「謙虚にして驕らず」経営者が成功し続ける秘訣は誠実な対応!

クレド4.誠実・謙虚であれ

周りの人たちに対して、損得ではなく誠実・謙虚に行動していきます。小さな約束もきちんと守り、信頼を積み重ねていきます。

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社会における成功の一つは経営者になること。とはいえ起業が簡単にできるこの時代、成功すること自体はそう難しくありません。ですが、成功し続けられる人はどれだけいるのでしょうか……。仕事の関係上、個人事業主や代表取締役といった経営者と関わることが多いのですが、やはり成果を出し続けることは簡単ではないようです。そこで、これまで多数の経営者と接してきた経験を活かし、成功し続けるためのマインドをお伝えします。

「謙虚にして驕らず」とは

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中国の古典『易経』という書物の中に「謙のみ福を受く(惟谦受福)」という言葉があります。謙虚な人のみが幸福を受けるという意味です。この言葉は『陰騭録(いんしつろく)』という古典でも引用されています。最近だと、京セラやKDDIを創業し、JALを再建した実業家、稲盛和夫さんの座右の銘としても知られており、ビジネス業界では有名な言葉です。

面白いことに、人間という生き物は上手くいっている時ほど自分や周囲が見えなくなってしまいがちで、危うい状況に気づけないどころか問題を招いてしまうことさえあります。

順風満帆と思っている時は驕りが出やすく、妬みや嫉みの対象になってしまうのです。時には人望を失って部下や取引先に見放されたり、周囲から足を引っ張られたりすることも……。

考えてもみてください。いかに高い地位や権力を持っていたとしても、理不尽で横暴な態度を取る人や、周囲を見下すような人だとしたら、その人と付き合いたいと思うでしょうか。

それよりは、周りの支えがあってこその成功だと考え感謝し、私利私欲に走ることなく他者のために努力する人の方が断然良いと思います。このような人であれば、地位や権力が無かったとしても自発的に協力・応援したくなりますよね。

つまり、どのような立場や状況にあっても慢心せず、常に謙虚な姿勢でいることが、成功する秘訣なのです。

謙虚と誠実の関係性

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謙虚さを身につけるために重要なことがあります。それは誠実であることです。誠実さとは有言実行すること、そして虚偽や誇張のない発言をすること。つまり、自分の言葉と現実を合わせることです。これができると人として成熟した価値観が形成され、自分の芯を貫きながらも他者の考えや感情を尊重することができます。

ここで一度、自分がどれくらい誠実なのか確かめてみましょう。

誠実な人の特徴

□約束は必ず守る
□できないことは素直に告白する
□嘘をつかない
□言い訳をしない
□曖昧なことは言わず、事実のみ話す
□誰に対しても丁寧に接する
□相手や状況によって意見や態度を変えない
□厳しい指摘・批判にも耳を傾ける
□私利私欲で動かない
□向上心が高く、努力を怠らない

あなたはいくつ当てはまりましたか?

当てはまる数が多ければ多いほど、誠実性が高いと言えます。上記の項目でチェックを入れたものは引き続き維持する努力を、当てはまらなかったものは実践する努力をしていってください。

もちろん、誠実さを磨けば必ずしも成功し続けられるというわけではありませんが、成功し続けている人ほど誠実性が高いのは事実です。普段から誠実な対応を心がけることで、持続的な成功に近づきます。たとえ窮地に陥ったとしても、あなたの人柄に心動かされ、助けてくれる人が出てくるでしょう。

誠実・謙虚に生きる

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経営者になったからには、成果を出し続けたいと思うのは当然のことです。そのために組織のマネジメントを工夫したり、資金繰りをしたりと、さまざまな方面で尽力していると思います。ですが、少し立ち止まって自身のマインドを見つめ直してみることも同じくらい大切です。その際、誠実さと謙虚さがポイントになるということは、ここまで読んでくださったあなたには言うまでもないでしょう。誠実さを磨き、謙虚な心を持った、誰からも慕われる経営者になってください。

この記事の著者/編集者

久保井美愛 リーダーズカレッジリーダー  

上智大学外国語学部卒。社会人として仕事に必要なノウハウや心構えを学ぶためにA&PROの研修に参加。大の読書家で、のべ5,000冊以上の本を読んできた本の虫。かつて「図書室の門番」という異名を付けられたことも(笑) 本から得た知識や自身のスキル・経験を活かして、皆さんに価値あるものをお届けします。

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新着コメント

  • 山口賢人

    早稲田大学 法学部 2021年02月05日

    どんなに大きなことを成し遂げている人でも、小さな約束一つ一つを大切に守ることが根幹にはあるということがわかりました。
    自分自身も、キャパシティーを超えた約束を取り付けてしまって約束を破ってしまった経験があります。
    「大きなことを成し遂げたいから大きな約束を取り付ける」のではなく、「多くの約束を守ってきたから、大きなことを成し遂げるチャンスを得る」ことを忘れずに、まずは等身大で一つ一つの約束に向き合っていこうと思えました。

  • 前田佳祐

    早稲田大学教育学部 2021年02月05日

    とても素敵な記事でした。
    特に謙虚と誠実の関係性についてとても考えさせられました。
    この記事を読む前は正直なところ、自分を謙虚な人間だと思っていました。しかし謙虚と誠実の関係性についての記事を読み、自分は普段から誠実に行動できているかを内省した際に、誠実ではない自分がいることに気づきました。
    特に、誠実な人の特徴で挙げられている「できないことを素直に告白する」という項目のところが刺さりました。
    私は自分自身が忙しい時でも、何かを頼まれた時に断ることができない人間です。しかし、自分自身のキャパシティは一定決まっており、時間の制約上不可能な時もあります。そのような場合、最終的に頼まれごとができないことで周囲に迷惑をかけることになり、誠実で謙虚な人間とは程遠くなってしまいます。
    自分の普段の何気ない一言を大事にし、周囲から謙虚で誠実な人間だ思われるようになりたいと思いました。

  • 田村稔行

    早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科 2021年07月10日

    自分の言葉と現実を合わせるという部分に、特に共感しました。

    記事では驕ることについて書かれていましたが、私は、謙虚の意味を取り違えて卑屈になる経験がありました。言い訳しないことや事実を話すことは、こうした姿勢を変えるにあたっても共通して必要とされることであると感じます。

    不遜でも卑屈でもなく、周囲に誠実・謙虚であることについて考えさせられました。

  • 山嵜晴貴

    早稲田大学 先進理工学部 2021年02月12日

    「上手くいっている時ほど自分や周囲が見えなくなってしまいがちで、危うい状況に気づけないどころか問題を招いてしまうことさえあります。」

    この言葉がとても心に刺さりました。私自身、上手くいっているときに自己主張を強めてしまうことがあります。上手くいっているように思えるときこそ、周囲に対して謙虚でありたいと考えさせられました。

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