もう中途半端は、やめにしよう

プロフィール

名前:藤原 穫(ふじわら かく)
大学・学部:東京大学 薬学部 4年 分子薬物動態学教室
研究:薬物動態(薬物の吸収、分布、代謝、排泄をみる学問)
※データが世に溢れる昨今、データを批判的に見られるようにと、専門外ですが統計の勉強を少しずつ始めました。
部活:高校でバドミントン(全国大会にも出る強豪校でした。)
サークル:民族舞踊(ハンガリーやブルガリアなど東欧の踊りを踊っていました。)
趣味:旅行(死ぬまでに国内の温泉地は全て回りたいです。海外はグアム、シンガポール、フィリピンのセブ島に行きました。)
アルバイト:居酒屋(常連さんの好みや決まった注文を憶えて早く出す、1杯目のドリンクは絶対に待たせない、など人情溢れる居酒屋でした。)
出身地:秋田県(日本酒が美味しいです。秋田美人でも有名!)
家族構成:父(JRで勤務、電車が故障すると即出張!)、母(フェンシングの全国大会で2位になったことがある体育会系)、姉(幼稚園の先生)

シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズにて。また行きたい!

私の経験談

己が未熟さを自覚させられた17歳のあの日...

高校3年5月、高校総体へ向けた部活動の練習が佳境となる中、私は地区予選が終わったら他のメンバーよりも先に引退しようかと悩んでいました。というのも、志望校であった東大の入試には全く成績が足らず、勉強時間が無いと焦っていたからです。当時の監督の練習は厳しく、2年強食らいついて頑張ってきたのに、最後の大会に挑まずして辞めることはむず痒くもありましたが、自分の意思をもって監督に相談に行きました。すると、怒られるというよりもむしろ呆れられてしまいました。お前がこんなところで投げ出す奴だとは思わなかった、と。

そう言われて初めて、自分がいかに中途半端で身勝手かを自覚し、大泣きしてしまいました。1つのことをやり抜けないことを恥じ、反省しました。ここで気持ちを入れ替え、大会へ向けて練習に取り組みましたが、そう甘いものではなく、結果は芳しいものではありませんでした。そして、この中途半端さも原因となって東大入試にも落ちることとなったのです。

中途半端な自分と決別した18歳

結果、娯楽の全く無い寮で浪人するという選択をし、来る日も来る日も勉強で、同じ日々の繰り返しでした。高校の同級生が大学で楽しそうにしているのをSNSで見ると嫌気が差し、もう東大じゃなくても...と妥協したくなる時もありましたが、ここで妥協してはまた中途半端の繰り返しだと思い、1年間努力を貫きました。あきらめなかったおかげで模試の判定も安定し、最終的に東大合格に至ることができました。

21歳、もう投げ出さず、やり抜く

浪人中の「やり抜く」という経験は民族舞踊のサークル活動に活きました。私は踊りの発表(デモと呼びます)の統括・指導を担う「指導」という役職に就き、デモのメンバー60人程を指揮しました。私はこの役職を選ぶくらい本気で活動しておりましたが、「所詮サークル活動だ、そんなに本気じゃなくてもいい」と考える、練習の参加頻度が低いメンバーもいました。そうしたネガティヴな姿勢は伝播しやすいもので、私もいっそ投げ出したくなることがありました。

しかし、見てくださる人がいる以上サークルも部活も関係ない、中途半端にはできないという私の考えは強く、メンバーに練習を楽しんでもらうことで士気を高めようと意識し、発表当日まで「指導」をやり抜きました。3年生の引退時にサークルメンバー全員で披露する毎年恒例のデモは、ここ数年の中では最もいいデモになったと自負しています。今後大学での研究室生活や社会人になって働く中でも、投げ出したくなることが多いだろうと想像されますが、これまでの経験を活かしてやり抜きます。

引退時に披露したブルガリアの踊りのデモ。前列左から2番目が私。

私のこれから

私は将来、これまで学んできた、そしてこれから極めていく薬学(化学および生物学)の知識・考え方を基盤に、未だ満足のいく治療を受けられていない患者を救うのが目標です。近年の医療の進歩は圧倒的で、この目標は決して大袈裟なことではなく、努力によって実現可能であると考えています。その手段として、大学機関もしくは製薬企業でアンメットメディカルニーズ(アルツハイマー病やがんなど、未だ有効な治療法の無い疾患に対する医師や患者の要望)に応えられる研究を行うこと、企業で臨床開発職として働くことが挙げられます。その企業がアンメットメディカルニーズにまだまだ応えられていないと思う場合でも、自分がinside-outな形で(主体的に)変えていければと思っています。また、コンサルタント企業のヘルスケア部門に携わることでも、製薬企業を後押しし、間接的に人の健康を応援できると考えます。

私はこれまで学校の学年委員長や、サークル(民族舞踊)の指導職など、実質的なリーダーとして機能する場面が多くありました。これらで培ったリーダーシップを、大学の研究室というチームや企業におけるチームで発揮していきます。

この記事の著者/編集者

藤原穫 東京大学 薬学部  

秋田県出身。高校時代は強豪校でバドミントンをしていました。大学に入ってからは民族舞踊に励み、4年生になった現在は薬物動態の研究をしています。趣味は旅行。死ぬまでにすべての温泉地を回りたいと思っています。これまで複数の組織で培ってきたリーダーシップに磨きをかけるべく、A&PROでの研修に励んでいます。

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