ついダラダラしてしまう…そんな生活から抜け出しませんか?

クレド5:時間の有限性を理解する

限りある時間を有意義に活用するために、準備を徹底していきます。自分の時間を大切にしなければ、他者の時間も大切にすることはできません。他者(顧客・提携先・メンバー)の立場に立ち、一歩先行くサービスを提供します。

ダラダラの負のループに陥っていませんか?

みなさんは、毎日を有意義に過ごせていますか。
やりたいこと、やらなければならないこと、どちらも満足に行えているでしょうか。

自信を持ってできていると答えられる人はとても素敵だと思います。

一方で、「時間があるとついダラダラしてしまうな」という人、「余裕があるときにダラダラしてしまってやるべきことが溜まってしまった…先にやっておけばよかった…」と後悔する人も多くいるのではないでしょうか。

時間がある時にダラダラしてしまうと、いずれやらなければならないタスクがどんどん溜まってしまいます。そして溜めたタスクの期日が迫り、慌てて対応するものの忙しさに疲れてしまい、何時間もスマホをいじったりYouTubeを見たりと無意味なことで現実逃避をしてしまいます。するとまたタスクが溜まってしまい忙しくなり現実逃避をする……このようなループに陥ってしまうのです。

この記事では、後者のような余裕があるとついだらけてしまう方々に向けて「ダラダラの負のループ」から抜け出す方法をご紹介します。

1日のうち自由に使える時間は?

まず、私たちは24時間のうち何時間を自由に使えるのでしょうか。

6時間を睡眠に、8時間を学校や仕事に、2時間を食事や入浴時間などに充てるとします。
残った時間、つまり自分の裁量で自由自在に使える時間は、たった8時間です。1日のわずか1/3しか自由に使うことができないのです。

自由に使える時間を明確にした上で自身の毎日の生活を振り返ってみると、貴重な時間をとても無駄にしてしまっていると感じる人も多いと思います。

この8時間を有意義に過ごすことができない大きな理由が、スケジュールを立てられていないことにあります。ただ、スケジュールを立てる有用性を頭では理解していても、スケジュールを立てることが面倒だと感じてしまったりつい計画倒れしてしまうという人もいるのではないでしょうか。

私自身も、計画を立てて頑張れる時とダラダラしてしまい罪悪感を感じてしまう時、どちらもあります。
自身の経験を振り返ってみて、よくないと分かっていてもダラダラしてしまう原因は「明確な目的や目標を持てていない」ことにあると考えています。

ここからは、私自身の例を用いて説明していきます。

明確な目的・目標がある時

人は明確な目的・目標がある時、達成に向けてすべきことを考えて時間の使い方を工夫します

私は高校時代、かなり工夫をして勉強時間を創出していました。
なぜなら、早稲田大学に合格することを明確に目標として掲げていたからです。大学生活で様々なことを真っ直ぐに頑張る人たちとともに過ごし、自分の視野を広げたいという目的のもと、この目標を掲げていました。

これを達成するためには、受験勉強にかなりの時間を割く必要がありました。
しかし私は、部活動や学校行事は決して手を抜きたくないという想いも強く持っていました。

そこで、部活動や学校行事のための時間は決して削らず、残りの時間で早稲田合格に向けたあらゆる工夫を凝らしました。

家に帰ってから机に向かって勉強することはもちろん、入浴中や登下校中の電車で暗記科目を徹底的に対策したり、毎日1時間早く登校して英語の長文対策をしたりと、自分なりにルールを設けて少しの隙間時間を活用していました。

今振り返るとよくこんなに頑張れたなと感心しますが、自分が譲れない部活動や学校行事を楽しみつつ、早稲田大学に合格するという明確な目標を追いかけていたため、苦痛に感じることなくやり切れたのだと思います。

このように、明確な目的・目標を持つと、普段は何となく過ごしてしまうような時間も苦なくそのために費やすことができるのです。そして、自然と日々のルーティーンを設けたりスケジュールを立ててしっかり実行したりという行動につながります。

明確な目的・目標がない時

一方で、明確な目的・目標がないと時間を浪費してしまいがちです

私は就職活動が終わってから、今までずっと何かしらあった明確な目的・目標がなくなってしまった時期がありました。
もちろん、所属しているキャリア支援団体の活動や大学の課題はこなしていましたが、残った時間は目的なくダラダラとテレビを見たりスマホをいじったりしてしまっていました。振り返ってみると、貴重な8時間のうち2,3時間を目的のない無駄な行動に浪費してしまっていたと思います。

加えて、自身における明確な目的・目標がなかったため、キャリア支援団体の活動を短時間で質高く行おうという意識が欠如していました。

学生最後の1年を楽しむために時間を使おうという目的はあったものの、具体的な目標までは考えられておらずやるべきことが見えていませんでした。その結果、なかなか長期的な計画を立てる気が起きず、タスクをダラダラとやってしまったり目的がない無駄なことに時間を浪費してしまったりと、時間の使い方を工夫しようとできなかったのです。

時間を浪費しないために

上記の例のように、明確な目的・目標がある時とそうでない時の時間の使い方には大きな差が生まれてしまいます。

しっかりスケジュール管理をして時間を有意義に使うために、以下のことを実践してみましょう。

①明確な目的・目標を定める

明確な目的・目標とは、それを達成するためにやるべきことが分かってすぐに計画を立てられる状態まで落とし込めるものとします。難しい場合は、抽象的な夢を叶えるために必要な行動を具体化してみましょう。


私も現在、所属していたサークルやキャリア支援団体は全て引退しており、社会人になってからの職種はまだ決まっていないため、なかなか明確な目的・目標を立てることが難しい状態にあります。
しかし、活躍する社会人になりたいという想いはあります。
そのため、仕事効率化のためのブラインドタッチスキルを高めること、就職業界である広告の知見を深めることにまずは注力しようと考えています。
具体的には、タイピング練習アプリのスコアを3月中に1000点伸ばすこと、先輩社員の方にお勧めいただいた本を3冊読んで自分なりの考えを書き留めることを行おうと考えています。

このように、現時点でイメージできる数字などを活用して目的・目標を具体化すると、毎日何をすべきかが見えてきます。

②現時点で無駄だと感じる時間を探す

①で、明確な目的・目標と達成に向けた具体的な行動が見えてきました。
それらを行うために、自分が自由に使える8時間の過ごし方を決めていきます。

8時間全てをやるべきことで埋めてしまうと、冒頭で説明したような負のループに陥ってしまいがちです。そのため、自分の趣味やちょっとした楽しみの時間も作ることを忘れないようにしましょう。これがまさに、先ほどの私の例でいう部活動や学校行事に当たります。

時間は平等な資源

1日24時間は、世界中の誰にでも平等に与えられた貴重な資源です。

どんなことに使うかは自分次第。

無駄にダラダラしてしまう生活をしていては、あとで後悔したり自己嫌悪に陥ってしまったりと負のループに陥ってしまいます。

自分の目的・目標を叶えるために時間を使い、自分のことを大切にしてみましょう。

この記事の著者/編集者

星野歩華 早稲田大学 文化構想学部  

早稲田大学文化構想学部複合文化論系所属。
大学1年次から3年次まで、下駄を履いて踊るという唯一無二のパフォーマンスをするダンスサークルの活動に熱中。広報部長を務め、コロナ禍だからこそできる新たなパフォーマンスを企画・発信した。
現在はキャリア支援団体にて1学年下の就活生の支援をしつつ、一緒に活動するメンターたちが一人前になれるようサポートを行っていくエントランス・育成に携わるセクションのリーダーを務めている。

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