「リーダーとして成長したい」その思いに正直になってみませんか

研修を通じて気付けたこと・今後に役立てられること

リーダーシップとマネジメントの違いについて

研修前までは、リーダーの上にマネージャーがいると思っていたために、社会人になってマネージャーを目指したいと思っていた。

ただ、今回の研修にて、目の前の業務・作業の効率化を図るのがマネージャーで、目標までの道筋をみることができていて、メンバー全員を目標へ導くことができるのがリーダーだということを学び、リーダーを目指し続けていきたいと思うようになった。

実際、現在の自分は目標までの道筋を理解できていないまま効率化ばかりを考えていたと自覚し、明日以降はリーダーにこだわっていきたい。

リーダー次第でメンバーは活きるしその逆にもなる。だからこそ理想的なリーダーでなければならない。

今まで自分についてこないメンバーに対して「主体性がないからだ」「その人にやる気がないからだ」と思っていて、自分に非がないと思い込んでいた。

ところが、この言葉を聞いてからは、その状態にさせていたのもリーダーの責任と思うようになった。結局自分が大好きで、自分は悪くないと他責思考に陥いることで責任から逃げていたカッコ悪い自分が見つかったような気がした。

現メンバーへの申し訳ない気持ちをもちつつ、この活動が終わった時に「理想的なリーダーだった」と思ってもらえるようにリーダー像やリーダーとしての心構えの復習を怠らず、取り組んでいきたい。

カッコつけず、偽らず、誠実であれ。うわべだけの短期的な優しさは逆に相手への失礼に繋がる。

思い返すと、何か相手が困っていた際、「自分がやろうか」と手を差し出すことが多かった。また、目の前の人の悩みに向き合おうとするあまり、同じ組織のメンバーへの配慮にかけていた行動をすることがあった。

でも今回、自分が取っていたそれらの行為は自分に対してカッコつけているだけでうわべだけの優しさだと気がついた。

長期的に考えて本当にその人のために、自分のために、その他の関係者のためになるのはどういった行動・言動なのか、それを考える習慣をつけていきたい。

研修参加前後での心境の変化・研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ

3日間、研修をしてくださった森口さん、その裏で何日間もかけてこのプログラムを作成してきたA&PROのみなさん、本当にありがとうございました。3日前の自分とは見違えるほどに考え方や姿勢が変わったように思います。

研修前は正直、リーダーシップ研修にそこまで期待はしていませんでした。自分ならある程度やっていける、自分のリーダー像で間違いない、そう思い込んでいました。

しかし、研修に参加し、厳しくも愛のある言葉の数々やコミュニケーションやリーダーシップに関する意味を考えた時、自分のリーダーとしての自覚がいかに脆いものだったのか、自分の見えている範囲、考えられている範囲がいかに狭いものなのかに気がつくことができました。

まだまだ目指すべきところがあると気がつき、そういった意味で改めて自分に「挑戦者」としての謙虚な姿勢を思い出させてくれた充実した三日間でした。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

組織のリーダーになって活躍したいけど、「自分はどうせリーダーになれないからいいや」「今までサークルや部活でリーダーやってこなかったからリーダー向きではないんだ」そうやって逃げ道を作ることは簡単です。

本研修でも学びましたが、ビジネスの場面ではリーダーっぽい人やリーダーをやりたい人がリーダーになるのではなく、準備ができていてリーダーに相応しい人がリーダーになります。そういった意味で、リーダーとして成長したいと本気で思っている方、ぜひ受講することをお勧めします。

学生のうちにここまでリーダーについて考え抜く経験は中々ないと思っています。「リーダーとして成長したい」その思いに正直になってみませんか。

研修を通じて学んだこと

  • 全ての仕事はコミュニケーションと結びつけると豊かになる。
  • リーダーシップとマネジメントの違い
  • コーチングは成長欲求段階の人にしか実行してはいけない。
  • 「報連相」の意義について
  • 4つの「じんざい」について
  • 決断と判断の違いについて
  • 準備ができている人がリーダーになる。見えてないところでこそ努力をするのがリーダー
  • リーダー次第でメンバーは活きるしその逆にもなる。だからこそ理想的なリーダーでいなければならない。
  • 原理・原則、メカニズムに則って考える。考え抜く。
  • 説得力のある人に従う。説得力のある人に従うことがなぜいいのか
  • 表向きで優しく、笑顔で接することがその人のためになるかはわからない。
  • カッコつけず、偽らず、誠実であれ。うわべだけの短期的な優しさは逆に相手への失礼に繋がる。

この記事の著者/編集者

草野柾樹 早稲田大学商学部  

学生時代はサークルやアルバイト、留学、長期インターン等さまざまな経験をしてきた。一個人としての経験や成長に重きを置いてきたが、組織とともに大きくなることの重大さや難しさを感じ、その点を意識しつつ研修に参加している。ここで学んだ知識を、現在の活動へはもちろん、就職先でも活かしていきたい。

するとコメントすることができます。

新着コメント

  • 藤原穫

    2021年05月01日

    結局自分が大好きで、自分は悪くないと他責思考に陥いることで責任から逃げていたカッコ悪い自分が見つかったような気がしたーー。

    この事実を認めることは容易ではありません。プライドが傷付き、自分を嫌いにさえなってしまいそうですから。しかし、草野さんは謙虚にこのことを受け止め、挑戦者としての初心を思い出したのですね。悲観せず、次なる目標を厳しく見据える草野さんは「カッコいい」と思います。どれだけ成長し、立派になっても、驕らず、今回の研修を思い出して向上していくことを期待しています!

    リーダーズカレッジリーダー:藤原

  • 信宗碧

    早稲田大学 文学部 美術史コース リーダーズカレッジ リーダー 2021年05月08日

    マネージャーではなく、リーダーを目指したい。
    この言葉には草野さん自身の理想が表れているのだと思います。それは誰かが作ったルールや目標に従うのではなく、自ら主体性をもってメンバーを動かしていきたい、こんな志があったのではないでしょうか?

    しかし、一方で自身の能力の高さか組織全体の成果を重視するあまりか、メンバーの仕事を背負ってしまう機会も多々あったようです。これはメンバーの負担を軽減しているようで、メンバーの成長の機会を奪ってしまっている可能性もあります。
    草野さんが目指すようなリーダー、組織を導ける人材になるためには必ず他者の協力や成長が必要不可欠です。今後は自分がやればすぐ終わるという思いをグッとこらえ、長期的な観点からメンバーの成長に投資をしようという余裕もつのも良いかもしれません。そうすることでメンバーから依存されるのではなく、信頼されるリーダーになる事ができると思います。応援しています!

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