常に相手の立場に立つために想像の幅を広げる

クレド3.目配り・気配り・心配り、常に相手の立場に立つ

企業理念を判断基準とし、目配り・気配り・心配りの質を高めていきます。些細なことにこそ敏感に気づき、周りに共有することで、スピード対応に繋げます。相手の立場に立ち、一歩先行くサービスを提供していきます。

はじめに

「相手の立場に立つことが大事」というフレーズを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

相手の立場に立たなければ、自分以外の人が何を考え何を必要としているのかはなかなか分かりません。

常に良いサービスを提供し社会で活躍するためには、常に相手の立場に立たなければいけません。そして、常に相手の立場に立つためには想像の幅を広げることが必要になります。

想像の幅を広げることが必要となる理由

なぜ常に相手の立場に立つためには想像の幅を広げることが必要となるのでしょうか?私は、自分が想像できる範囲には限界があるからだと考えています。

想像力を働かせることで初めて、立場や考え方が自分とは異なる相手の立場に立つことができます。言い方を変えれば、想像できる範囲の外にいる相手の立場に立つことは難しいのです。

従って、想像の幅が狭いと真に相手の立場に立ちにくくなります。

相手の立場に立てずミスをした経験

ここでは、私自身の想像の幅が狭かったことでミスをしてしまった経験を紹介します。

私は大学1年生の時に飲食店でアルバイトをしていました。その店は少人数でホール業務を分担しており、混雑時にはスピーディーな接客が求められる環境でした。

アルバイトを始めて間もない頃、混雑時に飲んだことのない日本酒の味についてお客様から質問されたことがありました。私は質問をしに厨房に戻る時間を惜しみ、カウンター席に座っていたお客様の頭越しに店長に質問してしまいました。

すると、私は厨房に呼び戻されて「頭越しに話をされてはいい気はしないだろう。もっとお客様の気持ちを考えて欲しい。」と注意を受けました。この時の私は相手の立場に立つことができておらず、自分基準で判断し行動していました。

想像の幅を広げる方法

では、想像の幅を広げるにはどうしたら良いのでしょうか?私は自分の「外面から変える」と「内面から変える」の二つの方法があると考えています。

以下に私が考える二つの具体的な方法を挙げます。

  1. 周囲からの指摘を受け入れる (外面から)
  2. 思い込みをなくす (内面から)

1. 周囲からの指摘を受け入れる

人はそれぞれの立場があり、全く同じ考え方をする人ばかりではありません。そこで、自分にはない視点を取り入れることで想像できる範囲を広げることができます。

周囲からの指摘は、自分にはない視点からのアドバイスに他なりません。指摘を受け入れることはつまり、自分にはない視点を取り入れることになるのです。

上記の経験に当てはめてみると、店長は私よりも接客の実力があり、より広い範囲の相手の立場に立つことができます。そんな店長からの指摘を受け入れることで、自分の想像が及ぶ範囲を広げることができます。

2. 思い込みをなくす

想像の範囲が限られる原因として、思い込みが挙げられます。思い込みはあくまで自分基準で作られたものであり、他者も同じであるとは限りません。

従って、思い込みをしたままで相手の立場に立とうとしても、真に相手の立場に立つことはできません。

当時の私は、「自分がお客様だったら気にしないからお客様も気にしないだろう」と思い込んでいました。自分基準で考えることしかしておらず、自分と違う視点は存在しないという思い込みをしていたと思います。

「自分は気にしないけど、不快に思うお客様もいるかもしれない」と思い込みを捨てて考えることで、ミスを回避することができたかもしれません。

最後に

今回の記事では、想像の幅を広げることの重要性とその方法について書いてきました。記事執筆を通して、まだまだ私の想像の幅は狭く、社会で活躍するには未熟だと改めて思いました。今後も想像の幅を広げ続け、常に相手の立場に立つことができるようになりたいと思います。

この記事の著者/編集者

藤井裕己 早稲田大学  

高校まで11年間野球に打ち込み、一浪の末、早稲田大学商学部へ。

大学では塾講師のアルバイトを経験し、その後、学生時代から力を入れて活動する経験をしたいという思いからキャリアNPO法人エンカレッジに加入。

高校時代のリーダーとして挫折した経験から、自分自身を変えたいと思い、大学2年次にリーダーズカレッジに参加。

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