相手の時間を大切にしたいなら、自分の時間を大切にせよ!
2021.04.30
クレド5.時間の有限性を理解する
限りある時間を有意義に活用するために、準備を徹底していきます。自分の時間を大切にしなければ、他者の時間も大切にすることはできません。他者(顧客・提携先・メンバー)の立場に立ち、一歩先行くサービスを提供します。
自分はいま、相手の時間を利用しているのだ
相手と直面するコミュニケーションや仕事で忘れてはならないのは、「自分はいま、相手の時間を利用しているのだ」という意識です。
仕事は時間を利用して行われ、価値は仕事により生み出されるため、時間はお金と同程度に重要であるといっても過言ではありません。
ですから、相手の持つ重要な時間を利用してコミュニケーションや仕事を行う以上、それに見合う価値を提供するのがベストでしょう。
では、相手の時間を利用するのに見合う価値はどのように生み出せば良いのでしょう。
私は、その答えは徹底した準備だと思います。
価値は、それが顕在的であれ潜在的であれ、相手の求めるものに応えることで生まれると考えます。相手と向き合う時間は限られていますから、向き合うよりも前の段階で相手の要求を想定し、それに適う徹底した準備が、限られた時間内で価値を生むといえるでしょう。
当然、この徹底した準備にも時間が必要ですから、自分が使える時間を大切にしなければなりません。もし自分の時間をぞんざいに扱い、相手と向き合う直前に急いで準備をしたとしても、相手を満足させるようなコミュニケーションや仕事はできないでしょう。
これがつまり、クレドの補足にある
限りある時間を有意義に活用するために、準備を徹底していきます。自分の時間を大切にしなければ、他者の時間も大切にすることはできません。
の本質でしょう。
研究室にて
例えば、私には研究室内の活動の1つに論文紹介があります。概ね30分で1つの論文を紹介、説明し、もう30分で学生や教官からの質問に答えるという流れです。
先日、研究室配属後初めての論文紹介を行いました。20人以上の研究室員の1時間を利用するのですから、発表からせめて1つでも有用な情報や考え方を持ち帰ってほしいと考え、該当する論文に限ったことではない技術の紹介を発表に組み入れたり、学生や教官から生じるであろう質問をいくつも想定し、関連論文を読んで答える準備をしたりしました。
結果的に、発表も質疑応答もスムーズに進められ、1時間を有意義に活用することができたうえ、かなり難解な論文だったにも関わらず、わかりやすかったとの声も聞くことができました。
論文紹介の準備は集中して作業してもなお連日深夜までかかるものでしたから、もし自分の時間を大切に扱っていなかったら、ろくに準備もできず、発表のクオリティは酷いものになっていたでしょう。
自分の時間を大切にするからこそできる徹底した準備が、相手の時間を大切にすることに繋がるのだろうと思います。
今後の活動で
相手の時間を大切にしようと思うと、自分の時間も大切にしようと思うが故に、自分が自由に使える時間も増えます。
その時間はもちろん、上記のように徹底した準備に使うこともできますが、自己研鑽に使うことができます。
それはまさに第2領域の活用。忙しい時は当然自分の時間を大切にしようと思いますが、忙しくない時ほど時間を大切にして、忙しい時にはできない自己研鑽に時間をあてたいですね。
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