「人財育成を科学する」は、本当だった。
2019.01.04
自分に足りなかったのは「効果の検証」
ある一つのプロジェクトを成し遂げるためには、多くの準備・実践・振り返りが必要であり、かつそれらの精度を高めていくべき。このことはもちろん、理解しているつもりでした。しかし、A&PROのプログラムや森口先生のお話を聞いて、各プログラムの全体の中での位置付けを考え、生徒に対してどのような効果があるのかを検証しているとわかり、自らの学び、創造、問題解決に対する徹底度合いがまだまだ足りないと感じました。科学的知見と独自のノウハウに裏付けられているからこそ、このようなシステムが可能になるのでしょう。今後の自分に活かすとしたら、「効果の検証」「科学的実証の有無」であると思います。
研修講師へのメッセージ
3時間という長時間にわたる研修、誠にありがとうございました。私が最も感銘を受けたのは、森口先生がしばしば話題に挙げておられた具体例・実証例・科学的データの数々です。研修生から出されたどんな質問も、そしてA&PROのプログラムにおけるどんな側面においても、お話を具体的に展開され、説得力がありました。そのようなお話ができるのは、森口先生を含めこの組織が本気になって教育を科学し、生徒に向き合い、実践の場を踏まれているからだと強く感じました。
これから研修を受ける方々へ
なぜこの研修に参加したいのか、自分は何を得たいのか、それを明確にしてから研修に参加しましょう。参加している研修生も、お話をしてくださる講師の先生も、皆が本気になって取り組む3時間です。より多くのものを得るためにも目的意識を明確にすることをお勧めします。教育というものに対する本気度合い、それを実現するためのノウハウが徹底されていることを目の当たりにすることと思います。ここまで教育と人財育成にこだわり、追求していることは素晴らしいです。
A&PROより
教育を徹底的に「科学」することへの我々のこだわりを理解し、学んでくださいました。プロであるからには、感覚や勘ではなく確実なものが求められます。 今後とも、一緒に教育を研究していきましょう!(人財開発担当:遠藤)
研修で学べた事
教室見学
- 自主性、真面目さに担保された「放任」
- オンとオフがはっきりしている
- 生徒の目標と現状を正確に把握
教室見学以外
- 一つのことからいかに多く気付けるか
- 抽象概念の言語化、細分化
- メカニズムの重視
- 知っているつもりにならず再考する
- 「目標」の要素
- 指導スタイル、指導目的、求める人財を明確にすること
- 採用基準は「人間性」
- 多様性を受容した上での特化
- 主体的人財
- 能力のある人ほど謙虚である
- 総合的・多面的人財育成
- 1つの指示を要素に分解
矢後慶樹 早稲田大学 商学部