人生は成果を出すためにはあまりにも短い

クレド5. 時間の有限性を理解する。

限りある時間を有意義に活用するために、準備を徹底していきます。自分の時間を大切にしなければ、他者の時間も大切にすることはできません。他者(顧客・提携先・メンバー)の時間を尊重することで、自分の時間も尊重されます。

不誠実な行動は相手の時間を奪う行為

まず初めに、私が考える「誠実な行動」について言及したいと思います。

誠実とは、

  • 相手との約束を守ること
  • 自分の責任をしっかり果たすこと
  • 自分の気持ち・感情を素直に共有すること

だと考えています。

しかし、私は所属するキャリア支援団体で活動するメンバーに対して不誠実な行動をしてしまいました。その経験について少し触れてゆきたいと思います。

先述した団体で採用・組織設計を統括する長として活動する私は、採用チームの責任者と今後の採用戦略について話し合う機会がありました。私はその打ち合わせまでに、採用戦略の叩きを作成するという約束をしていました。

しかし当日の打ち合わせまでにその資料を全て完成させることができず、中途半端なまま打ち合わせに参加してしまいました。

当日、資料を完成できなかったことを素直に伝え謝罪をしましたが、相手との約束を守ることができなかったことに変わりはなく、メンバーにとても不誠実なことをしてしまったのだと大変反省しました。

その日の打ち合わせはなかなかスムーズにいかず、結果として再度時間をとることになってしまいました。

私が約束を守らなかったこと、準備を怠ったことにより本来取らずに済んだ時間をメンバーから奪ってしまいました。また、採用の進捗を遅らせる原因にもなってしまいました。

この経験から私は、自分の時間と相手の時間には限りがあり、お互いの時間をどれだけ目的を持って有意義に過ごせるかは社会人になっても非常に重要なことだと改めて気づくことができました。

まずは自分の時間を大事にする

それでは、なぜ私はその資料を作成できなかったのか。

その根本的な原因は自分の時間を管理できていなかったからだと考えています。

つまり、自分の時間を大事にできていなかったのです。

具体的な行動で例えると、以下のようになります。

  • 物事の優先順位を頭の中でなんとなくつけていた
  • 1日にやることをざっくりとしか決めずに行っていた
  • ○○の本をよみ、知識をつけたいと思ってもいつかやろうと後回しにしていた

このようなセルフマネジメントでは、自分の限りある時間を大切にできておらず、自分に余裕を生み出すことは到底できませんね。

事前に、その資料を完成できるようなスケジュールを組み、実行できていたら上記のような事は起きなかったかもしれません。

そこで物事・人に誠実に向き合い、相手の時間を大切にできるようになるためにまずは自分の時間を大事にできるようになりたいと改めて考えるようになりました。

そこで、自分の時間を大切にできていない課題は『7つの習慣』によると

  1. 優先順位をつけることができない。
  2. その優先課題を中心に計画することができない。
  3. 計画に基づき行動するように自分自身を律することができない。

とありました。まさに私は上記3つの課題に非常に当てはまっていました。

そこで私は、自分の取るべき行動・とりたい行動を全てスケジュール帳に落としこむことを目標に設定し、6つの行動を現在徹底しています。

  1. 自分が取るべき習慣を整理する
  2. To doや習慣を「重要」・「緊急」のマトリクスを使って整理し、優先順位をつける
  3. 自分がやるべきアクションを細分化し、かかる時間を予測する
  4. 1.2.3を踏まえ週に1回、中長期的なスケジュールについて検討の上、スケジュール帳に落とし込み時間を抑える
  5. 毎晩翌日の行動を再調整し改めて明確化し、実行を徹底する
  6. 毎日、数時間のアイドルタイムを設ける

以上の行動を徹底してから、気づいたことが1つあります。

それは人生は何かを成し遂げるにはあまりにも短いのではないかということです。

なぜならば、今までやるべきこと・やりたいことをなんとなく考えてた私が、それらの行動をより明確にするようになってから、1日1日が非常に短く感じるようになったからです。

実際のスケジュールの写真です!

そのため、より一時一時を大切にかつ、有意義にしなければならないと強く思うようになりました。また相手の時間も同様に大切にし尊重しなければならないのだと気づきました。

社会人になっても仕事やプライベートで様々なタスクやプロジェクトを抱える機会があると思います。

ゆえにその時、相手との約束は徹底して守り、時間をより有意義なものにするために、私ができる準備を最大限できるように徹底してゆきたいと思います。

そして、相手や物事に誠実に向き合い成果を出すことができる余裕のある大人へと成長してゆきたいです。

この記事の著者/編集者

野村修史  早稲田大学 法学部 

大学・学部:早稲田大学 法学部
部活:ソフトテニス部(中学・高校)
サークル:テニス・法律サークル
趣味:キャッシュレス決済の学習、ビールを飲むこと
アルバイト:マクドナルド、法律事務所、試飲試食販売
その他の活動:ロンドン留学、キャリア支援団体(大学3年生のキャリア支援、21卒同期採用、22卒採用・組織設計統括)

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