弱みに向き合い、リーダーの資質を身につける
2020.09.01
研修を通じて気づいたこと・今後に役立てられること
自分の弱みを認め、本気で向き合う
自分がこの3日間、何%本気で研修に向き合っていたかと考えると5%程度だったと感じました。たとえば、森口先生の言葉を理解した上でその内容に疑問持ったとしても、それを伝えずに流そうとしていました。自分の弱いところをごまかそうとしていたからです。
しかし、自分に向き合えていなかったことを最後の最後に自分の言葉で認めたことによって気持ちも楽になり、ここをどうにかしたいと思うようになりました。
本当のリーダーは弱みに向き合える人のこと
リーダーのミッションの一つに、人を成長させることがあると思います。
その上でリーダーは何をするべきか。
それは、相手の弱いところにひたすら向き合うことです。これは自分にずっと向き合ってくれた森口先生とそこに向き合えた瞬間の自分を見て感じました。
何かを伝える時は本音で話す=自分の言葉で話す
結局人は自分の言葉で語らないと覚えないし、身につかないと感じました。
私はメンバーに自分の弱さを伝えた時に初めて自分の意見で話すことができました。おかげで「こうやって言えばいい」と考えることなく、自分をごまかさないで話せるようになったのです。
心境の変化
私はいくつになっても精神的には子供であったと気づけました。
これは最後の懇親会の時にも話したことなのですが、A&PROさんとこの研修に関わってくれた全ての人に感謝しています。なぜかというと、今まで自分のことをすごいと思っていたメンバーに、自分の弱いところを見せることができたからです。
自分の弱みは一言で言うと幼稚なところだと思います。しかし、私が成果を出していることもあって、周りからは指摘されることがありませんでした。ところが森口先生は、『素直になるのが美徳であると思っていなかった自分』を強く叱ってくれたのです。今までの甘やかされていた環境では学べなかったことを学びました。そして、自分の弱さを認めることができました。
これを踏まえた上で、リーダーとしての自分を別のベクトル(次元)で考える必要があると思うことができました。3日間本当にありがとうございました。
3日間の実践記録
研修で学べたこと
- リーダーとしての自分を身につける
- 本気で向き合う(のめりこむ)ことができないと成長しない
- 言葉だけでなく行動で伝える
- 目的と目標の違い
- 本当のリーダーは人の弱みに向き合える
- プライベートと仕事は分けろ
- 何かを伝える時は本音で話す=自分の言葉で話す
- コミュニケーションの重要性
- 目標はSMART&Challengeで
- 弱みの自己認知
- 記憶のメカニズム
- 評価のメカニズム
Gmap-c(目標設定・成果と課題の把握)
研修全体を通した目的:
【第1段階】自分の気づいていない弱みを15個出す。人材育成のノウハウを10個出す
【第2段階】論理的に物事を説明することが課題。潜在的、顕在的弱みを引き出し、向き合う。
【第3段階】自分の弱みに気づき、そこに向き合う3日間
1日目:
- 目標Goal(本日の目標と計画の宣言)
・リーダー育成に関わる学びを4個以上
・自分の改善点(できないこと)を5個以上
※条件としての抽象概念↔︎具体の説明が可能であり他の人に転用可能 - 実施内容Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:150%
・リーダー育成に関わる学びを9個
・自分の改善点(できないこと)を3個 - 考察Analyze(ギャップの分析。課題の抽出)
15個以上ポイントを洗い出せた
→ノートのまとめ方がよかった
→リーダーと自分の改善点にしっかりとマークをつけていた
→最初から目標を具体的にしていた - 対策Plan(今後の対策・計画)
今日教えてもらった改善点を習得する
→結論から話す≒自分のスタンスを示す
→自分で整理してから話し始める
→自分の弱みについて指摘してくれる人を増やす
→クレドなど組織の話をできるように
2日目:
- 目標Goal(本日の目標と計画の宣言)
・自分のリーダー育成に関わる学びを5個以上
・自分の改善点・学びを5個以上
※条件としての抽象概念⇆具体まで持っていけること - 実施内容Measure(現状・成果の把握)
目標達成度:100%。
・自分のリーダー育成に関わる学びを5個
・自分の改善点・学びを5個 - 考察Analyze(ギャップの分析。課題の抽出)
成功要因
→昨日より気が引き締まっていなかったことを自覚した
→1日目から少し甘えていた部分があったと自覚した
→森口先生が見逃さずに話してくれた - 対策Plan(今後の対策・計画)
・相手に想像力を働かせる
・メリハリをつける
・時間を奪わない
・キャラに甘えない
・きつい時こそ人に気配り
・誠実さを学ぶ
3日目:
- 目標Goal(本日の目標と計画の宣言)
・自分のリーダー育成に関わる学びを5個以上
・自分の改善点・学びを5個以上
※条件としての抽象概念↔︎具体の説明が可能 - 実施内容Measure(現状・成果の把握)
・自分のリーダー育成に関わる学びを5個以上
・自分の改善点・学びを1個 - 考察Analyze(ギャップの分析。課題の抽出)
失敗
→自分がまだ変えられない事実に向き合っていない(具体的には何??)
→自分が悪いと思っていないから(→思っている部分もある)
→納得できていないから
→自分の傲慢なところが上手くいったときもあるから - 対策Plan(今後の対策・計画)
傲慢な性格では上手くいかないことを知る
素直じゃないのか??↔︎リーダーとしての自分を身に着ける
これから研修を受ける方々へ
本当のリーダーとは何か知りたい人へ。
この研修の一番すごいところは単なる知識のインプットではないことだと思います。普通の研修では、誰もが同じ知識をインプットするでしょう。しかし、この研修では個々人の弱みに気づき、認めることから始まります。この弱みは人それぞれ異なりますが、どの人にとっても必ず価値のある気づきになるはずです。
どれだけ頭が良くても、成果を出していても、完全な人は誰一人としていません。誰もが何らかの弱みを抱えているのです。ですが、これは悪いことではなく、弱みは改善点であり学びにつながります。そのため、自分の弱みに本気で向き合える人は必ず価値を得られるでしょう。自分に弱みはないと思っている人ほど来て欲しい研修です。
A&PROより
周りから良く思われたいと考えるのは自然なことです。ですが、そのために周囲から求められる自分を演じてしまう人もいます。
偽りの自分を演じ続けることが当たり前になってしまうのは、とても恐ろしいことです。本当の自分を閉じ込めてしまうので、知らず知らずのうちに心が疲弊してしまい、周りの人を信用することもできなくなってしまいます。また、自分自身さえも本当の自分を見失い、弱みを克服する機会を逃してしまうでしょう。
そうならないためには、K.K.さんがこの研修で気づかれたように、本当の自分を受け入れることが大切です。無理に変わろうとするのではなく、本当の自分を取り戻してください。もちろん、好きになれない自分の一面や自信を持てない部分にも向き合うことになるでしょう。ですが、そのような側面は誰もが持っています。完璧に見える人でも同じです。そういう人は自己マネジメントが上手いだけ。人は誰しも内側に弱さや痛みを抱えています。それらに目を背けず、しっかり向き合うことこそがリーダーに必要なことであり、生きやすくするヒントなのです。
あなたは研修を通じて、自分の心に素直でいることの大切さに気がつき、行動を起こす勇気を手に入れました。これからの人生、さまざまな困難に遭うこともあると思いますが、どんな時も自分らしく突き進んでいってください。
(リーダーズカレッジ:久保井)
西本 明希 早稲田大学