身近な相手にこそ、おもてなし

■ マナー・サービス・ホスピタリティ・おもてなし

常に、周囲へのアンテナを立てる

  皆さんはマナー・サービス・ホスピタリティ・おもてなしの違いを明確に説明できるでしょうか?またその違いを理解し、行動できているでしょうか?

 今回の研修では、はじめに4つそれぞれの特徴・違いについて学んだのち、自分たちが今までの経験の中で感動した接客サービスについて書き出したり、自分たちが普段生徒・保護者や上司・同僚・部下に対して行っているおもてなしについて振り返りました。

 この経験を通して自分が感じたことが、顧客に最高のおもてなしをするための一番の近道は、普段の生活から周囲へのアンテナを張り続けることだということです。というのも、日常生活において相手への目配り・気配り・心配りができている人は、緊急な場面や重要な場面でも周囲の人間の些細な変化や異常に気付くことができるとともに、他人が実践している思いやりある行動に気付き、自分自身の行動に取り入れることもできるからです。

 そして、こうした周囲へのアンテナを立てるためには、日常生活の段階から、自分が何をしたら相手が嬉しいのかを想像する癖をつけることが大切だと考えます。例えば、食事をしているとき、空になった友人のコップに自然と水を注ぐことができるかどうか。電車内の2人組に隣り合った席を譲るために、自分が席を移動できるか。室内の空調が皆にとって適切かを気にかけることができるか。このような本当に日常的な場面こそが大切なのではないでしょうか。緊張感がオフになりがちなときでも周囲への気遣いを忘れないことで、大事な場面でも当たり前のように同じことができます。

 最後に、こうした周囲への気遣いは明確に数値化されるものではありません。しかし、だからこそ限界を設けずにレベルアップすることができる領域でもあります。自分はこれからも引き続き、周囲の人が求めていることを感じ取る意識を持ち続け、同時に他者の長所を自分でも取り入れていくことで、自身のおもてなしのレベルを向上させていきます。

これから研修を受ける方々へ

 今回の研修で学ぶことができる内容は、これから社会人として生きていく上で、公私関係なく幅広い場面で生かせるものです。個人個人のこれまでの経験をもとに考えるからこそ、人によって異なる学びがあると思います。少しでも興味をお持ちいただいた方は、ぜひ1度参加してみてはいかがでしょうか!?

研修で学んだこと

  • 分離礼と同時礼
  • 顧客満足度は、サービスを受けている15秒で決まる
  • お客様対応は、マナー・サービス・ホスピタリティ・おもてなしの順に品質が高まっていく
  • サービス⇒顕在ニーズに応える
  • ホスピタリティ・おもてなし⇒潜在ニーズに応える

この記事の著者/編集者

萩原佑太 早稲田大学 基幹理工学部  

高校まで10年間野球に打ち込み、一浪の末、早稲田大学理工学部へ

大学では、個別指導塾や引っ越しアルバイトを経験後、大学2年次からA&PROに所属している

A&PROでは塾講師を務め、4年次からはキャリア支援の学生団体にて顧客開拓部署のリーダーも務める
現在はA&PROと学生団体とのコラボプロジェクトに取り組み、日々相乗効果を目指し奮闘中

趣味はカラオケで、全国採点1位を獲得したことも!

最新記事・ニュース

more

「メラビアンの法則」や「真実の瞬間」と向合い、各メンバー自身がブランド形成の重要要素であることを自覚していきます。 「目配り」「気配り」「心配り」の各段階を理解し、「マナー」「サービス」「ホスピタリティ」「おもてなし」の違いについて研究。 「マニュアル」「サービス」を理解・実践するのは当然。 「ホスピタリティ」「おもてなし」を顧客・メンバーに提供したいリーダーのための研修です。

島元 和輝 荒 諒理 川瀬 響 3Picks

行き過ぎた完璧主義は仕事を停滞させるだけでなく、自分自身を苦しませてしまいます。本記事ではプロジェクトマネジメントを題材に、自分の良さをかき消さず、最大限発揮する仕事への取り組み方を考えます。完璧主義で悩んだことのある皆さんに是非ご覧になって欲しい記事です。

左貫菜々子 藤井裕己 谷 風花 大庭彩 4Picks

プロジェクトマネジメントを機能させる土台となるのが『理念のマネジメント』 プロのリーダーは、「権威のマネジメント」を避け、「理念のマネジメント」を構築し、維持し続ける。 「好き・嫌い」や「多数決」ではなく、説得力ある提案を互いに尊重する文化を構築したいリーダーのための研修です。

荒 諒理 木藤 大和 島元 和輝 川瀬 響 4Picks

復習回数を闇雲に増やしたり、ノートいっぱいに何度も書かせる記憶法は、社会に出てから通用しない。 多忙なリーダーは、重要事項を一発で覚える。 たとえそれができなくても、復習回数を最小限にし、効果的・効率的に記憶することが大切。

「やばい、キャパオーバーしていて仕事を回しきれていない・・・。」成果を生み出すためにリーダーを務め、多くの責任を引き受けたのはいいものの、こうした悩みを抱く方は少なくないと思います。本記事は、リーダーの方の中でも、「仕事を回しきれていない。」と実感している方、経験した方、キャパオーバー対策したい方に届けていくことを想定して進めていきます。キャパオーバーは解決できます!

そもそもプロジェクトとは何か。それを知ることによって、あなたが現在取り組んでいる活動をもっと豊かにすることができるはずです。プロジェクトの基本を学び、そのプロセスについて考えてみましょう。

大庭彩 上野美叡 2Picks

タスクには明確に優先順位が存在し、正しい優先順位でタスクに向き合うことが締め切りへの余裕につながります。緊急度と重要度のマトリックスを用いて改めてタスクへの優先順位をつけることを意識したいです。

大庭彩 1Picks

皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか? そして、今その「共通目標」を何も見ずに口ずさむことができますか? もし、一度決めたことがある共通目標が形骸化してあまり浸透していない場合は私と同じ苦悩を経験するかもしれません。

大庭彩 1Picks

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1~3を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。