相手に価値提供するための準備が出来るリーダーに

研修を通じて気付けたこと、今後に役立てられること

1.コミュニケーションとは、限られた時間で相手に正しく伝えること・聞き取ること

限られた時間で正しく伝えること・聞き取ることの難しさと大切さを痛感した二日間でした。発表を例に少し考えていきます。普段の授業等でグループの意見を代表として発表することは多いと思います。そういった場面で私は大まかな構成を決めて時間の使い方に余裕を持たせるという方針をとっていました。しかし、これが「自分が何を伝えたいか」という考え方から成る甘い考え方でした。相手に何を受け取ってもらいたいか、さらにそこからどう行動を変化させてほしいか。そのために何を、どうやって伝えるのが効果的か。時間配分は適切か。発表一つ取り上げてもこれだけの構成要素について準備して、初めて相手に「伝わる」発表になるのです。

今後は自分中心の「伝える」コミュニケーションではなく、「伝わる」コミュニケーションをとることのできるよう、相手を意識してきちんと準備をしていこうと思います。

2.深度3で行う意思伝達の有効性

研修を通し、今まで「機会損失」への意識が低い事を実感しました。過去、主導これまでの自分は深度2の意思伝達を行い、実行については相手の意思やモチベーションによるものだと考えていました。そのため「やりたくなるように伝える」という深度3の考え方を聞いてまずは驚きました。エンターとのコミュニケーションにおいて、イベント紹介が押し売りチックになってしまうことに葛藤を抱えていましたが、深度3で意思伝達を行うことでよりポジティブな行為につなげていけると思います。少しずつ意識的に取り入れ、いつか自動化できるようにしていきます。

3.準備が出来ている人がリーダーになる

今までゼミナールでの活動や高校時代の部活動練習等、多数決で意見を採用・同意してしまうことが数多くありました。目的から逆算した時に今何をすべきかを「準備の大切さ」が本研修を通して得た気づきの中で一番大きなものでした。上に示した2項目においても、「効果的なコミュニケーションをとるための準備、深度3で情報を伝えるために欲求を前もって知っておくという準備」とあるように様々な場面において準備はその後の成果を最大化してくれるものであることを痛感しました。また同時に、「自分が今までなぜ準備を大切にしてこなかったか」について考えてみると、相手のことを考えず行動していたことに気付きました。思考のベクトルを相手に向け、相手にどうなってもらいたいか、そのために何が出来るかということを考え、準備を大切にしていきます。

研修参加前後での心境の変化、研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ

研修前は、リーダーシップ研修は受動的にノウハウや知識を教えてもらう研修だまずは本研修を通して私たちと本気で向き合ってくださった森口さん、運営してくださったメンバー、そして一緒に活動してくれた研修メンバーなどの関わってくださったすべての方にお礼申し上げます。ありがとうございました。

これまで私は場当たり的になんとなく成功してきた人でした。だからこそ、「何」をするか考えるだけでなんとなくリーダーを務めることが出来てしまっていましたし、それがリーダーなのだと思ってしまってしました。しかし、チームメンバーや価値提供をしていく相手のことを考えた時に、本当に必要なのは「なぜ」やるかでした。相手が何を望んでいるかを考え、目的を設定し、そのために準備や行動を起こしていく。まずはこういったことを誠実にできるように少しずつ努力していきます。

至らない私でしたが、皆様が本気で向き合ってくれたことに本当に感謝しています。ありがとうございました。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

結論から言えば、この2日間本気でこのプログラムと向き合うことで圧倒的な成長を感じることが出来ると思います。しかし、本プログラムと本気で向き合うことは自分の弱さと本気で向き合うことと同義であるように感じます。受け身の姿勢では気付きを得ることは難しいです。

能力に関わらずそういった覚悟をもって自分を変えたい方に参加をお勧めしたいです。

推薦してくれた方へのメッセージ

白石さん、この度は私を推薦いただきありがとうございます。

2日間を通して自分の未熟さを痛感し、自分の弱さに本気で向き合うことが出来ました。得た気付きをここで終わりにせず、エンカレにおける組織運営や後輩へ還元していくことのできるよう精一杯努力してまいります。
改めて本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

研修を通じて学んだこと

  • コミュニケーションとは、限られた時間で相手に正しく伝えること・聞き取ること
  • 深度3で行う意思伝達の有効性
  • 何をするかよりもなぜやるか
  • 正直よりも誠実であれ
  • 準備が出来ている人がリーダーになる
  • Yes/Noで判断せず、相手を受け入れる
  • 返報性の法則の有効性
  • 責任・権限・義務の使い方
  • 効果的な目標設定が成果の向上につながる
  • 豊かな仕事はコミュニケーションと結びついている
  • 基準化・数値化を用いたコミュニケーションの有効性
  • リーダーはノルマをコミットメントに変化させる

この記事の著者/編集者

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新着コメント

  • 井上 元太

    2022年09月23日

    研修を通して、リーダーとして、チームメンバーが「何」をするかではなく、「なぜやるのか」を意識できるように導いていくことが大切であると気がつくことができたのだと思います。同じリーダーとして、鈴木さんは自分に真摯に向き合っている姿勢が感じられます。研修で学んだことを活かし、共に成長していきましょう。

  • 久野 滉大

    2022年09月23日

    自分中心の「伝える」コミュニケーションではなく、「伝わる」コミュニケーションをとること、相手の欲求に訴えかけるような「深度3」のコミュニケーションをとることを実感したのだと思います。また、最近の鈴木さんの行動を見ていると、本当に相手に「伝わる」コミュニケーションをとろうとしていることがよく見て取れます。何を学んだのかも大事ではありますが、それと同時に学んだことを実行に移すことも重要である中で、よく自分と相手に向き合い続けられる方だなと感じます。今後も、支部を支えるリーダーとして、人と組織を動かすようなコミュニケーションをともにとり続けていきましょう。

  • 川村杏

    2022年07月15日

    相手に「伝わる」コミュニケーションを取ること。その重要性と方法について、本研修にて理解されたのだと思います。周囲と仕事を共に行なっていく上で、「伝わる」コミュニケーションを行うことができなければ、その仕事はノルマになってしまい、メンバーをうまく巻き込むことは出来ません。本研修後、鈴木さんは「伝わる」コミュニケーションを意識し、セクションメンバーと誠実に向き合っています。今後、メンバーと仕事を進める上でメンバーに「伝わる」コミュニケーションを取れるよう準備を徹底し、メンバーをポジティブに動かせるリーダーとして活躍していくことを応援しています。

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