大きな夢を掴むための「たった5分」の行動
2022.02.15
クレド4:誠実・謙虚であれ
周りの人たちに対して、損得ではなく誠実・謙虚に行動していきます。小さな約束もきちんと守り、信頼を積み重ねていきます。
大きな夢を叶えるためには?
あなたには、将来の夢がありますか?
海外で活躍したい、大きな仕事を任されるような人になりたいなど、きっと人それぞれ夢があると思います。
そして叶えられるかどうかは分からないけれども、大きな夢や野望を持っている人も多いのではないでしょうか。
では、大きな夢を叶えるために必要なことは何でしょうか?
その答えの1つが、「小さな信頼の積み重ね」です。
私にこの答えを教えてくれた最も尊敬する人、母の例で説明していきます。
小さな積み重ねで活躍の場が世界に広がる
フラワーデザイナーの母は、メトロポリタン美術館やカーネギーホールをはじめとする舞台で展示を行うなど、現在世界で活躍しています。また毎年数々のメディアに掲載されており、錚々たる経歴を持っています。
しかし、もともと母はコネも人脈も経験もないごく普通の女性でした。
正直私もなぜ母がここまで活躍できるのか、ずっと不思議に思っていました。
ある日母と話をしていると、「小さな信頼の積み重ね」を驚くほど大切にしていることが分かりました。
母は、一度お世話になった新聞社やメディアに、定期的にメールを送り続けています。
その内容は、また自分を掲載してくださいとお願いする自分本位なものではありせん。「かつて掲載してもらった影響で、今はこんな仕事をさせていただいています」と一人一人に対して文章を考え、感謝の気持ちを込めて送っているのです。
意外にもメディア関係者はクレームのメールをもらうことが多く、このように感謝の気持ちを直接伝えてもらうことは少ないそうです。
そのため、母の行動の積み重ねによって、担当者の方々は母のことを信頼できる人として記憶してくださっているのです。
その結果、複数回に渡っての掲載や新たな仕事のチャンスに繋がっているのです。
たった5分、相手のことを考えるだけで長期的にいい関係を築くことができ、思わぬチャンスに結びつく。
この方法で、母はいくつになってもビッグな夢を描き続けています。
自身の例
以上のように、小さな信頼を積み重ねることで、「この人と一緒に仕事をしたい」「この人に任せてみたい」というように相手の記憶に残ります。なぜなら、このような行動を取れる人はそう多くはいないからです。そして、相手のことを思った行動が自分の信頼に結びつき、結果的に返ってくるのです。
私自身、思い返してみると、所属していたダンスサークルで同じような経験がありました。
1年生の時からずっと踊り続けていた思い入れのある曲を、最後の早稲田祭ではセンターで踊ることが目標でした。
しかし、私はダンス初心者でした。同期には、経験者も複数人いたことに加え、同じ曲への思い入れが強い人も数多くいました。このような状況を踏まえると、当時の私にとってはかなり大きな目標でした。
しかし、結果的に私はこの目標を達成することができました。
センターの位置に選んでもらった理由を聞くと、そこには2つの理由がありました。
①”その曲=星野歩華”というイメージが強かったから
②踊りもサークル運営の仕事も手を抜かず努力し続けているから
①に関しては、上手な先輩にコツを教えてもらい、3年間自主練部屋で極め続けていたこと、そして後輩に還元していたことからついたイメージだと考えています。
つまり①②ともに、5分とは言わないまでも、3年間積み重ねてきた日々の努力や活動に向き合う姿勢が実を結んだと言えるでしょう。
「たった5分」を大切に
大きな夢や仕事は、小さな信頼が積み重なってできるものなのです。
私は、全てにおいて小さな積み重ねができているかというと、まだまだ反省すべきところがたくさんあります。これから社会人になる上で、「たった5分」の積み重ねを大切に人間関係を築いていきたいと思います。
みなさんも「小さな信頼の積み重ね」で大きな夢やチャンスを掴める人になりましょう。
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新着コメント
早稲田大学教育学部数学科 2022年02月25日
星野の身近に小さな積み重ねを実践して大きな夢を掴んでいることを羨ましく思うと同時に、そこから学ぶ星野の姿勢に対してもとても尊敬しています。
たった5分と書いてありますが、私はこの言葉からかける時間よりも常に意識することの大切さを学んだと思っています。小さな積み重ねが大きな夢を掴むという星野の伝えたい言葉を大切にして自身も活動をしていけたらと思います。
早稲田大学 文学部 美術史コース リーダーズカレッジ リーダー 2022年02月25日
相手からの信頼を得るためには大きな事をするのではなく、身近なことから丁寧に行動していくことの重要性に気づかされました。
社会人が近づいてくると、ついプロジェクトの成功や利益を上げることといった成果によって信頼を得られると思うようなことがあります。
しかし、今回の星野の記事を読むと、そもそも大事な事や難しい事を任されるのは日々の小さな思いやりやコミュニケーションの上に成り立っていることを感じさせられました。
今後は当たり前のことはおろそかにせず、まず目の前にある仕事、目の前にいる人に対しての信頼を培っていきます。
早稲田大学 商学部 2022年02月25日
星野が普段から周囲へ気遣いを怠らない、その理由が垣間見える記事でした。
お母さんの例はとても説得力があり、小さな行動という「水」を与え続けることで、まさに「花」が咲き誇ると学ぶことができました。
私も今日から、毎日5分誰かに感謝を伝える「水やり」をしてみようと思います。