正しい報連相をするには

今月の研修:報告・連絡・相談

「正しい報連相」と言われて、みなさんどのように考えますか?

正しい報告・連絡・相談は、適切なタイミングで適切な方法で行われ、スムーズに仕事を進めるには必要不可欠なものです。

どのようにそれを身につければよいのでしょうか?
今回の記事では、この疑問を掘り下げてみました。

正しい報連相のためには共通認識を持つ必要がある

「報連相のタイミング、報連相の方法、これらは、一緒に活動するメンバー、上司、部下、それぞれ相手を思えば、おのずと正解がわかるもの。自分がしたいときにしたいように報連相をするのではない。」このように研修で勉強しました。

気持ちよく仕事ができるように正しい報連相をするためには、相手を思いやる力が必要です。相手を思いやるとは、相手が大切にしていることを自分も大切にすることだと言えるでしょう。つまり、組織内で気持ちよく報連相を行うには、組織が重要・大切だと考えていることについて、全員で共通認識をもって取り組むことが必要となるのです。

その共通認識となるものが、A&PROでいうとクレドです。組織として重要と考えること、活動していくうえでの約束事がここに書かれています。

A&PROのクレド:クレド  -A&PROが磨き上げるブランド-

クレドを身につけるには

「クレド」という名前ではないかもしれませんが、みなさんの所属する組織にも、このような組織内で共通の重要事項・約束事があると思います。

みなさん、その自分の所属する組織の共通の指針、頭に入っていましたか?「そういえば、そんなものがあったなぁ」という人も多いのではないでしょうか。

クレドは、組織に飾りとしてあっても意味がありません。メンバーが身につけてこそ意味があるのです。

では、どのように身につけることができるのでしょうか。

A&PROでは、毎回の研修でメンバーでクレドを唱和し、10個あるクレドのうちから1つピックアップして、そのクレドに関するエピソードをメンバーに共有する時間を設けています。

今まで私は、その時間をメンバーの成長のきっかけづくりとしてしか活用できていませんでした。組織の約束事・共通重要事項の確認という認識が弱かったのです。組織で活動するうえで重要であるクレドを、メンバーと共有する有意義な時間となるように設計すべきでした。

これに気づいてからは、エピソード共有の時に、具体的にどのようにクレドを活動に活かすのかを話せるように準備しておくこと、メンバーの話を受けてアドバイスをする際に、そのメンバーの成長だけでなく、組織でどのように活躍してほしいかまで見据えた話をすることを、意識して取り組んでいます。

これから研修を受ける方々へ

報告・連絡・相談。全くこれをやってないという人はいないでしょう。しかし、報連相の使い分けはわからない、なんのためにやるのかわからない、自分がしたいタイミングでしている、そのような方は多いのではないでしょうか。この研修では、これらの問題を解消するヒントが得られます。実際に問題が解決するのは、学びを実践した場合のみです。ぜひ皆さんもこの研修で学び、実践のトレーニングを重ね、報連相のプロになりませんか?

研修で学んだこと

  • 責任・権限・義務の関係
  • 権限を得るために、先取りで義務を果たす
  • 人財・人材・人在・人罪の判断力と決断力での分類
  • 判断・決断と報告・連絡・相談
  • 報告・連絡・相談のタイミングは相手のタイミングで

この記事の著者/編集者

上野美叡   

歯科クリニック開業を目指す歯科大学生。
予防歯科の考え方を浸透させ、健康に長生きできる社会づくりをしたい。
学生のうちにできる準備はしたいと考えA&PROに参加。
歯科学生プロジェクトのリーダーを務める。

するとコメントすることができます。

新着コメント

最新記事・ニュース

more

そもそもプロジェクトとは何か。それを知ることによって、あなたが現在取り組んでいる活動をもっと豊かにすることができるはずです。プロジェクトの基本を学び、そのプロセスについて考えてみましょう。

大庭彩 上野美叡 2Picks

タスクには明確に優先順位が存在し、正しい優先順位でタスクに向き合うことが締め切りへの余裕につながります。緊急度と重要度のマトリックスを用いて改めてタスクへの優先順位をつけることを意識したいです。

大庭彩 1Picks

皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか? そして、今その「共通目標」を何も見ずに口ずさむことができますか? もし、一度決めたことがある共通目標が形骸化してあまり浸透していない場合は私と同じ苦悩を経験するかもしれません。

大庭彩 1Picks

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1~3を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1と基礎2を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

「自分と仕事をしたいか」と思われているかどうかは他者の言動を大きく変化させます。相手方の時間を頂いているという認識があなたの評価を変えるでしょう。適切な準備を行うことで周囲と豊かな関係性を築きたい方に必見の記事です。

大庭彩 香山 渉 谷口 宗郁 3Picks

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1と基礎2を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

「周りの声を意識して思っていることを伝えられず、自分だけが辛い思いをしている...。」「それもあって、周りに対して愚痴が溜まっている...。」この悪循環を引き起こすコミュニケーションを、A&PROではPassive(受身的)なコミュニケーションと捉えます。そして悪循環を解決させるには、「Passive(受身的)」を「Assertive(自己主張的)」へ変容させていくことが重要です。

矢後慶樹 前田佳祐 大庭彩 3Picks