人財、人材、人在、人罪。あなたは?

■今月の研修■ 責任・権限・義務

行動する前に、まずは正しい判断。顧客への責任ある行動が社会人としての最低条件。

 今回の研修では、仕事をする上で基本的かつ非常に重要な「責任・権限・義務」、「報告・連絡・相談」を主に、それぞれの機能や具体例の確認を行い理解を深めました。また、ディスカッションを通じて、それぞれの言葉の関連性や社会人としてのあり方を考えることにより、今後の仕事にどのように生かすかを描き出しました。

 最も大きな気付きは、判断と決断について、判断力がない者が決断をしてしまうのは「罪」であるということです。つまり、目的ややるべきことを正しく理解していない者が、考えずに行動を起こしてしまうということです。サービスとして顧客を持つ場合、たった一人の小さな行動がその顧客、チームメンバー、また会社全体をも左右します。従って、行動よりもまずは正しい判断ができることが、社会人としての最低条件であることを学び、行動の結果が自分に返ってくるだけの学生生活とは違う、影響力の大きさと責任の重さを思い知りました。

 これに加えて、責任を果たすには、やはり知恵が必要であるということも改めて感じました。知恵をうまく使うことができれば、想像力を働かせて対処すべき領域の想定を広げたり、報告・連絡・相談を重要な場面で使い分けたりすることができるとわかりました。

これから研修を受ける方々へ

 研修では多くのことを教わりますが、それ以上に自分から重要なことに気付き、学び取る姿勢が求められます。私は、人が「イキイキしている」「目が輝く」ような瞬間というのは、何かを与えられた時ではなく、そこにある魅力や可能性に自分自身が気付いた時だと思っています。

 例えば誰かを好きになるのは、決してアピールされた時ではなくて、その人の素敵なところを自分から発見した時だと思うのです。よって、常に有意義な「気付き」を得ることのできるこの研修だからこそ、メンバー全員がイキイキと学んでいるのだと思います。優秀で積極的なメンバーに必死に食らいつきながら学ぶこの時間は、私にとってかけがえのないものです。

 必要とされる社会人を目指す方向けの、覚悟の必要な研修だと思います。むしろ、内容としては「社会人向け」で、普通の学生が受けるにはレベルが高いと言った方が適切かもしれません。つまり、普通の学生向けの研修では物足りない成長欲求の高い方にとっては、挑戦してもらいたい価値ある研修です!!

研修で学べた事(キーワード)

  • それぞれの機能、関連性、日々の具体的業務への応用

①責任・権限・義務

②報告・連絡・相談

③判断と決断

④4つのじんざい「人財・人材・人在・人罪」

  • 価値を提供できる人間になるためにあるべき状態や考え方
  • 責任を全うするとは予め想定し対応できる状態であること
  • 学校生活と企業活動との違い
  • ことばが持つ力の強さ
  • 適切な言葉を選ぶことも「知恵」の一つ

この記事の著者/編集者

遠藤 七海 東京外国語大学(国際社会学部)卒  

大学・学部:東京外国語大学 国際社会学部 スペイン語専攻 
部活:男女バスケットボール部 マネージャー(高校) 
趣味:海外旅行(観光よりもサバイバル)、ミュージカル鑑賞 
アルバイト:浦安の某有名テーマパーク、大学進学塾での講師 
その他の活動:メキシコに短期語学留学(衝撃のサボテン料理を体験) 
現在お住いの地域:千葉県(総武線沿線) 
研究:教育社会学 「将来の夢」についての研究 
家族構成:父、母、犬のももさん、私 
その他:好きな食べ物は麺類(こだわりはラーメンの海苔を食べるタイミング)苦手な食べ物はパクチーとレーズンです

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