以前から逃げ続けていた自身の弱みに徹底的に向き合えた経験は絶対に自身の宝になる。
2023.04.02
研修を通じて気付けたこと
①「ノルマとコミットメントの違い」
ノルマとコミットメントの違い。みなさんこれを聞かれてパッと分かりますか?
研修内でこの二つの違い、そしてコミットメントの重要性を学びました。コミットメントとは内部から起こるものであり、それによって約束されるものは数値の達成ではなく、そこに対する誠実さです。そして、ノルマは外的に与えられてたものであるからこそ、達成できなそうな時の責任を外部に転嫁してしまいます。いわゆる他責思考です。それに対してコミットメントが達成できなそうな時は責任の所在の話しではなく、達成に向けた建設的な工夫をしていきます。
同じ目標を掲げていてもノルマとコミットメントどちらを目標として掲げている組織の方がより生産的に活動できるでしょうか。こう考えればコミットメントの重要性はすぐに理解できると思います。
しかしながら、世の中にはノルマというものも存在しています。ではノルマを課された時はどうしたらいいのでしょうか。その点に関しても本研修では学ぶことができました。
答えは簡単で、ノルマをコミットメントとして捉えるということです。この瞬間にあなたの中でその目標は自分ごととして取り組むことになります。ノルマとしての目標に取り組むか、コミットメントとしての目標に取り組むか、どちらの方が有意義かは上記に記した通りです。
また、組織運営という観点で見ると、主体的に成長するチームにはコミットメントは大きな武器ということを学びました。自身がリーダーとして目標をコミットメントとして捉えること、そしてチームとして目標をコミットメントとして捉えることで、チームの更なる成長に活かしていきます。
②「空コミットメント・裏コミットメント」
①で記したコミットメントの中にも、空コミットメント・裏コミットメントと呼ばれるものがあります。どちらも約束が守られないという共通点があります。
そしてこの空コミットメント・裏コミットメントに遭遇した際、約束したのにやらないあいつが悪い。という他責思考になる人もいると思います。しかしそれはリーダーとして適切な姿勢ではありません。なぜなら空コミットメント・裏コミットメントを生み出しているのはリーダーだからです。
しっかりとメンバーのアウトプットに対して向き合う、できなかった原因に真摯に向き合う。そのような姿勢をリーダーが取れているだけで空コミットメント・裏コミットメントを防ぐことができます。
そのメカニズムを理解しているリーダーと、していないリーダーでは見えてる世界が違う。そのように理解しました。対処法についても学ぶことができ、リーダーとしてコミットメントに対しての具体的なアプローチのイメージを作ることができました。
③自信の付け方、信頼関係の築き方
どちらにも共通しているキーワードは「約束を守る」ということです。よく自信の付け方と言われて成功体験を積むことと答える人は多いのではないでしょうか。僕自身も研修を受講する以前はそうでしたし、それはあながち間違ってはないと思います。ですが、成功体験というのはおそらく地位や名誉、実績をイメージすることが多いと思います。本当の自信に繋がるのはその結果自体ではありません。「約束を守ること」。自身に対して約束をし、それを守ること。この積み重ねが自信につながります。その結果として成功体験としての結果がついてくるのでしょう。
自分自身この研修内で何度も約束をし、その達成に向かって全力で努力をしました。達成できたものもありますが、達成できなかったものもあります。しかし、自身の約束に向けて全力で努力したことは、約束に向けて全力で努力できたという事実として、これだけ自分は約束に対して真剣に向き合えたということでまた自信につながりました。
また、「約束を守ること」は他者との信頼関係においても重要です。信頼関係の構築には多くの時間をかけることが必要だ。そう考えている人もいるかもしれません。しかしA&proの研修は実践的なものです。ビジネスの場において多くの時間をかけて関係構築をしていこう。そんな悠長なことは言ってられません。短期間で信頼関係を構築していくことが重要です。
自身から積極的に約束をしてそれを守っていく。これがビジネスの場における信頼関係の構築で重要なこと、本当に活かすことの出来る信頼関係の構築方法だと学ぶことができました。
研修参加前後での心境の変化・研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ
研修以前の私は失敗から逃げ続ける人間でした。そんな自分を変えたいと思い本研修に参加しました。研修内で自身の弱さ、改善すべきポイントに森口さんやチームのメンバーが真摯に向き合ってくださり声をかけてくださったこと、時には厳しい言葉もありましたが、それらを全て素直に受け入れられたこと、そしてその弱さに自分自身が一番真摯に向き合えたこと。これらによって自身の弱さに対して真剣に向き合う姿勢を研修後の私は身につけることができました。
以前から逃げ続けていた自身の弱みに、徹底的に向き合えた経験は絶対に自身の宝になる。そのように感じており、宝にしていく行動をしなくてはいけない。今の自分はそう考えています。
研修を通して、自分の弱みに真摯に向き合い本気で接してくださった森口さんと研修メンバーのおかげで、成長することができました。これを単なる学びで留めるのではなく、実践して、自身の生活に生かすことが最大の恩返しだと考えています。これからの自身の行動で本気でこの研修で平本に向き合ってよかった。そう感じてもらえるように行動し続けていきます。
これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ
この研修はほぼ全ての人にとって大きな学びを得ることができ、有意義なものとなることは自信を持って約束できます。
ただし、これは成長欲求のある人だけです。成長したくないな、楽したいな。弱さから逃げたい。そのような人にはお勧めできません。ただしそれ以外の多くの人には繰り返しになりますが絶対的にお勧めできます。
これはリーダー以外の人にも言えることです。リーダーがどのような思考であるべきなのかをあなたが知っていることは組織において必ずいい影響を与えます。そして何より、自分自身が変わること、成長することができるすごく素敵な機会です。
ここでの学びは自身を変えるものだけでなく、真に実践的な学びを得ることができます。全ての事象をメカニズムとして捉えているため、コンテンツに一切の無駄がありません。そして常にビジネスの場、リアルの場を想定しているので、そのアウトプットにも無駄がないコンテンツとなっています。
成長欲求があるあなた、真に実践的な学びを得たい人は是非その気持ちを大切にA&proの研修を受けてみてください。
研修を通じて学んだこと
- 正直と誠実の違い
- リーダーのあるべき姿、なるべき人
- ノルマとコミットメントの違い
- 適切な目標設定
- 空コミットメント・裏コミットメント
- コーチングとは
- なぜコーチング
- 自信の付け方、信頼関係の築き方
- あらゆる仕事はコミュニケーションと結びつけると豊かになる
- うまくいかない時のコミュニケーションの重要性
- 顧客視点に立つとは
- PREP法
- 数値化・基準化
- 概念化・構成要素
- コミュニケーションマップ
- 共通点で喧嘩はできない
- デファクトスタンダード
- 相手を見ているか結果を見ているか
- トレードオンと塩梅の重要性
- 相手に決断させる
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新着コメント
早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科 2021年08月07日
日々の活動における目標がノルマとなってしまっているかコミットメントとして捉えられているか。パフォーマンスを発揮するために自分だけでなく周囲のメンバーに関しても非常に重要な観点だと思います。
目標をコミットメントとして捉え、自分ごととして約束を達成し自信を積み上げること。平本さんは研修において自身と向き合う中で、そのようなアクションプランを捉えたのではないでしょうか。
研修の場にとどまらず今後エンカレッジでの活動において学んだことを実践することで、平本さんのさらなる成長となることを応援しています!
早稲田大学 政治経済学部 2021年07月30日
平本さんは今回の研修でノルマとコミットメントの繋がりに対してかなり深く学ばれたのですね。メンバーにふった「ノルマ」を「コミットメント」として捉えてもらうには、メンバーの目的意識の理解が不可欠です。メンバーは何のためにエンカレッジの活動に参加したのか、どのような経験を欲しているのか理解を深めることができれば、「ノルマ→コミットメント」の変換がしやすくなると思います。仕事を振るだけではなく、その仕事を振ることでメンバーにどのような価値を提供できるか、考えながら活動に取り組めると良いですね!
今後の活動も頑張ってください!応援しております!
早稲田大学 文学部 美術史コース リーダーズカレッジ リーダー 2021年07月30日
自分の弱さに向き合うこと、形式的にこのような場を設けられたことはあったのではないでしょうか?しかし、実際には1人で自分の弱みに親身に向き合うことは困難です。なぜなら、本当に辛い部分には無意識的に目を背け、小さな欠点を並べてしまうことも少なくありません。しかし、本当に大きな成長をするためには自分の弱さに向き合わなくてはなりません。
今回の研修で自分の弱さを知り、向き合うことの重要性を知った一方で、自分に対して真摯に向き合ってくれる他者の存在の重要性にも気づいたのではないでしょうか?自分を含め、共にリーダーシップゼミに参加したメンバーと共に協力していくので、お互い成長していきましょう。