連載ビジネス基礎研修 -実体験に結びつける-

毎日が忙しい... 。その原因はどこに?

■今月の研修■ 社会人が持つべき習慣

重要事項を優先することで得られる、あるメリットとは!?

 今回の研修で自分は、仕事をする上で「周囲に依存した状態」から脱し、「自立した状態」に到達するために必要な3つの習慣を学びました。その中でも特に大きな学びがあった習慣が、「重要事項を優先する」ということです。これだけ聞くと皆さんの多くは、なんだ大したことはない、誰もが知っていることじゃないか、と思われるのではないでしょうか。しかし大事なのは、次です。実は、「重要事項を優先する」ことにより、私たちには後々、「あるメリット」があるのです。今回の記事では、この点に焦点を当てていきます。

 いきなり上記の答えを記述するよりも、まずは前提となる考え方を述べさせていただきます。ひとえに仕事といっても、緊急度・重要度の度合いにより4つのタイプに分けられます。※ここでは重要度の低い仕事は議論から外します。

 そして、緊急度・重要度ともに高い仕事(以下仕事A)と緊急度は低いが重要度は高い仕事(以下仕事B)との間には、決定的な違いがあります。それが、自分の裁量でスケジューリングできるかどうかです。この違いが、冒頭でお伝えした「あるメリット」に深く影響してきます。ここからは、小学生の夏休みの宿題を例えにしてご説明します。

 夏休みが始まる直前、どっさりと宿題が出されます。この時点では、この宿題は仕事Bにあたります。そして皆さんもすでにご想像の通り、夏休み開始後(宿題は仕事B)に、一気に片づける、もしくは計画的に進める人もいれば、学校が再開する直前(宿題は仕事A)に慌てて取り掛かる人もいます。後者の場合、期限ぎりぎりに仕事Aが大量に残っているため、体調がすぐれない日も休むことができません。また、仲の良い友達から急な遊びの誘い(別の仕事A)を受けたとしても、自由に使える時間が残っていないため、断るほかありません。一方前者の場合は、学校再開直前期には仕事Aはほぼ0であり、体調不良や急な遊びの誘いにも問題なく対応できます。さらには、今後学校で勉強するであろう範囲の予習(新たな仕事B)に時間を割くこともできます。これが、冒頭でお伝えした「あるメリット」です。つまり、『①仕事Bを早めに完了させる ②時間に余裕が生まれる ③急な仕事Aに対応できる ④新たな仕事Bにも時間を費やすことができる ①・・・』の好循環が生まれます。こうしたサイクルを回すことは、期限厳守をより徹底すべき社会人にとって、とても強力な武器になるのではないでしょうか。

 そしてこのサイクルの仕組みを理解し実践することは、自分だけでなく、現在指導している生徒にとってもやはり大変価値のあることです。入試に向けて時間がある生徒こそ、日々学んでいることを定着させる・計算ミスをなくすなど、仕事Bはたくさんあります。上記サイクルの仕組みを生徒に正しく理解させ、実践するサポートができる存在でありたいと思います。

まだこの研修を受けていない方へ

 今回の研修では上記以外にも、社会人として一つ一つの判断や行動の質を高めるために有効な、様々なフレームを学ぶことができます。例えば自分の場合、過去自分が行った生徒・保護者に対するメール対応について「主体性のモデル」を用いて振り返ることで、マニュアル通りに仕事をするだけでなく、さらに自らで考え、臨機応変に対応できたという、成長実感を得ることができました。大学生の時期からこうした経験を積める環境を欲している方、ぜひこの研修に参加してみてはいかがでしょうか!!

研修で学んだこと

  • パラダイムとは、モノの「見方」「考え方」・頭の中の「地図」「めがね」であり、パラダイムに立ち返ることで、より大きな変化をもたらすことができる。
  • 自立していない人同士では、相互協力や相乗効果は望めない。
  • 主語を「あなた」→「わたし」→「わたしたち」と変化させることで、「依存」→「自立」→「相互協力・相乗効果」へと進化する。
  • 依存から自立へと進化するために必要な、3つの習慣
  • 想像と創造、リーダーシップとマネジメントの違い
  • 無意味で緊急性もないことに時間を費やすことは、日々忙しく時間に追われていることの裏返しであり、一種の中毒症状である。

この記事の著者/編集者

萩原 佑太 早稲田大学 基幹理工学部  

大学・学部:早稲田大学 基幹理工学部  部活:硬式野球(高校)先輩の中には甲子園でノーヒットノーランを達成した投手も!  サークル:硬式テニス(今年で63年目を誇る、日本最古のサークルに所属。)  趣味:カラオケ、ラーメン屋巡り、野球観戦(こだわりは太陽の下で楽しむ屋外球場!)  アルバイト:個別指導塾講師、引っ越し  その他の活動:Nexus(大学生の今から、社会で活躍するための基礎を学んでいます!)

この連載について

ビジネス基礎研修 -実体験に結びつける-

連載の詳細

頭で理解するだけでは不十分。参加者自ら実践し、習慣化するまで責任を持つ30の研修プログラム。各クライアントの課題・ニーズに合わせて個別に設計。

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