周囲が主体的に行動する組織を作るまでがリーダーの責任

クレド8.人のせいにせず、常に自分ができること・できたことを考え、最善を尽くす

組織はフラットであり、常に全メンバーが危機意識を持ち、自分にできること・できたことを考え、改善。自分に都合の悪いことが起きても、人のせいにせず、自分にも原因を求め、サービスの質を高めます。※顧客のせいにするなどもってのほか。

責任を持とうとする姿勢と役割を全うしてもらう姿勢

このクレドを目にしたとき、自分が組織のリーダーではなく一人のメンバーである場合においても、組織に所属する以上組織の改善に貢献する姿勢を持つことがメンバーとしての理想の姿の一つであると考えました。このクレドは、自分の所属する組織に対しての責任を持つ姿勢について述べていると感じました。

一方で、自分がリーダーであるときには、「この仕事はメンバーに任せたから自分には責任はない」とするのではなく、事前の説明や進捗の把握などの責任を全うできているかを意識することが大切だと感じました。

メンバーが想定のように行動してくれないという状況において、「仕方ない。メンバーがやってくれないなら自分がやれば良いか」と代わりに作業を行い、そのままで終わってしまうことはないでしょか。

メンバーが果たせていない責任をリーダーが代わりに全うしているという面においては自分のできることをしているといえるかもしれません。

しかし、リーダーという立場としてできることを考え、最善を尽くせているでしょうか。リーダーの本来の役割は、メンバーが各自の役割を全うできるよう適切に仕事を渡し、サポートすることではないでしょうか。自分は役割を説明したのだから、仕事をしてくれない相手が悪い、と諦めるのではなく、たとえ代わりに自分が仕事を行うとしても、その上で何が問題だったのかを把握し、次回からはそのメンバーに役割を果たしてもらえるようにすることが、リーダーが全うすべき責任であると考えます。

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自分が代わりにやる体制に甘えず、周囲に役割を全うしてもらう

上で述べたことについて、自分がリーダーとして周囲のメンバーに仕事を任せる立場であるときに、周囲のメンバーが動くことができているか把握し改善する姿勢が足りていないと感じます。

私は、大学で英語サークルに所属しており、昨年12月から代表を努めています。サークルでは英語でのディスカッションやスピーチといった活動を行っており、私の主な役割は、それら各活動を担当するメンバー間の調整を行い、サークル活動全体の指揮を執るというものです。

自分自身について振り返ると、周囲のメンバーが動いてくれないという状況において、あくまで全体の統括や必要な際の調整が役割である自分が介入し、代わりに仕事を行ってしまっている状況ではないかと気が付きました。私の役割は、各活動の担当メンバーが役割を果たせているかを確認してサポートすること。自分がなんでも屋さんになってしまっては、むしろ各メンバーに「自分はここまではやらなくても大丈夫だろう」と思わせてしまうでしょう。

今後は、自分が無闇に代わりを務めるのではなく、メンバーが主体的に行動することを目標とします。各メンバーがどのような役割を持っていて何をしてほしいのか改めて認識をすり合わせ、その上でどのような課題があるか聞き取るようにしていきます。

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自分が担当でなくても改善を提案する

一方で、昨年度自分がメンバーという立場であった際、自分の担当でない部分に関しても周囲に提案をし、改善に貢献する姿勢を持つことができていたと感じます。

サークルの主要な活動であるディスカッションでは、サークル内部での日常の活動の他に毎年11月にイベントを主催しており、他大学の英語サークルの学生を招待し、約100名規模でディスカッションを行っています。

昨年度は、このイベントを初めてオンラインで開催することとなりました。例年、本番のディスカッションの司会進行のために2、3ヶ月ほどの間、授業のない空き時間で練習を実施しているのですが、昨年度はオンライン開催となり、練習担当のメンバーが練習への参加率に課題を抱えていました。

当初各練習時間にメンバーがなかなか集まらず、一部の練習が中止になるだけでなく、たとえ練習を実施できたとしても、十分でない人数での練習となることが少なくありませんでした。このような状態が2週間程続いたことを参加者の立場として問題と感じ、練習を運営するメンバーに頻度や周知方法について変更の提案をしました。具体的には、設けられた練習回数が多いためにメンバーが分散してしまっていると考え、練習回数を半分程度に絞った上、日毎に行っていた練習の告知を週末にまとめて事前に行うことにしました。結果、その後の練習はほとんど実施された上に参加人数についても改善され、十分な練習を行った上で本番のディスカッションに望むことができました。

このように、自分がメンバーであり必ずしもリーダーではなかった際でも、周囲へ提案する姿勢を持つことができていたと考えます。実際のところ、自分がサークルの代表に立候補したのも、サークルへ貢献したいという姿勢があったための行動だったと感じます。サークル活動について一メンバーとしての観点に立ち返り、残りの期間のサークル活動を有意義にするためには自分にどのようなことができるか考えて行動に移していきます。

この記事の著者/編集者

田村稔行 早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科  

高校時代から英語の部活、サークルでの活動を続けており、大学では理工学部生向け英語サークルの代表を務めました。
更に、大学1、2年生がキャリアついて考える機会を提供すべく、大学生向け就活支援の学生団体「エンカレッジ」で活動。記事執筆やSNSの運用を行っています。

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