あなたにとっての『理想の働き方』はありますか?
2019.07.06
クレド10. 顧客に感動を~高水準のサービスを追求し続ける~
感謝だけではなく、感動を与えてこそ、顧客に真の満足が生まれます。健在ニーズに迎合せず、常に潜在ニーズにアプローチし続けます。顧客にファンになってもらう為に、まずは自分たちが組織のファンになるよう責任ある行動をしていきます。
同年代の学生に伝えたい!!
「“この環境で自分を磨いていけば、必ず成長できる”と思える組織に巡り合えてよかった」採用されてからもうすぐ1年が過ぎようとしている現在の自分は、 こう感じています。今回自分は、読者の皆さんに次のことを訴えたいという思いで、この記事を執筆しました。
『自分自身がファンになれる組織で働くことこそが、学生時代に経験しておくべきことである』
こう聞いて、皆さんはどう感じられるでしょうか? “学生の時ぐらいしか遊べないし、今はそのためにお金を稼いで、楽しく過ごしたい!”こう感じる方は一定数いると思います。自分もかつてはこう思っていましたし、なんなら周りの友人も同じ考えだったと思います。 最初に断りを入れさせていただきますが、 このように考えること自体、間違っているとは思いません。しかしあるきっかけのおかげで、人生80年・100年の時代の中で、将来をより幸せなものにしたいのであれば、こうした考え方は今すぐやめるべきだと考えるようになりました。理由は単純で、ほとんどの人は、人生の一定の時間を仕事に割くからです。時代遅れな例えかもしれませんが、1週間で40時間働いたとして、その時間がずっと苦痛で仕方がない。そんな人生は絶対に嫌です。飲みの席で同僚と仕事の愚痴を言い合うのではなく、家族や友人についつい自分の仕事の楽しさを自慢したくなる(けどあえて言わない笑)、そんな働き方ができたらどんなに幸せでしょうか。
これまで多くの社会人の方々とお会いしてはっきりと分かったことが、ご自身の仕事内容を楽しそうに語ってくださる方は、プライベートも充実されていて、なにより同じ男としてかっこいいし、憧れるということです。そしてそのような方は必ず『ご自身で選んだ働き方』をされています。もしそうだとするならば、比較的時間に余裕のある大学生の今こそ、社会に出る前に自分なりの『理想の働き方』を見つけるべきではないでしょうか。大卒の3割が早期離職をしてしまっている現実がある一方、就活をする段階で『理想の働き方』に沿った企業選びができたらと考えたら、答えは明らかです。では、どうしたら『理想の働き方』を見つけることができるのか。
この問いに対する自分なりの答えが、冒頭で書かせていただいた『自分自身がファンになれる組織で働くこと』です。ここで言う組織とは、バイト先でもインターン先でも、学生団体でもなんでもいいと思います。大事なことは、その時のモチベーションや目的意識のまま働いている未来の自分を想像したとき、今の自分が未来の自分のファンになれるかということです。つまり、 『自分自身がファンになれる組織で働くこと』は、『働いている自分自身を好きになること』と言い換えてもいいと思います。そして働いている自分自身を好きになることができるのであれば、『理想の働き方』を見つけたも同然です。しかしこの点については、次のような不安があるかもしれません。“実際に就職した企業で、自分自身の理想的な働き方ができるとは限らないじゃないか”
しかし自分は『自分自身がファンになれる組織』のなかで実際に経験を積むことが、この会社を選んでよかったと思える企業選びにつながると考えています。なぜなら、上記のような経験を積めていない段階では、親や先輩・企業の採用担当者などの他人からの情報だけでしか、企業を判断することができないからです。逆に、 実体験を基にして “こういった働き方がしたい!”という自分独自の基準を設定することができていれば、多くの情報に惑わされることなく、最後は自分の意志で後悔のない企業選びができるのではないでしょうか。
実体験に基づいた「就活の軸」
ここまでは半ば一般論のようなことを述べてきましたので、ここからは自分自身の体験を書かせていただきます。自分は直営塾ヘウレーカでの勤務を重ねるなかで、この組織のファンになりました。その理由は、経験の浅い自分に対しても、1人の社会人として基準を下げることなく接して下さると同時に、成長のための機会を適切に与えてくださる組織だったからです。業務の上でミスをした自分に対して、時間を割いて真剣に向き合ってくださる上司がいることは、当たり前ではありません。また、こうして定期的に記事を執筆する活動は、自分の元々の弱点であった「言葉を適切に運用する力」を鍛えるうえで、とても有意義な時間になっています。
そして「 1人1人の部下を成長させて組織としての戦力アップに繋げることができるリーダーとして活躍する」という目標を持つ自分は、こうした経験を通じて1つの就活の軸を固めることができました。それが『部下には常にワンランク上のレベルの仕事を求めながらも、成長のためのプロセスを1つずつ与える組織』です。というのも、こうした組織で経験を積むことが、上司として部下をマネジメントする力をつけることにつながると考えるようになったからです。
こう考えるようになった理由を説明させていただきます。働く上でのマインド・スキル双方において、まだまだ力不足な面はあるものの、採用当初よりも着実に成長しているという実感が自分にはあります。さらにそうした成長1つ1つの根源には、上司の方々の日々の言動や自分に対するフィードバックから得られる学びがあります。そして、こうした上司の影響による成長体験が、将来必ず活きてくるのではないかと考えています。例えば、過去に自分も経験した同じ問題に直面している部下に対して、「あの時自分もこんな状態だったから、当時の上司と同じアプローチをしてみるか」だったり、「部下の○○の場合、モチベーションが上がる要因が自分とは少し異なるタイプだから、当時の上司とは違ったアプローチをしてみようか」といったように、いくつもの引き出しをもって接することができます。つまり、現在の部下に過去の自分を重ね合わせることができるのです。
「働く」ことに前向きに
ここまで長くなりましたが、最後に1つだけお伝えさせていただきます。それは、何をもって「理想の働き方」と判断するかは、1人1人の判断基準次第であるということです。こうした判断基準は報酬・時間的な拘束度合い・企業風土など様々かと思います。しかし、その基準について学生のうちから深く考え、これかなと思った基準にマッチしている、あるいはしていそうな環境を肌身で体感してみると、見える世界が大きく広がってくるのではないでしょうか。こんなことを言うと嘘だと思われるかもしれませんが、自分は近い将来、実際に社会人として働くことが楽しみです。もちろん、既に実際に社会を経験されている方々から見たら楽観的な考えかもしれません。それでも、働くことを前向きに捉えることができていることは、それだけで大きな価値があることなのではないでしょうか。
自分の考えに少しでも共感してくださる方々にとって、この記事が何かの行動を起こすきっかけになってくれることを願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
藤原穫