「相手に乗り切る」コミュニケーションで、学びを最大化する。
2020.07.26
研修を通じて気づいたこと・今後に役立てられること
成果を向上させるには、目標設定がキー
SMARTで適切な目標設定は、成果を向上させることを学びました。高すぎる目標を設定してしまうと達成できない理由を証明し始めてしまいます。適切に目標を設定することで、「やろう!」と建設的にアイディアを働かせるようになると学びました。
考え方次第で、仕事をもっと豊かに
トレードオンという考え方を学びました。「一見両立しそうもない二律背反を超え、新たな価値を生み出すことで両立させられる」という意味です。良いアイディアを活かすために知恵を使っていきたいと感じました。
「相手に乗り切る」コミュニケーション
自分の考え方を相手に伝えるだけではなく相手のコミュニケーションスタイルに乗り切ることの大切さを学びました。ワーク中もそれを意識することで学びを大きくすることができたと感じました。
私はコミュニケーションにおいて会話の主題や雰囲気を作ることはできますが、相手にそれを描かれた時に自分の役割に戸惑ってあたふたしてしまう節があります。研修前はこのことを言語化できていませんでした。研修を通してこの「相手に乗る」ことを苦手としていることについて、自己理解が深まったと感じました。今後は「相手に乗り切る」ことを意識して、もっと学びを深めていこうと思います!
心境の変化
参加する前は、自分の弱みを強みでカバーしながら研修を受けようと思っていました。その心意気は、今与え得る価値を与えるという点で大切だと思います。しかし、弱みを無くして価値を提供できる人間になるためには、弱さを自覚してそれに向き合う強さが必要だと気づきました。またそのことに気づいただけでなく克服するようコミットメントができたのは、教えてくださる方々が過去に自分の弱さを自覚し向き合ってきたからなのではないかと思い、この組織に感動しました。この組織に出会えてラッキーだと感じましたし、私も皆さんに価値を提供できる人間を目指します!
3日間の実践記録
研修で学べたこと・感じたこと
- コミュニケーションにおける目的意識の重要性
- コミュニケーションの質が非常に需要
- 概念化した時のコミュニケーションのしやすさ
- あらゆる仕事はコミュニケーションと結びつけると豊かになる
- コーチングは生存/安全欲求が満たされていている時にのみ使って良い
- お互いに真剣にやってこそコーチングが有効
- 効果的な目標設定は成果を向上させる
- インサイドアウトやトレードオンを用いて仕事をもっと豊かに
- 相手に乗り切るコミュニケーションの必要性
Gmap-c(目標設定・成果と課題の把握)
研修全体を通じた目的:A&PROの考え方を理解し、一つでも身に付ける
1日目:
- 目標 Goal(本日の目標と計画の宣言)
効果的なコミュニケーションについて学び、それを実践するにあたって障壁となる自分の問題を見つける。 - 実施内容 Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:50%
コミュニケーションにおいて必要な要素を学ぶことができた。
障壁となる問題がわからなかった。 - 考察 Analyze(ギャップの分析・課題の抽出)
コミュニケーションの構成要素が把握できていなかった。
(why→)要素がどうして必要なのか忘れていた。
(why→)研修の目的・目標を忘れていた。 - 対策 Plan(今後の対策・計画)
研修の中で主体的に目的意識を持つ。(疲れてくると意識できない傾向にあったので、疲れてきたタイミングで特に目的に意識を向ける。)
2日目:
- 目標 Goal(本日の目標と計画の宣言)
今日中にコーチングの重要性について100%説明できるようにし、その要素のうちどこまでを理解しているのか説明できるようになる。疲れた時に上記を更に意識する。 - 実施内容 Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:100%
コーチングの重要性とは、生存/安全欲求を満たしている前提で、マインドや動機、スタンス等にかかわるソリューションを与え、結果的にスキルを増やすことにある。 - 考察 Analyze(ギャップの分析・課題の抽出)
本日の目標を常に意識することができた。
(why→)コーチング・コミュニケーションの面で真剣に成長したかった。
(why→)講師/参加者の有限の時間の中で新たな価値を生みたいと思った。 - 対策 Plan(今後の対策・計画)
時間内に自分の考えを集中してまとめ、最初に知恵を思いつく人になる。相手のことをもっと考え、トレードオンはどのように達成されるのか想像を働かせる。
3日目:
- 目標 Goal(本日の目標と計画の宣言)
相手のコミュニケーションルール/スタイルに乗っかる。
知恵を思いつくように努め、積極的に発言する。 - 実施内容 Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:50%
相手のコミュニケーションに乗っかることができたと同時に私はその力が弱い事に気づいた。 - 考察 Analyze(ギャップの分析・課題の抽出)
実践で使えるような知恵の定義が自分の中でできていなかった。
(why→)辞書通りの意味ではなく、実効性のあるものを知ろうとしていなかった。
(why→)自分の考え方やコミュニケーションスタイルに安住していた。傲慢だった。 - 対策 Plan(今後の対策・計画)
常に「自分が傲慢なのではないか?」と疑う。
常に「自分のペースに相手を乗せてないか?」を疑う。
これから研修を受ける方々へ
これまで、「自分の弱さと向き合うこと」と「人に指導すること」を結びつけて考えたことはありますか?
また、人に指導する時、その人の時間を奪う(=指導する権利をもらう)以上の価値を提供するために本気になったことはありますか?
この研修はスキルを学ぶわけではありません。そうではなく、学びや仕事における本質を学びます。本気でこの研修に向かえば、たくさんの学びを吸収し、大きく成長するはずです。
A&PROより
「あちらを立てればこちらが立たず」というトレードオフの考えは、私もこのワークショップを受けるまで無意識のうちにしていました。何か不都合なことや達成が難しいことがあると、何かと言い訳をして逃げていたように思います。
双方の利を潰さないトレードオンや、ノルマからコミットメントへの移行は、仕事をするうえでも、私生活を豊かにするうえでも非常に大切なことです。そのために必要なのは良質なコミュニケーションを取ること。そのことに気がつけた私たちは確かにラッキーだと言えるでしょう。
ここで得られた価値は、私たちにとって大きな武器となります。それをどう活かすかは私たち一人ひとりの手に委ねられているのです。A&PROでの学びを最大限に活用できるよう、これからも一緒に切磋琢磨していけたらと思います。
(リーダーズカレッジ:久保井)
田村稔行 早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科