逃げ腰だった自分と向き合い、変わることができた

研修を通じて得た気づき

リーダーは準備ができている人がなる

正直これまでの自分の人生ではリーダーにはなんとなく優秀そうな人、周りから薦められた人、学校の人気者、「リーダー」という肩書が欲しい人、やってみたい人がなっていました。しかし、この研修を通じて自分たちがどれだけ恐ろしい決定をしていたのかと感じました。このような決め方では、周囲にどれだけ迷惑をかけるのか想像もつきません。

人は準備をすることでその言葉や行動に説得力が伴います。説得力を持った意見を聞き、行動を見れば周囲は納得感を持つことができるはずです。納得感を持った状態で物事に取り組むことのできる組織は、目標に向かって主体的に行動し良い成果を残すことができます。これが組織にとって最も合理的な状態です。その状態を最も作り出すことのできる存在、つまり最も準備をしてきた人間がリーダーになることで組織の成果を最大化できると学びました

自分との約束を守ることで自信をつける

私は正直に言って、自分に自信があるほうではありません。むしろ自信があるよう振る舞うことに精一杯なタイプの人間です。なぜ自分に自信がないのだろうと考えたことはありますが、その理由は今まで理解できていませんでした。

しかし、今回の研修を経て、自信がないのは自分との約束を守っていなかったからなのだと気付きました。自分が立てた目標に対して、何かと言い訳をして達成できなかったことも過去にはありました。むしろ、自分の中で約束をせず適当な状態で物事に取り組んでいたと思います。そういう意味では、自信をつけるための前提にも立てていなかったと思います。

自信は自分との約束を守ることの積み重ねです。私を含めて皆さんが今まで自信になったと感じる経験は、自分との約束を果たしていたからです。今後は、小さなところでもいいから自分の中で何か約束をし、その達成を積み重ねていくことで自信を付けていきます。自信が目に見える形で現れれば、メンバーに対してもポジティブな影響を与えられると思います。

点を線で捉えることの重要性

研修に参加すれば分かりますが、物事には必ず繋がりがあります。私はどちらかと言うとあまり繋がりを意識できるタイプではなく、物事を1つ1つ捉えてしまうタイプです。

しかし、今回の研修を通して、1つ1つの物事が別の物事に活用することができるということを改めて実感しました。当たり前のことを言っているように見えますが、普段からこの点を意識して行動できている人は私を含めて少ないはずです。

研修では「なぜAがBに活かせるのか」「AがBになるのはなぜなのか」、そういったことに関して科学的なメカニズムなどを通して学ぶことができました。過去の点を現在との繋がりの中で意識して行動すると、過去の経験に更に価値が出てきます。今回の研修はもちろんのこと、これまで自分が培ってきた経験や知識を今一度整理して、これからの行動に繋げていこうと思いました。

研修参加前後での心境の変化・研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ

まずは、3日間本当にありがとうございました。

自分自身、この研修を通じて何を学び取ることができるのか、正直曖昧な状態で参加しました。しかし、実際には学ぶ点しかありませんでした。リーダー的なポジションで上手くいっていたという自負も多少は存在しましたが、それらはほとんど全て幻想だと現段階で気づくことができて本当に良かったです。

また、自分の弱みにここまで向き合う機会のなかった私にその機会を提供してくださったこと、3日間を通じて真剣に向き合ってくださったことには感謝の念が絶えません。これまで逃げ腰だった私の人生を大きく変化させるきっかけとなりました。

今後は、研修を通じて学んだことをまずはしっかりと整理し、自らの行動にまで落とし込めるように努力していきます。そしてリーダーとして、私が変化する姿勢を周囲に見せ続けることによって周囲を変化させる、インサイドアウトができる人材として成長したいと思います。

改めまして、3日間ありがとうございました。今回の学びを糧に今後も成長していきます。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

これまでの人生、なんとなく上手くいっているなと感じている人ほど参加してほしい研修です。自分が上手くいったなと思っている経験は、実は上手くいっていないということが数多くあります。この研修ではそういったことを何度も痛感させられます。

反対に、本当に上手くいった経験であれば、それが何故上手くいっていたのかを構造的に理解することができます。構造を理解することができれば、別の経験にも応用することが可能になります。なんとなく、というのは霧がかかった状態です。研修ではこの霧が晴れる瞬間が何度も訪れます。今後研修を受ける人には、研修を通じて自らの霧を晴らし、その後の人生を晴れやかな状態で生きて欲しいと強く思います。

研修を通じて学んだこと

  • 正直と誠実の違い
  • リーダーは準備ができている人がなる
  • 信頼関係は約束を守ることで主導して構築する
  • 自分との約束を守ることで自信に繋がる
  • PREP法で完結に説明
  • 目標はSMART・Cで立てる
  • あらゆる仕事がコミュニケーションと結びつけると豊かになる
  • 説明の5要素
  • トレードオンと塩梅
  • ノルマをコミットメントにシフトさせる
  • インサイドアウトとアウトサイドイン
  • コミュニケーションマップ
  • 本当のコーチングとは何か
  • 本当のコミュニケーションとは何か
  • 物事にはメカニズムがある
  • 点と線の繋がり

この記事の著者/編集者

寺西 悠汰 早稲田大学  

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新着コメント

  • 田村稔行

    早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科 2021年08月07日

    私も研修を受けるまで、なぜだか自信を持てていなかった自分を感じていた部分があり共感します。
    リーダーという経験でもそれ以外でも、自分の中で約束をせずに適当な状態で取り組めば、せっかくの自信を得る機会を失うことになってしまいます。
    一つ一つ、どのようなことでも自分で作った約束を守っていき「なんとなくうまくいった」をなくしていくことが、自信だけでなく誠実に役割を果たすことにもつながるのではないでしょうか。

    今後も日々の活動でこのようなことを積み重ね、寺西さんが確かな自信を持ったより説得力あるリーダーとなることを応援しています!

  • 小川勇

    早稲田大学 政治経済学部 2021年07月30日

     「過去→現在」の繋がりは自分だけでなく、顧客やメンバーにも当てはまります。繋がりを持って考えることで、その人が抱えている潜在的なニーズ・目的意識が分かります。
     また「現在→未来」へつなげていくかを意識しながら、エンカレッジ、またはその他の活動に取り組んでみると寺西さん自身の成長につながっていくかと思います!

    今後の活動も応援しております!

  • 信宗碧

    早稲田大学 文学部 美術史コース リーダーズカレッジ リーダー 2021年07月30日

    自信がないけど自信を持っているようにふるまうというのはとても興味深い表現でした。今回の研修で学んだ内容を考えれば、自信は勝手につくものではなく、意識的につけられるものです。実際自分自身も自身は過去の積み上げだと考えていました。過去は変わらないし、変えられないからです。しかし、それは結果論に過ぎません。メカニズムを理解すれば自信を持てる自分を作ることはこれからでも可能でしょう。

    私も寺西さんに負けず、意識的に約束を作り、自信を持てるリーダーになる事を目指していきます。

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