【例文5選】面接・ESの自己PRで気配りをアピールする時のポイント
2021.01.18
クレド3.目配り・気配り・心配り、常に相手の立場に立つ
企業理念を判断基準とし、目配り・気配り・心配りの質を高めていきます。些細なことにこそ敏感に気づき、周りに共有することで、スピード対応に繋げます。相手の立場に立ち、一歩先行くサービスを提供していきます。
面接やエントリーシートでの自己PRとして、気配り上手であることや思いやりがあることをアピールする就活生は多いでしょう。実際、企業において気配りができることは重要な能力であり、人事としても気配りができる人を採用したいと思っています。そのため、これは就活をするうえで大きな強みになるのですが、上手くアピールできずに悩む学生が多いのも事実……。
そこで、今回は自分の魅力を上手に伝える方法についてご紹介します。実際に使える例文もあるので、ぜひ活用してください。
印象に残る自己PRをするためのポイント
あらゆる仕事は他者との関わり合いの中で成り立っています。そのため、就活の時に気配り上手であることをアピールする人は多いでしょう。それはつまり、ライバルが多くて埋もれやすいということも意味します。内定を勝ち取るためには、さまざまな自己PRの中でも特に採用担当者の印象に残る伝え方をしなければなりません。ここでは印象に残りやすい自己PRの仕方をご紹介します。
結論から述べる
エントリーシートで自分の強みを書ける量は限られています。面接でも同様です。限られた時間内で要点を正しく伝えなければなりません。このような場合に有効なのがPREP法です。ご存じの方も多いと思いますが、PREP法とは伝えたいことを相手に分かりやすく簡潔に伝えられる話の構成のことです。
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:具体例
- Point:結論
論理的な話の展開ができるので、説得力を高めることもできます。ですから、まず結論として自分の強みは気配り上手だということを述べることが大切です。最初に結論が提示されればその後に続く話の内容を理解しやすくなるので、より効果的に印象付けることができるでしょう。
具体的なエピソードを盛り込む
最も説得力のある理由は実際の具体例です。それも、読む人や聞く人が詳細にイメージできる具体的なエピソードだと、信憑性が高まります。いつ、どのような状況で気配りを発揮し、どういった結果になったのかを盛り込みましょう。ちなみに、次に述べる就職後の活かし方とも関連する内容だとなお良いです。
就職後にどう活用できるか伝える
一口に気配りができると言っても、その時々の状況や職種によって活かし方は違います。ですから、気配り上手であることが実際にどう活用できるのかをアピールすることが大切です。その企業においてどのように気配りを発揮できるかが伝われば、社にとって有用な人材と捉えてもらうことができます。配属を希望する部署や就きたい職種によって内容は大きく変わるので、こちらもできるだけ具体的な将来図を描くと良いでしょう。
実用例文5選
自己PRするうえでのポイントが分かったところで、すべてのポイントを押さえた「気配り」についての例文をご紹介していきます。さまざまな状況での気配り例を挙げているので、具体例や表現の違いなどにも注目してみてください。そのまま使用するのはもちろんNGですが、実際に話を構成したり、エピソードを盛り込んだりするうえでの参考にしてもらえたら嬉しいです。
【例文1】
私の長所は、相手の要望を素早く汲み取り、その要望に沿った行動ができることです。以前、雑貨店でアルバイトをしていた時、プレゼント選びに悩んでいたお客様に声をかけ、お相手の年齢や職業に合わせた適切な提案をし、大変喜ばれたことがあります。その他にも、店頭で悩んでいる様子のお客様を見かけたら積極的にお声がけして一緒に考え、提案することで、月間売り上げを10%増加させることに貢献しました。
御社の営業部に配属されたなら、この長所を活かしてお客様の求めるものを提案することで、高い受注率を実現することができると考えております。
【例文2】
私の強みは、周囲の状況を確認しながら柔軟な行動ができることです。私は大学でダンスサークルに所属していました。サークルに入った頃、メンバーそれぞれのダンスレベルにはかなりの差があり、自然と個人での練習になってしまいがちだったのですが、それではサークルとしての意味が半減してしまうと考え、チーム制度を作りました。学年や実力を混合したチームを作り、チームごとに出場するサークル内コンテストを開催することで、一体感を高めようとしたのです。また、実力者が各グループで指導することでサークル全体のレベルを底上げするという狙いもありました。結果的にこの試みは成功し、それぞれの絆も深まって大きな大会にも出られるようになりました。
入社後はこのような気配りができることを活かし、社内の信頼関係をより強固にして仕事の効率を上げていきたいです。
【例文3】
私は、その場で必要なことを瞬時に判断し、実行に移すことができます。昨年、被災地でのボランティア活動に参加しました。向かった先にはさまざまな地域・団体から来た人が集まっていました。ボランティアは個々人で動くよりも、その場にいる人たちがお互いに気を配り、協力し合った方が上手くいきます。そこで、活動開始前にちょっとしたレクリエーションの時間を設け、それぞれへの理解を深めました。おかげで連携作業が上手くいき、事前に想定していたよりも復旧作業を大幅に進めることができました。
貴社でもこの強みを活かし、社内で必要なことを先回りして行い、管理グループとして円滑な運営ができるようサポートしていく所存です。
【例文4】
私の長所は、常に他者への配慮を忘れないことです。私は大学に入学してからずっと蕎麦屋でアルバイトをしていました。個人経営の小さな店ですが、気配りが行き届いた店として近隣の方々に長く親しまれています。この店の大将は、カウンター席で隣り合った人同士が楽しく過ごせるように上手く話題を振って会話に巻き込んだり、常連客が来る頃になるとあらかじめおしぼりを席に用意したりする気配りの人です。そんな大将に気を配ることの大切さを教わり、私自身もお冷がなくなる前に注ぎ足しに行くなどの配慮が自然とできるようになりました。
この経験を通じて得た「周りを見て相手のために行動する力」を御社でも活かし、お客様の満足を超えた感動を提供できる人材になりたいです。
【例文5】
私は相手のニーズを見つけ出し共感することで、組織の力を最大限引き出すことができます。私は高校時代から5年間、全国チェーンのファストフード店でアルバイトをしました。3年目にはマネージャーに昇進し、時間帯責任者として店舗運営に携わるようになりました。他のスタッフと関わることが増え、さまざまな要望や不満を聞くようになったのがこの頃です。そこで、一人一人とじっくり話す時間を作れるよう、定期面談を設けることにしました。話を聞く中で相手が本当に望む状態を見つけ、それを否定することなく共感することで、強い信頼関係が築けましたし、全員のためになると思った意見を運営に反映させたことで働きやすくなったと感謝されました。また、スタッフそれぞれのパフォーマンスが上がったので、店舗の売り上げも過去最高を更新するまでに至ったのです。
相手を理解することが組織全体の利益に繋がると学んだので、入社後もこの強みを活かして貴社全体の成長に貢献できたらと考えております。
気配りの自己PRは自分らしく
気配りを強みとした例文をご紹介してきましたが、いずれも「気配り」ではなく別の言葉に置き換えた結論を展開しています。気配りという抽象的な言葉を場面に合わせて具体化することで、自分らしい自己PRになるからです。
また、気配りによってどのような成果を上げられたかを具体的に述べることも大切になります。強みは採用担当者の印象を左右する重要なポイントです。 希望の進路をつかむためにも、今一度自身の強みや過去の経験を振り返ってみてください。自己PRに役立つだけでなく、本当の自分に気づくきっかけにもなり得ます。気配り以外にも素晴らしい可能性があなたの中に眠っているかもしれません。あなたがこれから歩む道が、明るい光に照らされたものであることを願っています。
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