嫌われても相手と本気で向き合う

研修を通じて気付けたこと・今後に役立てられること

あらゆる仕事はコミュニケーションと結びつけると豊かになる

言葉の示す通り、あらゆる仕事はコミュニケーションと密接に関係していることに気付かされました。塾を例にとれば、授業資料の作成は一見、自分一人の仕事のように思えてしまいます。しかし、実際には生徒に何を学んで欲しいか、わかりやすくするのはどうしたら良いかなど、生徒のことを思い浮かべながらの仕事であることがわかります。

この例のように、コミュニケーションと関わりのない仕事はないと言い切れるほど密接に関係しており、それを意識することで仕事との向き合い方も変わっていくと感じました。

責任とそれに伴う権限と義務

今まで、責任と権限、義務の違いを正しく認識できていませんでした。それどころか、考えたこともなかったと思います。しかし、大きなプロジェクトを達成するためには、責任と権限、義務の違いを認識し、正しく用いることが不可欠であると学びました。

コミュニケーションマップの活用

何も知らない状態で人を導こうとしても間違った方向に進んでしまったり、かなりの遠回りになってしまったりします。ところが、コーチングの一つの道具としてのコミュニケーションマップを活用することで、最短で相手を目標に導いていくことができます。コミュニケーションマップは理論に則った確かなものであり、質問による相手への心理的な影響などを考えることで、強力に相手を正解の方向に進ませることができます。

さらには、ただ導くだけではなく、モチベーションといった根本的なレベルにも働きかけることで、相手を主体的に物事に取り組んでいける人間に育て上げられます。正しく活用していくことは難しいですが、その分威力は絶大であり、必ず自分のものにしていきたいです。

研修参加前後での心境の変化・研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ

研修前、僕は自分の中に変わらないといけない部分があることは認識していながらも、なかなか変われずにいました。そんな中で、この研修に参加しました。講師である森口さんは、そういった僕の弱い部分を見抜き、本気でそこの部分は直していくべきだと指導してくださりました。今まで自分のことを本気で思ってアドバイスをしてくださった方は何人いただろうかと考えると、両手で数えられるほどもいないと思います。

この研修は僕の人生の分岐点になったと言っても過言ではありません。この研修を通じて、内容として扱ったコミュニケーションやコーチングの極意だけではなく、人として大切なことを学ぶことができました。例えば、本気で努力し準備した者こそが結果を残していく、コミュニケーションを取るということは相手の時間を奪うことでもあるといった、ただ大学生活を送るだけではなかなか気づくことができないことを学ぶことができたのは本当に大きな一歩です。

相手に嫌われてもいい、ただ相手には本気で変わって欲しいというA&PROの理念は本当に素晴らしいものだと感じました。僕に変わるチャンスをくださったことに本当に感謝しています。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

リーダーになりたい人はもちろんのこと、自分はこのままではダメだ、変わらないといけない、と思ってる人にも是非このリーダーシップゼミを受けてほしいと思います。

リーダーとして人を率いる中で大切なこと以外にも、各個人に合わせた、生きていく中で本当に大切なことに気付かせてくれる研修です。たった3日間ですが、そこで得られるものは一生心に残るような、非常に大きなものだと声を大にして言いたいです。

研修を通じて学んだこと

  • 全ての仕事はコミュニケーションと結びつけると豊かになる
  • リーダーは準備できている人間がやる
  • チャレンジし続けることの大切さ
  • 相手を気遣い、相手に配慮するコミュニケーション
  • PREP法を利用した他者とのコミュニケーション
  • コミュニケーションの4スキル
  • 責任とそれに伴う権限と義務
  • コーチングの本質
  • ノルマをコミットメントにシフトしていく
  • 正直と誠実の違い
  • 結果だけではなく、過程もきちんと見ること
  • コミュニケーションマップの活用

この記事の著者/編集者

石田 悠一郎 東京大学  

するとコメントすることができます。

新着コメント

  • 藤原穫

    2021年06月26日

    A&PROの一員として、石田さんにとって本研修が人生の分岐点となったことを大変嬉しく思います。

    おそらく石田さんにとっては、学んだ内容よりも、研修内で自身の弱みを自覚できたことの方が価値あることだったかもしれません。弱みを克服できた時、もしくは弱みを克服するために、研修で学んだ内容を活用してほしいと思います。

    今後の活動を応援しています!

    リーダーズカレッジリーダー:藤原

  • 信宗碧

    早稲田大学 文学部 美術史コース リーダーズカレッジ リーダー 2021年06月18日

    本当の意味で相手のことを思って行動するのは難しいことに気づいた研修だったのではないでしょうか?どうしても普段の生活だと相手との関係性が気になって伝えきれないことが多くあります。しかし、相手に誠実に向き合い、相手の成長を約束するのであるならば、このような表面的な関係性ではなく、本質的なアドバイスの方が必要になってくるでしょう。

    石田さんの記事に書いてあるようにこの研修では今までにないくらい自分に向き合い、正面から向き合ってくれる人と出会える3日間になります。これを機に自分の弱さと向き合い、さらなる成長につなげることを期待し、応援しています。

最新記事・ニュース

more

そもそもプロジェクトとは何か。それを知ることによって、あなたが現在取り組んでいる活動をもっと豊かにすることができるはずです。プロジェクトの基本を学び、そのプロセスについて考えてみましょう。

大庭彩 上野美叡 2Picks

タスクには明確に優先順位が存在し、正しい優先順位でタスクに向き合うことが締め切りへの余裕につながります。緊急度と重要度のマトリックスを用いて改めてタスクへの優先順位をつけることを意識したいです。

大庭彩 1Picks

皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか? そして、今その「共通目標」を何も見ずに口ずさむことができますか? もし、一度決めたことがある共通目標が形骸化してあまり浸透していない場合は私と同じ苦悩を経験するかもしれません。

大庭彩 1Picks

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1~3を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1と基礎2を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

「自分と仕事をしたいか」と思われているかどうかは他者の言動を大きく変化させます。相手方の時間を頂いているという認識があなたの評価を変えるでしょう。適切な準備を行うことで周囲と豊かな関係性を築きたい方に必見の記事です。

大庭彩 香山 渉 谷口 宗郁 3Picks

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1と基礎2を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

「周りの声を意識して思っていることを伝えられず、自分だけが辛い思いをしている...。」「それもあって、周りに対して愚痴が溜まっている...。」この悪循環を引き起こすコミュニケーションを、A&PROではPassive(受身的)なコミュニケーションと捉えます。そして悪循環を解決させるには、「Passive(受身的)」を「Assertive(自己主張的)」へ変容させていくことが重要です。

矢後慶樹 前田佳祐 大庭彩 3Picks