「人に守られる」立場から、社会人として「人を守る」立場へ。

■今月の研修■ 災害時・緊急時の対応

どんな事態が起きても冷静に対応できる力を

 研修の前半では、電話対応と来訪者対応のあり方について、グループで実践練習とフィードバックを重ねながら理解を深めました。

 私が最も苦労したのは、相手への寄り添い方としてA&PROが大事にしている「アサーティブコミュニケーション」です。初めはどうしても自分が話さなければならないことに注力してしまい、相手の話を傾聴したり、共感の言葉をかけたりすることが思うようにできませんでした。しかし、グループのメンバーからのフィードバックのおかげで徐々に肩の力が抜けてきて、「相手は人なのだから、まずは会話をするところからなのだ」と気付くことができました。

 研修の後半には、地震発生時の対応の確認と、様々な場面を想定した実践練習を行いました。訓練する中で、「我々は生徒の命を預かっている」という自覚がいっそう強くなりました。それとともに、人の命を守ることのできる社会人になるためにも、日頃からどんな事態が起きても冷静に対応できるような力をつけておかなければならないと感じています。

これから研修を受ける方々へ

 地震発生時の対応を練習しながら、私は3.11の地震が起こった時のことを思い出していました。幸い私のいた学校では死者が出るほどの被害はなかったのですが、人生で初めて経験する大きな揺れで、非常に怖かったのを覚えています。

 中でも一番恐怖を感じたのが、授業をしていた先生が生徒を置いて真っ先に逃げたことでした。4階の教室にいた私たち生徒は、生徒同士だけで協力してグラウンドまで避難したのです。私もクラスメイトたちも裏切られた気持ちでいっぱいで、その先生に対する信頼は一気になくなってしまいました。同時に、私は人を見捨てる人ではなくて、守れる人になりたいと強く思いました。

 人の命を守ることは、言葉で言うほど簡単ではないけれど、それでも私は誰も殺したくないと思うのです。私たちはこれからどんどん大人になって、学生生活のように「守られる」立場ではなく、社会人として「守る」立場になります。その責任をいつでも果たせるように、日々の仕事を全うしていかなければならないと感じました。

研修で学べた事(キーワード)

電話対応・来訪者対応

  • アサーティブコミュニケーション
  • 相手のニーズを聞き出すこと
  • 共感・理解の言葉がけをすること
  • 相手への気配りを言葉にする
  • 誠実さは伝わって初めて本当の「誠実」
  • 物事を始める前に意味づけを行うことの効果
  • 精神状態・心の持ちように結果が左右されないための仕組み作り
  • 限られた時間であるということ、テンポよく進めていこうという合意を得ること
  • 落ち着いた、かつ相手に寄り添うコミュニケーションがヘウレーカスタイル

地震発生時の対応

  • 頭の中でシミュレーションができても、実践するとできないことがあるという自覚の重要性
  • 日常的な危機管理が緊急時にこそ問われるということ
  • A&PROのクレドは緊急時にも生きるということ

この記事の著者/編集者

遠藤 七海 東京外国語大学 国際社会学部  

大学・学部:東京外国語大学 国際社会学部 スペイン語専攻 
部活:男女バスケットボール部 マネージャー(高校) 
趣味:海外旅行(観光よりもサバイバル)、ミュージカル鑑賞 
アルバイト:浦安の某有名テーマパーク、大学進学塾での講師 
その他の活動:メキシコに短期語学留学(衝撃のサボテン料理を体験) 
現在お住いの地域:千葉県(総武線沿線) 
研究:教育社会学 「将来の夢」についての研究 
家族構成:父、母、犬のももさん、私 
その他:好きな食べ物は麺類(こだわりはラーメンの海苔を食べるタイミング)苦手な食べ物はパクチーとレーズンです

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