周囲の環境は当たり前だと思っていませんか?

何かをしてもらったお礼として感謝の言葉を告げることは日頃から行っていることです。しかし、何かをしてもらわなくても人に感謝できることを今回の記事ではご紹介します。

クレド1:周囲の人・物事すべてに感謝

私たちが社会で生きていけるのは、周りの人・物事のおかげです。相手から感謝される人は自分自身が周りに感謝している人。すべてに感謝し、豊かな人間関係を構築し、社会貢献していきます。

2つの感謝

感謝というのは2種類あると考えています。

  • 誰もが知っていて、しないと損する感謝
  • ほとんどの人が気づけていない、すると得する感謝

誰もが知っていて、しないと損する感謝というのは日常生活における『マナー』と言っても過言ではないことです。人に何かをしてもらった時「ありがとう」と感謝の言葉を伝えることもこの一つです。

その一方で、ほとんどの人が気づけていない、すると得する感謝があります。それは自分にとっては当たり前な周囲の環境に対しての感謝です。

「当たり前」に感謝する

自分にとっては当たり前な周囲の環境に対して感謝する、というのはどういったことでしょうか?一つ目の感謝との違いを分かりやすくイメージするために、何人かの部下を持つ、組織のマネージャーを想像してみてください。

臨時で頼んでいた業務を部下が終わらせた時「ありがとう」と感謝を伝えるのは、一つ目の感謝です。ただ、部下の立場になってお礼を言われたとしても、この人についていきたい、一緒に仕事をしたいという上司への尊敬や信頼には繋がりませんよね。

一方で、同じ状況でマネージャーがこう付け加えたらどうでしょうか。

「いつも自分についてきてくれてありがとう。これからも頼りにしているよ。」

前者の「ありがとう」一言に比べて、部下の気持ちになったら上司へ尊敬や信頼できると思いませんか?

それでは、この二つの感謝の違いは何でしょうか?

それは、感謝の対象です。

誰もが知っていて、しないと損する感謝はその人がした事に対しての感謝ですが、ほとんどの人が気づけていない、すると得する感謝はその人そのものに対する感謝です。

後者の感謝をされる立場になってみると、リーダーはいつも自分を見てくれている、ちゃんと考えてくれていると感じ、信頼感や心理的な安全性にも繋がります。

さらに、私自身がこの後者の感謝を実践し、実践されている上で感じる最も大きなメリットは、自分の身近な人にはいつでも、どこでも、誰にでも出来ることです。

感謝の種類感謝の対象タイミング
誰もが知っていて、しないと損する感謝 相手がした事何かをしてもらった時
ほとんどの人が気づけていない、すると得する感謝相手自身いつでも

自分の体験に基づいて

私自身、組織のリーダーを務める上で感謝というものは意識をしています。リーダーであるかどうかは問わず人として、誰かにしてもらったことに対しては、欠かさず感謝の言葉は伝えます。これはどちらかと言えば、一つ目に紹介した誰もが知っていて、しないと損する感謝です。

ただ、一つ問題があるとすると、良くも悪くも相手次第になってしまうことです。感謝・賞賛の言葉が仕事が出来る人ややってくれる人に偏り、あまり積極的に動けないメンバーに対してかける言葉がなくなる節がありました。

しかし、今回のクレドに基づいて考えれば、どのメンバーにも感謝できることはあります。それは自分の組織に残ってくれていることです。

私の所属しているNPO法人は、無給でありメンバーは全員大学四年生以上です。大学最後の一年という貴重な時間をこの活動にかけてくれている事自体が素晴らしい事のはずです。入社後に向けて準備をしたり、就職活動で出来なかった友達との遊びをしたりと選択肢は様々に存在する中でメンバーたちが自分の組織にいてくれていることは、多くの選択の上に成り立つ偶然だと考えています。

メンバーたちがこの組織に所属してくれているその偶然性を認識し、その偶然を作ってくれているメンバーには感謝の言葉を伝えていきます。

最後に

今回のクレドは、特別なスキル・スタンスを示す内容ではありません。しかし、この言葉が1つ目のクレドであるということは、まず第一に考え、忘れてはいけないことなのだと感じます。

誰も意識しない当たり前こそ、それを認識し、感謝できる人が本当に人に尊敬され、感謝される人材になれるのではないでしょうか。

この記事の著者/編集者

信宗碧 早稲田大学 文学部 美術史コース  リーダーズカレッジ リーダー 

就職活動を通して就職後のキャリアを楽しみにしている学生が少ないことに課題感を覚え、大学生に向けたキャリア支援を行うNPO法人『エンカレッジ』に加入。
納得したキャリア選択のためには視野を広げることや自分の中のバイアスに向き合うことが重要だと考え、学生に考えるきっかけを提供できる企業案件の担当するセクションのリーダーを務める。

現在10人規模のメンバーのマネジメントと支部のブランドイメージ構築に向け、活動しています。

するとコメントすることができます。

新着コメント

最新記事・ニュース

more

「人は強く望んでいることを容易に信じてしまうものである」噂・偏見・思い込みで、誠実に行動している人を傷つけてはいけない。本質を理解し、誠実に行動…

単なる就業体験では意味がない。 単なる発表会でも意味がない。参加者の能力開発にこだわった集中プログラム。 今のうちに自身の限界にチャレンジし、社…

嶋田 夏生 草野柾樹 原 駿介 星野歩華 伊藤純希 45Picks

研修参加前は、本当に自分はリーダーに向いているのか不安に感じていました。それは、リーダーはセンスや性格で決まるものだ、という考えに基づくものでした。しかし、研修を通じて自分自身も努力次第でリーダーになることができることに気づき、リーダーをやることに対して積極的に考えるようになりました。 また、自分自身の甘さやリーダーになることの大変さにも気付くことができたので、それと真摯に向き合って誠実なリーダーを目指し、継続的な努力を続けていきたいと思います。

まさに想像を超えてくる研修だと思います。 日常では気づけないことにたくさん気づくことができます。当たり前のように使っているコミュニケーションの奥深さに気づくこともできます。 これまで数多くの会社のインターンに行きましたが、ここまで自分と向き合い、実際のビジネスにおける視座でコミュニケーションを取れる機会はありませんでした。間違いなく貴重な経験となるので、自身の弱みは隠さず、全てを吸収するという覚悟を持って臨むことをお勧めします!

クレド2.互いに尊敬し合えるチームであれ 普段、感謝を伝える機会を作れていますか?恩返しとして行動に移すことも素晴らしいことですが、相手に言葉として感謝を伝えることで、より有り難さをお互いに認識することができるのではないでしょうか。

二日間の研修で、表面的な親切心は妥協でしかなく、本当に相手のことを思った言葉ではないと気づきました。リーダーは相手の未来の成長を常に考え、耳の痛いアドバイスも与えることができる人です。私も「いい人」ではなく「嫌われる勇気を有する人」としてコミュニケーションできる人材になろうと、根本から価値観を転換することができました。

台風、大雨、洪水、大雪、地震などたくさんの災害が起こる日本。リーダーとしてメンバーの命を預かる際、これらの災害に対して正しく向き合えていますか?

クレド1.周囲の人、物事全てに感謝 普段、感謝を伝える機会を作れていますか?恩返しとして行動に移すことも素晴らしいことですが、相手に言葉として感謝を伝えることで、より有り難さをお互いに認識することができるのではないでしょうか。

地震が起きた際、コミュニケーションを使い分ける必要性があります。最初は強いコミュニケーションで身の安全を守ることを命令し、その後は大きな声で落ち着いて指示を出すとよいでしょう。いつ起こるかわからないからこそ、準備ができているリーダーになりましょう。

誰しもが受けたことがあるはずの避難訓練。しかし、それも生活様式の変化によって変わってきているはずです。今回の記事では、テレワーク下における避難訓練についてお話します。

早稲田大学の星野歩華と申します。大学生活ではダンスサークルの活動に注力しており、広報部長を務めていました。最後の1年はコロナの影響で普段の活動ができませんでしたが、逆境を成長のチャンスと捉え「今しかできないこと」に取り組み乗り越えました。