やらないことを決めて、「なぜか忙しい」という状態から解放されよう

今月の研修:社会人の持つべき習慣(公的成功)

「読書の習慣をつけようと始めたものの、1週間も続かなかった。」

「ジムに入会したものの、忙しくてなかなか通えていない。」

人生を豊かにする上で精神や肉体を磨く活動の重要性はわかっていても、なかなか時間を取れないことはありますよね。

あなたは、このような活動を自分の生活に新しく組み込もうとしていませんか。

「何を足すか」の前に「何を引くか」を考えてみてはいかがでしょう。

「やるべきこと」の断捨離のススメ

緊急度と重要度のマトリックスを使って、時間の使い道を整理したことはありますか。今回のビジネス基礎研修で学んだ4つの領域をマトリックスでご説明します。

「やるべきこと」の中でも期限が迫っているもの、つまり緊急かつ重要である領域を第一領域と言います。図中では左上にあたります。

続いて第二領域は右上にあたり、重要ではあるが緊急ではないものを指します。記事の冒頭でご紹介した、人生を豊かにする上で精神や肉体を磨く活動はこの第二領域に当たります。

よく言われるのは、この第二領域を増やすことで、人生がより豊かになるということです。しかし、日常生活にいきなり第二領域を組み込もうとしても難しいと思います。

急に第二領域を増やしたとしても、それは豊かな生活や充足感のようなものをファッションとして身につけただけに過ぎず、しばらくすれば飽きが来ると思うのです。疲れたり飽きたりせずに第二領域を増やし続けるためには、目標を定め、いらないものを整理することをおすすめします。

活動を整理したりやめたりしている間は、これまでの充足感や満足感が得られなくなったように感じることもあるでしょう。目標に対して近道かはさておき、行動しているときにはその方向に結果が出るからです。

しかし、人生を長い目で捉えたとき、肉体や精神を豊かにする活動の必要性を感じているのであれば、一度立ち止まって、引き算を繰り返してみてはいかがでしょうか。

もしかすると、引き算を繰り返した後の方が目標までの道筋がクリアに見えたり、時間に余裕ができることで身近な人をもっと大切にできたりするかもしれません。

私自身、現在まさに目標の整理と活動の引き算をしています。振り返ってみると、私は興味があるキーワード(たとえばライターや教育、アラビア語などの文言が使われたPR)の活動にすぐ飛びついてしまっていました。また、用もない長電話をしたり、だらだらと長い散歩に出かけたりすることも多々ありました。

その結果、時間に余裕がなくなり、疲弊した状態でありながら義務感で第二領域(ヨガや喫茶店巡り)の時間を取るという本末転倒な事態になりました。

この例からもわかるように、生活に第二領域を組み込む前に考えるべきことは、やるべきことを減らすことです。目標に対して本当にやるべき業務や活動を、一度整理する時間を持ってはいかがでしょうか。

これから研修を受ける方々へ

この研修で学べることは、すぐに結果を出すためのノウハウではなく、より豊かに仕事をし、人生を構築していくためのヒントです。座学で学ぶだけでなく、自分自身を振り返り今後に生かすことができます。

この記事を通して時間の使い方を見直すことで、「なぜか忙しい」という状態から解放されますように。

研修で学んだこと

  • 第二領域を増やすことが人生を豊かにする
  • Win-WinまたはNo-Dealの状態が理想
  • 時間管理はつまり自己管理

この記事の著者/編集者

向井七海 早稲田大学 文学部  

小学生の頃からずっと世界平和を目指しています。平和を考える中で哲学に惹かれ、高校時代ドイツに留学。そこでシリア難民に出会ったことをきっかけに、大学では中東・イスラーム研究コースに所属。多文化共生や日本語教育を学びながら、大小問わず「平和をつくりだす」ことを目指して活動しています。

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