ラグビーのパスから学ぶ自責と改善

クレド8.人のせいにせず、常に自分ができること・できたことを考え、最善を尽くす

組織はフラットであり、常に全メンバーが危機意識を持ち、自分にできること・できたことを考え、改善。自分に都合の悪いことが起きても、人のせいにせず、自分にも原因を求め、サービスの質を高めます。

自分にとって都合が悪いことがあったらつい人のせいにしてしまうことってありますよね。人のせいにしたくなる時は誰にでもあると思いますが、人のせいにする人が多いと、いいチームを作ることができません。私はこちらの記事でも書きましたが、できるだけ人のせいにせず、自分ができること・できたことを考えるようにしています。これを考えるようになった経験として、小学校の時にやっていたラグビーの経験があります。

パスの失敗は誰のせいなのか

私は小学校で約5年間ラグビーをやっていました。
ワールドカップで日本代表が活躍したこともあり、試合を見たことがある人も多いと思いますが、ラグビーではパスをすることが多いです。パスに失敗すると相手ボールになってしまうことが多いので、一つ一つのパスが非常に重要です。

当然ですが、パスはパスを投げる人パスを受け取る人がいることで成立します。ボールを落としてしまったときに、投げたパスが悪かった場合と受け取り方が悪かった場合の2パターンに大きく分けられます。

しかし、小学校の時にコーチに言われたのは「パスに失敗したら投げたほうにも受け取ったほうにも非がある。改善できるところを考えろ」ということです。正直、小学生の時は「明らかにあいつのパスが下手だった」や、「俺のパスはうまかったのになんで落とすんだ」と思うこともありました。

しかし、このコーチのメッセージで大切なことは2つあったと思います。

  1. パスをする選択をしたのは自分ということ
  2. 落とした事実はもうどうしようもないからその失敗をどう次のパスへ生かすかということ

の2つです。

1つ目に関しては、いいパスをして受け手がとってくれなかったとしても、パスをする選択をしたのは自分ということです。パスをしないで自分で前に進むなどの選択をせずに、自分からパスという選択を選んでいる。そのためパスをした時点で責任はあるということです。

これは誰かに仕事を頼む際にも同じことがいえると思います。
例えばAさんに仕事を頼んだとして、その仕事が間に合わなかったとしましょう。誰がどう見てもAさん側の事情による失敗だったとしても、Aさんに仕事を頼んでいるのは自分です。

  • 自分の頼み方が悪かったのではないか。
  • 忙しい時期にこなせない量の仕事を頼んでしまったのではないか

など、自分に原因を求めることは可能です。

2つ目に関しては、失敗は過去のことだから、そこから改善し、未来の成功につなげるということです。投げたほうのせいで失敗した、受け手のせいで失敗したということを決めるのは意味がありません。そうではなく、失敗したときには各自が改善できたポイントを考え次に生かすことが重要です。

キャリア支援団体での活動

いま私はキャリア支援団体で大学1年生向けのHPを運用するリーダーをやっています。5人のメンバーで毎週記事を更新しているのですが、あるメンバーの記事の執筆が締め切りまでに間に合わなそうだったことがあります。そのメンバーが忙しかったこと、記事進捗の報告頻度が少なかったことが原因でした。

自分にその時できることとして、自分が考えていた記事を代わりに執筆し、記事の投稿を間に合わせました。

長期的にみると代わりに書くことはいい対策ではないので、同じことが起こらないように、

  1. 記事の進捗報告、確認の徹底
  2. 記事の執筆を任せる際に相手のキャパシティを確認する

の2点を行っています。

また、それでも記事が間に合わなかったときのために、過去に書いた記事をまとめて配信するというルールも作りました。

パスをした責任を取る。次のパスに生かす。
この2つを体現した経験でした。

これからどう生かすか

人のせいにせず、自分ができたこと、できることを考え、実行することはいいチームを作るにあたって非常に大事なことだと思います。自分が記事の中で触れた、次に向けて改善していくという考え方が特に重要だと思います。人のせいにする時間があれば、改善策を考えたほうが有益な時間だと思います。まずは自分がこの考えを常に持ち、実行していくことで周りの人にもそれを伝播させ、失敗を次に生かせるチームを作っていきたいと思います。

この記事の著者/編集者

矢後慶樹 早稲田大学 商学部  

3月からユニクロに入社し世界一を目指す大学4年生。早稲田大学商学部・国際ビジネスマーケティングトラック所属。ゼミではダイバシティマネジメントと日本企業の業績の関連性について研究している。大学1~3年生まで大学受験塾で多くの受験生を合格に導き、4年生では大学3年時の広告会社でのインターンの経験を生かし、日本最大のキャリア支援団体でHPを運営する部署のリーダーを務める。

するとコメントすることができます。

新着コメント

  • 藤原穫

    東京大学大学院薬学系研究科 リーダーズカレッジ リーダー 2021年02月20日

    パスをする選択をしたのは自分。リーダーとして絶対に忘れてはならない視点ですね。ラグビーの経験から仕事でも大切なことを見出されていて、素敵だと感じました。

    +2
  • 田村稔行

    早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科 2021年06月14日

    タスクのマネジメントを行うリーダにとって、選択をした時点で自分にも責任がある、という考え方は、組織を向上させる姿勢において欠かせないものだと感じました。
    また、当時メンバーとして矢後さんのもとで活動していた私としては、メンバーであろうともちろんこの視点が必要であるということも加えて感じました。
    誰もが互いの約束を果たすことに対して誠実である、そんな組織を目指します。

    +1

最新記事・ニュース

more

単なる就業体験では意味がない。 単なる発表会でも意味がない。参加者の能力開発にこだわった3日間の集中プログラム。 今のうちに自身の限界にチャレン…

嶋田 夏生 草野柾樹 原 駿介 星野 歩華 齋藤祐太 17Picks

復習回数を闇雲に増やしたり、ノートいっぱいに何度も書かせる記憶法は、社会に出てから通用しない。 多忙なリーダーは、重要事項を一発で覚える。 たとえそれができなくても、復習回数を最小限にし、効果的・効率的に記憶することが大切。

今や社会人に必須のスキルとされている報連相。その重要性は誰もが知るところですが、時が経つにつれて報告・連絡・相談の目的や意図が本来のものから逸れてしまい、意味を勘違いしている社会人が増えてきました。 この記事では報連相の正しい意味と活用方法について分かりやすくご紹介します。

社会は常に変化し続けています。立ち止まればどんどん遅れていくことになります。

大きな課題に怖気付いたり、ミスに落ち込んでしまう方がほとんどではないでしょうか。私も前者に近い状態です。しかし、そのような状態ながらも、大変なことに対してプラスに捉えることができるようにと心がけていることがあります。

私は正直、2日間で自分の考えがここまで大きく変わるとは参加前は思っていませんでした。 これはこの研修が、ただただ新しい知識を先生から学ぶのではなく、納得できるまで本質を考え、自分と向き合うことができるからこそだと思います。そして、何より大学生の自分に、ここまで真剣に向き合い、厳しく指導してくださる大人に出会えたからです。こんな機会滅多にないので、迷っている方はぜひ参加をおすすめします。

田村稔行 藤原穫 信宗碧 3Picks

そんな「短期間で簡単に過去の自分を変えることなんて不可能だ」と感じる方が大多数だと思います。しかしながら、自身が徹底的に弱みと向き合い続け、目標とするリーダー像に成長したいと思う意思を持っていれば、必ず変われます。この研修には、それを応援してくれる森口さんと仲間がいます。

藤原穫 田村稔行 信宗碧 3Picks

これまでにリーダーシップの研修やインターンに参加したことがある人でも、必ず新しい発見が得られる研修です。私自身、2日間という短い時間の中でひたすら考え、そして行動する習慣を身につけることができました。また、自分自身としっかりと向き合い、自分の弱さを誠実に受け止めることができるようになりました。それは、「本気で変わりたい」という気持ちを真剣に持つことができるようになったからです。

藤原穫 田村稔行 信宗碧 3Picks

この研修の中で誠実という言葉が1つ重要であった研修であったと思います。ただの事実を述べる”正直”とは違い、”誠実”は本来あるべき姿に事象を持っていくことです。リーダーは自分と向き合い、弱さに向き合い、成長していく自分に対しての誠実さはもちろん、チームのメンバー・顧客等々、あらゆる立場の人に対して誠実でなければなりません。

田村稔行 藤原穫 信宗碧 3Picks