「なんとなく」を脱して自分を変えるために向き合った3日間

研修を通じて気付けたこと・今後に役立てられること

リーダーは準備できている人がやる

今までリーダーとは「やりたいというモチベーションがある人」「周りから人望がある人」そんな人がやるものだと考えていました。

けれどそれは違いました。リーダーはメンバーと顧客のために存在します。だからこそリーダーの存在はメンバーや顧客に多くの影響を与えることができるのです。

いくら熱い気持ちを持っていても、知識がなかったり行動が伴っていなかったりすると、負の影響(=迷惑)を与えかねません。知識や行動がしっかりした準備ができている人がリーダーをやるべきということを学ぶことができました。

準備ができているとは「行動」ができている人です。口ではいくらでも理想論やかっこいいことは言えます。一方行動は習慣を生み、ごまかしがきかないということを学んだので、行動で「準備」ができていることを証明できる人間になりたいと思いました。

ノルマとコミットメントの違い

ノルマは外部から与えられ、目標達成(結果)を評価ポイントとしているのに対し、コミットメントとは内部から発生し、目標に向けての誠実な取り組み(プロセス)を評価するものです。

今までの自分を振り返ると自分に対してもチームメンバーに対してもノルマ型で目標に向かってしまっていたことに気が付きました。そしてそれがいかに自分とメンバーを苦しめていたのかにも気が付くことができました。

「誠実な取り組みを評価する」

結果だけでなくプロセスも重視した評価を、自分に対してもメンバーに対してもできるよう習慣化していきたいと考えています。

あらゆる仕事はコミュニケーションと結びつけると豊かになる

最初にこの言葉を聞いたときは「いやいや、確かにコミュニケーションが必要な仕事はあるけど、必要のない仕事も多いだろう」と正直意味がよくわかりませんでした。

しかし、塾講師の例が引き合いに出されたとき、他者と直接コミュニケーションを取らないテスト採点やプリントのコピーでも、関わる相手を想像し、どのようにすればお互いが豊かな気持ちになれるのかを考え、工夫できるということを学びました。

今後自分の活動においても一人で完結する仕事はないので、常に関わる人を想像しどのようにすれば豊かに活動できるか考えていきたいです。

研修参加前後での心境の変化・研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ

「表面的な優等生からの脱却」

今まで自分が歩んできたのは、そこそこの力で要領よく合格点ぎりぎりを狙うような人生でした。それでなんとかなることが多かったので、そんな自分に満足もしていました。

しかし本研修を受けたことで「自分は今までなんて表面的だったんだろう」「どれだけ本質的なものを避けて雰囲気で議論してきたんだろう」と考えを改めることができたのです。自分が本気でないことは見透かされているということにも気が付くことができました。

だからこそ、この3日間で自分を絶対に変えるぞという想いで研修に望みました。

それでも最初はなかなか自分を変えられずにいたのは事実です。口では「○○が大切です」と言いつつも、それを実際に行動にまで移せていない、そんな状況でした。しかし、森口さんは私に対して諦めることなく、ただ怒るわけでもなく「誠実」に接し、期待をかけてくれました。だからこそ「森口さんの気持ちに応えたい」と思うことができ、そこからは具体的な目標を立て着実に行動することができました。

正直100%自分を変えられたかというとまだまだだと思います。ただ、自分の弱さと逃げずに向き合い、改善しようと目標を立て徹底的に行動したということも事実です。

自分を変える機会を設けてくださった森口さんを始め、今回さまざまな準備をしてくださったA&PROのみなさまに感謝の気持ちをお伝えできればと思います。本当にありがとうございました。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

本研修は「覚悟」が決まった人だけが受けるべきだと思います。誰でも受けられるほど甘くはないです。なんとなく「いい学びがありそうだな」くらいで臨むと後悔すると思います。一方、本気でリーダーシップについて学びたい、自分を変えたい、そんな人には心からおすすめできる研修です。

また、本研修はリーダーのみならず社会人なら全員が必要になるスキル・スタンス・マインドを学ぶことができます。ただ学んでよかったでは終わらない、今後に活きる「本質」の学びが得られるでしょう。参加される皆さんを応援しています。

研修を通じて学んだこと

  • リーダーとはメンバー、顧客のためにある
  • 目標はSMART-Cで立てる
  • 説得力のある意見を取り入れる
  • 評価基準
  • リーダーは準備できている人がやる
  • A&PROのコーチングについて
  • 目標を効果的に設定すると、集中力が高まり、成果が向上する
  • ノルマとコミットメントの違い
  • 責任、権限、義務の違い
  • 相手をジャッジする必要はない。存在を信じることが大切
  • 共感と同情の違い

推薦してくれた方へのメッセージ

平本さんへ

まずは推薦してくれて本当にありがとう。この研修を受けられただけでもエンカレッジに入った甲斐があったと思える3日間でした。

社会人の学びとは「価値を受け取るもの」ではなく「価値を提供するもの」ということを学んだので、今回の学びを自分だけに留めず、チームメンバーやセクションメンバーに還元できるようにしていきたいと思います。

改めて推薦してくれて本当にありがとう!

この記事の著者/編集者

佐藤幹太 早稲田大学 大学生 

早稲田大学社会科学部所属。ゼミ活動では「都市コミュニティーデザイン」という地域の人がより住みよいまちづくりについて学んでいます。またキャリア支援NPO法人のエンカレッジにも所属し23卒の就活生にキャリア支援を行っています。

するとコメントすることができます。

新着コメント

  • 高岡美紗樹

    早稲田大学大学生 2021年10月31日

    「本気でやる」、とてもシンプルですが実は非常に難しいことだと思います。本研修においてこれまでの自分にその要素が足りていなかったこと、そこに気づけた佐藤さんは現在本当に強いリーダーになっていることと思います。佐藤さんの行動力と意思の強さをとても尊敬していると同時に、同期として沢山刺激を受けています。これからも試行錯誤を繰り返しながら互いに頑張りましょう!!

  • 山田飛翔

    2021年10月29日

    準備ができているとは「行動」ができている人。
    本当にその通りだと思います。それと同時に行動に示し続けることは、自分と向き合い変えることなので、難しくもあります。
    この研修後の佐藤の動きを見ていてリーダーとして更に向上心を持って取り組む姿勢を感じ、刺激を受けますし、自分自身を見つめ直すきっかけになりました。
    ぜひ自分を変数として考え、自分を変え、行動に示せるリーダーを一緒に目指していきましょう。

    早稲田大学:山田

  • 田村稔行

    早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科 2021年10月21日

    習慣によってできている準備にごまかしは通用しない。だからこそどんな時も誠実にあることが必要だと私も感じます。
    習慣を含め自分を変えることは簡単ではなく時間もかかるかもしれません。しかし、時にはなんとかなる部分を感じてしまうことがあっても、そのような時こそ逃げずに向き合い直すことが、研修を受けた自分に対して誠実な姿勢ではないでしょうか、自分自身も改めて意識しなければと感じる点です。

    これからも着実に行動を積み重ねていくことを応援します。

    リーダーズカレッジ:田村

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