6秒間がいつ訪れても良いように日々、人間性を高める

9月の研修:マナー研修

重要なのは人間性

本研修の最初に”気持ちの良い挨拶”とは何かについて学ぶことがありました。挨拶の姿勢や角度を学びましたが、私が強く印象に残ったことは「重要なのは人間性」という言葉です。

挨拶の仕方ではなく、自分の見えないところで相手が努力をしてくれている姿を想像し、深く感謝できる人間性を持つことが大事だということ。そういった人間性は普段の作法・言動に現れます。

自然と人間性の高さが滲み出るような魅力的な人財になるため、本記事では人間性の養い方を実体験とともに考えていきたいと思います。

大変なときこそ、現れるその人の「真」の姿

私は人間性を、大変なときにこそ、現れるその人の真の姿のようなものだと捉えています。誰しも仕事やプライベートで忙しく、自分が主語になってしまう場面があると思います。つい、周りの方への感謝や尊敬の気持ちが薄れて誠実さが欠けてしまう場面。そんな場面でも、”自分の見えないところで相手が努力をしてくれている姿を想像し、深く感謝できる方”など、内的・外的な要因によって左右されずに常に周囲に価値を提供できる方こそ本当に人間性が高い方だと思います。

人間性の違いを垣間「見た」原体験

私は1年間エンカレッジ早稲田支部で、150人を越えるメンター(関わる人は幹部陣やリーダー職の方が中心)、数十人の担当エンター(自身が直接的にキャリア支援を行うユーザー)など多くの方と活動してきました。

その中で理想像と現状の大きな乖離などに頭を悩ませる方を沢山見てきました。

そしてこのような瞬間にこそ行動が大きく分かれていました。

例えば、出来ない理由を見つけ、内的・外的な要因に他責して現実から逃避してしまう方と、そんな時にこそ出来ることはないかと自責し、誠実に、あるべき姿に向かって力強く努力する方です。

誠実に取り組むことで人間性を養う

前者に関しては状況が好転することもなく周囲からの信頼も欠けていきました。後者に関しては厳しい指摘も受けることはあったと思いますが、誠実に取り組む方として周囲から応援を貰う存在になっていました。1年間経った現在、物事への取り組み方(誠実さ)が異なる2者の違いを見ると、信頼度はもちろんその方の能力にも差が開いたように思います。もちろん後者の方が信頼でき、成長もしていました。

自他に向き合い、人間性を磨く

自分の状態が良い時に周囲に対しても良い影響を与える存在になることや、机上の空論を語ることはあまり難しくないことだと思います。一方で、大変なときにこそいつも以上に誠実になれるか、これは本当に難しいことだと思います。だからこそ、そのような厳しい環境に誠実に向き合ってきた人は人間性が磨かれ、周囲から尊敬される人財になると思います

魅力的な人財が集う組織を創るための努力を

現在、早稲田支部では11期採用というものを行っており、次の支部を担う優秀な人財の獲得に力を入れています。魅力的な人財は更に魅力的な人財や組織に惹かれると思います。より良い支部を創るため、まずは魅力的な人財に自分がなれるように日々誠実に取り組みたいと考えております。そのため、ここからは「エンカレッジに入会をするかを互いに意思決定する」最終面談で私が行っている工夫について振り返りたいと思います。

最終面談が始まる前から手厚いもてなしを

採用面談担当者は、担当者の活動意義やこれまでの活動内容を記した資料を作成・事前配布し、魅力付けを行います。また、これまでの面談でどのように評価されているかなどを伝え、私達も候補者と話せることを楽しみにしているという気持ちを伝えています。エンカレッジの活動に期待感を持って欲しい、エンカレッジの人と話すことを楽しみにしてほしい、そういった気持ちがあるからです。手を抜けば簡易的な日程調整で終えられる面談前のコミュニケーションでも、相手をもてなすための準備は数多くあると思います。

最終面談開始30分前から入念な準備を

最終面談前の面談で得た情報に目を通し、そこから最終面談で何を聞くべきかを事前に整理します。それだけでなく、議事録から想定される質問を予想し、必要な資料などを直ぐに取り出せる状況にしておきます。また、必要であれば候補者と繋がりのあるメンターに対してヒアリングを行うなど用意周到な準備を行います。候補者の顕在ニーズに応えるだけでなく、潜在的なニーズに応える準備を行ない、候補者にとって豊かな時間になるように出来ることを徹底します

評価する面談ではなく、候補者の良さを引き出す面談を

最終面談では「自身の弱みに本気で向き合い、乗り越えた経験」等を聞くことが多いです。100人規模の組織を運営する中で、大変なことも多いと思いますが、大変なことに向き合い、自己・他己を変革して乗り越えて欲しいという思いから、この質問を用意しています。

”弱み”という候補者にとってはあまり自信を持って答えにくい問い。一方で候補者の良さを引き出す問いだと思います。弱みに本気で向き合ったということはそれほど必死になって頑張ったことがあることや、自分の得意なことだけでなく少し心が痛くなるような挑戦をしてきたことの証だと思うからです。

お互いが良い「気付き」を得る豊かな時間に

故に評価をするためやストレス耐性を言及するような面談ではなく、「なぜ弱みに向き合うほど力を入れようと思ったのか」・「弱みに向き合ったことでどんな変化が得られたか」などの質問を行ない、弱みに向き合った経験をポジティブに感じてもらえるような設計を意識しています。弱みに向き合った経験を心から尊重する姿勢を面談担当者が見せることで、より本音の会話が出来るようになりお互いが良い「気付き」を得る豊かな時間にすることができます。

人間性の高い組織を作るための最終面談

私の最終面談に対する向き合い方を振り返ってみたところ、候補者にとって有意義な時間になるかを非常に意識していると感じました。実際に候補者がどのように感じているかまでは分かりませんが、「相手」を主語にした言動、そして相手の「期待」を越えることを目指した言動が多いように思えます。自分だけでなく相手、組織のことを心から大事にした言動を行うことが人間性を養うポイントかもしれません。

自然と人間性の高さが滲み出るような魅力的な人財に

振り返ると私自身、活動を共にしてきたメンバーとの対話がつい雑になってしまう瞬間など、思い返すと誠実さが欠ける行動をした機会が多々あります。その瞬間を思い出す度に、努力の必要性を感じます。

一方で「違う場では出来るけどこの場では出来ない」、「本気を出せば出来るけど...」このような言葉を聞くことが多々あります。この言葉を聞くと私は「プロフェショナル」さに欠けると考え、残念な気持ちになります。

本当に地に足の付いた努力ができている人財は、内的・外的な要因によって左右されずに常に人間性の高い言動が出来る方だと思うからです。もしくは内的・外的な要因をチャンス、自己の成長機会に変え、よりよい言動を目指せる方だと思うからです。

表面的なテクニックを始めとした瞬間に生きる人間性の高さではなく、自然と人間性の高さが滲み出るような魅力的な人財になるためには、「日々自身を律し、誠実に努力すること、徳のある言動を習慣化すること」が大事だと思います。

最後に

6秒間がいつ訪れても良いように

皆さんは「人の第一印象は6秒で決まると言われていること」をご存知でしょうか。そしてその第一印象を変えることは中々大変です。このような理論を知ると、第一印象で好感を得るための努力の必要性を感じます。ただ、私が伝えたい事はその6秒を大事にすることではなく、その6秒がいつ訪れても問題がないように、日々誠実に人間性を高めることが重要だということですこのような理論を有効に活用しつつ、いつ誰から見ても魅力的な人財であるように日々努力したいと思います。

研修で学んだこと

  • 重要なのは人間性であること
  • 人の第一印象は6秒で決まること
  • 真実の瞬間(相手と接する15秒で全てが決まる)
  • マナー・サービス・ホスピタリティ・おもてなしの違い
  • おもてなしとは相手に我が事として向き合い、感動を与えることである
  • お客様応対の種類を誰が見ても分かりやすいように整理すること

最後まで読んで頂きありがとうございました。

この記事の著者/編集者

須賀渉大   

早稲田大学政治経済学部政治学科卒。大学3年時までは海外インターンシップ事業の運営、国内外ボランティア、教育系の長期インターンなど様々な活動に尽力。大学4年時には日本最大のキャリア支援団体の早稲田支部長として100人を超える仲間と、事業・組織共に持続的な成長を遂げる団体の基盤創りに挑戦。ボランティアで深刻な社会課題を目の当たりにした経験から「日本を課題解決先進国にしたい」と考えている。社会人では金融とデジタルの分野で専門性を磨き、将来は社会的価値と企業的価値を両立した事業、組織創りに携わり、社会問題の解決及び日本の変革への貢献を志す。

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