資産運用の前に、まず「身近な支出」を整える。
連載:人事部連載
2019.11.29
生活基盤を整える大切な手段
前回の人事部連載では、社会保険・年金の基礎知識をご紹介しました。⇒https://apro-c.co.jp/human-resources-2019-0629/
iDeCo(個人型確定拠出年金)など、年金問題により話題になっている「資産運用」の基礎知識について、いずれご紹介をと思っておりましたが・・・その前に、見直しておくべき「身近な固定支出」について今回はお話できればと思います。
そもそも、この連載をスタートした目的は、日々仕事や学業、アルバイトなどに従事する方々に向けて、優先順位の下がりがちな保険や年金について触れる機会をつくり、身近に感じてもらうことでした。
よくわからないから。と受け身になり、行政や会社に任せっぱなしではもったいない。一人一人が豊かな社会人生活を送るためにも、今ある保険や年金の知識を正しく知り、自分に合った形をそれぞれが見つけ活用していくこと。生活基盤を整える一つの手段として、保険や年金はとても大切なテーマだと思います。
そういう意味でも、「資産運用」は今後大切になってくるテーマです。しかし、同等、もしかすると人によってはそれ以上に優先順位が高いのは、まず自分自身の「身近な固定支出」を整理することではないでしょうか?
今回はその「身近な固定支出」を整理する、をテーマに1つの記事をご紹介します。 これから見直しを考える方も、既に大切にされている方も、整理する機会として参考になれば幸いです。*
★資産運用をする前に整理しておきたい「固定支出」⇨ https://dc-startclub.com/asset/2567 (確定拠出年金スタートクラブ)
※こちらの記事をご覧いただいた上で、読み進めることをおすすめします。
あくまで一例ですが、一社会人として、そしてこれから社会人になる学生さんにとっても、非常にリアルで役に立つ内容だと思います。
この記事をきっかけに、その他の固定支出を調べたところ特に気になったのは「家賃」と「クレジットカード」について。参考までにPOINTをご紹介します。
〈家賃〉
無理なく支払いができる家賃の目安は、一般的に手取り月収の1/3、と言われています。手取り月収20万円の人の場合、約6.7万円。あくまで目安ですが、自分の収入からみて、適正な金額がどうか検討することが大切です。※ここに電気・ガス・水道光熱費が固定支出として加わるのでご注意を。
〈クレジットカード〉
今や、1人1枚以上のクレジットカードの保有、また1人あたり2枚〜3枚のクレジットカードを保有している方も多いのではないでしょうか。勧められるがままに契約し、無駄な年間費を払い続けていませんか?生活圏内や生活スタイルが変わった時は、ぜひ見直しをおすすめします。
ここまで見直すべき固定支出についてお話してきましたが、紹介した記事にもあるとおり、大切なのはあくまでムダになっているものを見極め、今自分が必要なものと将来のための投資に集中させることだと思います。
取捨選択の感度を高め、自分に合ったスタイルを是非見つけてみてくださいね。*
本田花