目先のことにとらわれない!線で見るサービス開発

クレド10:顧客に感動を〜高水準のサービスを追求し続ける〜

感謝だけではなく、感動を与えてこそ、顧客に真の満足が生まれます。顕在ニーズに迎合せず、常に潜在ニーズにアプローチし続けます。顧客にファンになってもらう為に、まずは自分たちが組織のファンになるよう責任ある行動をしていきます。

はじめに

長期インターン紹介を最終的な目的とするのではなく、その先のサービスにつなげ、包括的にエンターの学生生活に携わりたい。そのために私とチームメンバーが協力し、取り組んでいることをご紹介します。

開発途中のものではあり、導入には至っていませんが私のチームでは以下のようなサービスを企画・開発しています。

FB制度概要

サービス内容
〜長期インターンの採用決定後、企業側・学生側にアプローチ〜

・企業側:特定の評価シートにインターン生の評価を記入していただく。
・学生側:インターン参加後、エンカレッジのメンバーと定期的に面談する。面談を通して、自身の活動を振り返り、就職活動でどのようにその経験を話すかまで包括的にサポートする。

メリット

・企業側:エンカレッジが責任を持ってインターン生の支援をすることによる安心感・信用
・学生側:線でサポートが受けられる。インターンを学びにつなげることができ、将来の役に立てることができる。

なぜFB制度?

点でなく、線で捉える!

・点で見るサービス開発=顕在ニーズに焦点を当てたもの
・線で見るサービス開発=潜在ニーズにも焦点を当てたもの

長期インターンをやってみたい!」というエンターの顕在的なニーズを満たすだけで終わらず、そのニーズの背景を考えたことからこのプロジェクトは始まりました。

学生は必ずしも長期インターンに入ること自体を目的とはしておらず、潜在的には長期インターンの経験を通じて「学びにつなげたい」・「就職活動で話せるエピソードを作りたい」というようなニーズがあります。

つまり、私たちは「長期インターンを始める」という点でニーズを捉えるのではなく、「長期インターンの活動を通して学びたい・就活に活かしたい」という線でのニーズで捉えました。

これに応えるために、エンカレッジと1・2年生の結びつきを強くし、長期インターン決定後の実際の活動の振り返りまで行っていくことで上記の潜在ニーズを満たそうと考えました。ゆくゆくは1・2年生の利用者を3・4年時の就活支援に接続したいと考えています。

自分達にしか生み出せないサービス

長期インターンの紹介はすでに他社でもおこなわれており、現状、紹介するだけでは差別化できません。しかし、非営利団体・ボランティア団体である私たちだからこそ、その後のフォローまで考えられるサービスが生み出せます。申し込んだ学生一人一人のフォローは採算度外視でないとできないからです。(フォローアップの人件費がかからないため。)

入った時点では違いは感じづらいかもしれませんが、FBをもらい、自身の成長につなげ、ゆくゆくは社会で活躍できるようになった時に「エンカレッジで長期インターンを申し込んでよかった」と感謝してもらえると良いなと思っています。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回の記事では、自分が実際に行っているサービス開発について記載しました。今回の記事では、潜在ニーズを捉えるには、線で見ることが重要であることを述べてきました。顧客(私たちで言えば、サービスの利用者である1・2年生)のその先を考えて作るサービスは真の価値提供につながると考えています。まだ構想途中ですが、真の価値提供をするためにも、私はこのサービスを是非とも実装したいと考えています。

この記事の著者/編集者

小川勇 早稲田大学 政治経済学部  

サークルの後輩や同期のキャリアの関心度が低いことを課題に感じ、それを変えるべくキャリア支援NPO法人『エンカレッジ』に加入。現在は1・2年生に向けてオンラインイベントを通してキャリア支援を行なっている。加えて、長期インターンの分野で学生と企業のマッチング事業の立ち上げのリーダーとしても活動している。

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