕事とは、大した苦労をせずとも、利益を出すことができる、つまりコスパよく稼ぐことができる仕事のことです。
心理的負担も少なく、すぐに利益を出すこともできるため、とても魅力的に見えるでしょう。大学時代のアルバイトではそのようなバイトを実施する人も多いと思います。最近では、UberEatsや出前館など、商品を店舗で受け取り、自転車やバイクで消費者に商品を届ける仕事もできました。私の友人にもこの仕事をしている人が多くいますし、私も試したことがあります。準備も大して必要ありませんし、簡単に始められ、収入も良いため人気が出ました。
このような仕事は以下のような特性を持っています。
- 誰でも参加できる(参入障壁が低い)
- 賃金が下がりやすい
- スキルが身につかない
実際、UerEatsのアルバイトをしている友人が言うには、以前に比べ最近はあまり儲からないそうです。私も賃金の減少を感じたため、短期間で辞めることを選択しました。特別な技術もいらず、誰でも参入できるため、働く人は簡単に増やすことができます。その一方で、商品の注文数には限りがあるため、注文の量が相対的に少なくなり、賃金が下がってしまったのでしょう。また、実際に働いてみて、何か新しいスキルを身に付けることはできませんでした。
ただ、簡単な仕事がダメだと言うわけでもありません。生活に困っており、金銭の必要性に駆られているのであれば、簡単な仕事はとてもありがたいものです。必要な人には必要な仕事です。
大変な仕事の特性
大変な仕事とは、仕事を始めるまでに準備が必要であり、稼ぎ出すまでに時間のかかる仕事の事です。仕事を始めるまでに準備が必要ということはそれだけ、専門性のある仕事だと言えます。
例えば、公認会計士やシステムエンジニアなど、十分な勉強を必要とする仕事が挙げられます。学生が行うアルバイトであれば、難関大学受験向けの塾講師などが該当します。
このような仕事は以下のような特性を持っています。
- 参加できる人が限られている(参入障壁が高い)
- 賃金が下がりにくい
- スキルが身に着く
勉強しスキルを身に付けてからでないと、働くことができず、簡単には参入することができません。そのため、需要に対して、実際に仕事をこなす人はあまり増えず、価格競争が起きにくく賃金も下がりにくいのです。また、そのような仕事は学びを得る機会も多く、さらにスキルを積むことができます。
大変なことに取り組む
私も以前は簡単な仕事に従事することがありましたが、今では将来のことを考え大変な仕事に取り組むようになりました。
将来的には都市開発やリゾート開発の仕事に従事したいと考えています。その際に必要な力として、プロジェクトメンバーや顧客に説得力のある説明をする力、自分の仕事に責任を持って取り組む力などがあると考えています。大学生のうちにそのような力を少しでも身に付けておき、社会人になってから活かしたいと考えています。
昨年に始めた塾講師でのアルバイトもその活動の1つです。塾講師をすることで、「説得力のある説明をする力」「責任を持って取り組む力」が身に着くと考え、活動を始めました。
一つひとつの仕事において考えることも多く、決して楽ではありませんでした。1年近く働いてきましたが、まだまだ成長する余地を感じており、スキルを身に付ける必要性に駆られています。
この活動を通して以前の自分より成長したことは確かです。例えば、責任があることを意識することで、事前準備の大切さに気付くできました。また、今の自分にできることは何かないか、より愚直に仕事を探す姿勢も身に付けることができました。大変な仕事は間違いなく自分の成長に繋がります。
短期的な視野を持ち、仕事を選ぶと楽な仕事が魅力的に見えるでしょう。しかし、長期的な視野を持つことで大変な仕事こそ魅力的に見えるのではないでしょうか?
これからも、長期的な視野を持ち、将来の自分への投資だと考え、大変な仕事に取り組んでいこうと思います。
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新着コメント
2023年03月03日
私自身も研究をしていることもあって、興味深くかつ学び多く読ませていただきました。
適切な目的と、中長期的な視野を持って、大変なことに自分も取り組みたいと思います。