本当のリーダーとは何か、その答えがこの研修の中に

研修を通じて気付けたこと

自分の弱みと向き合うことで成長できる

私はこれまで自分の弱みと真剣に向き合うことを避けてきました。また、できるだけ集団の中でも、周りの人に対して自分の弱さを悟られないように振る舞ってきました。しかし、本研修を通じて、それは間違った行動だということに気づきました。それは自分の弱みと向き合うことは、自分の成長のためだけでなく、チームの成長のためにもなるという事です。

リーダーが自分自身のことをしっかりと理解して自分の弱みと向き合うことは、チームのメンバーにも刺激を与え、メンバー自身が弱みと向き合うことにもつながります。自分が変わるためだけでなく、チームや組織全体が変わるためにも、まずはリーダーが「変わろう」という姿勢を示すことが大切だと学びました。

時間は有限。相手の時間を奪っているという意識を持つ

時間とは自分だけのものではなく、相手のものでもあります。限られた時間の中でしっかりと目標を達成することが重要だと学びました。そのためには、「考える」ということを習慣化することが大切です。

自分の考えを相手に伝える時も、相手の話を理解する時も、「物事の本質は何か」ということをしっかりと自分の頭で考え、限られた時間の中で最大限の価値提供をすることができるように努めるのがリーダーとして果たすべき役目だと思いました。

メンバーに対して時に優しく、時に厳しくできるのが本当のリーダー

これまで私は、リーダーとはメンバーから好かれる人や優しい人、世話好きな人が務めるものだと思っていました。その方が、メンバーと良い信頼関係を構築することができ、なんでも言い合えるような良い雰囲気を生み出すことができると思っていたからです。しかし、本研修を通じて、その考えは間違っていることに気づきました。リーダーがメンバーに対して優しさだけを示すことは、「甘やかす」ということだからです。

メンバーが誠実に物事に向き合えていない時や、約束を守れなかった時など、人としての基本ができていない時には、厳しく指摘することも大切です。これからは、厳しさと優しさのバランスをしっかりと持ち、メンバー一人一人と向き合うことを大切にしようと思います。

研修参加前後での心境の変化

私は本研修に参加するにあたり、「優しさの中にも、揺るがない自分の強い芯や熱い想いを持つリーダーになりたい」という目標を持っていました。リーダーとマネージャーの違いや真のリーダー像が自分の中で明確になっていなかったため、研修を通じて新しい気づきが得られたらと思い参加しました。

実際に参加して思ったことは、まずは「自分自身が変わる必要がある」ということです。リーダーである自分自身が変わるということは、ひいてはチームのメンバーを変えることにも繋がります。優しさだけでなく、時に厳しくメンバーにも接することで、本当のリーダーを目指したいと思いました。

本研修講師である森口さんを始め、研修の準備をしてくださった多くの方々、そして私自身にたくさんの指摘をしてくれたメンバーの皆さんには、本当に感謝しています。参加することができて本当によかったです。ありがとうございました。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

これまでにリーダーシップの研修やインターンに参加したことがある人でも、必ず新しい発見が得られる研修です。私自身、2日間という短い時間の中でひたすら考え、そして行動する習慣を身につけることができました。また、自分自身としっかりと向き合い、自分の弱さを誠実に受け止めることができるようになりました。それは、「本気で変わりたい」という気持ちを真剣に持つことができるようになったからです。

自分自身を変えたいと思っている人や成長意欲のある人、自分の価値とは何かを知りたい人は参加することをお勧めします。参加して後悔することはないということを保証します。

研修を通じて学んだこと

  • 目標の設定はSMARTに行う
  • リーダーとはしっかりと準備ができている人がする
  • あらゆる仕事はコミュニケーションと結びつけることで豊かになる
  • 自分から積極的に人と約束をすることで信頼を得る
  • 自分の弱みと向き合うことで成長できる
  • 言ったことより原理原則を大切にする
  • 知恵を使う
  • 時間は有限。相手の時間を奪っているという意識を持つ
  • 組織や集団では上のレベルに合わせて物事が進む
  • 感情とロジックはバランスよく使うことが大切
  • メンバーに対して時に優しく、時に厳しくできるのが本当のリーダー
  • 結果だけでなくそこに辿り着くまでの過程やプロセスもしっかりと見て判断する

この記事の著者/編集者

富田 真希 早稲田大学  

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新着コメント

  • 藤原穫

    2021年05月22日

    私は、実は厳しさとは優しさの一部なのではないかと考えています。本当に相手のことを思っていないと、厳しさは生まれないのではないでしょうか。(リーダーを務めていると、優しさよりも厳しさを発揮することの方が遥かに力を要すると感じることが多々あります笑)

    富田さんはこの厳しさの必要性を感じられ、メンバーのことを本気で考えると決意されていますね。また、富田さんは自身の弱みの改善がメンバーの変化にも繋がるとも気付かれていますね。

    富田さんならリーダーとして、メンバーを互いに大切にするチームを作れるのではないでしょうか。応援しています!

    リーダーズカレッジリーダー:藤原

  • 田村稔行

    早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科 2021年05月22日

    富田さんは研修を通して、メンバーのことを考えるリーダーについて、改めて捉え直したのではないでしょうか。
    その中では、相手のことを考えるとはいえ、まずは自分が自身と向き合うこと、変わることも必要であったり、時にはメンバーに厳しさも持って接することが必要だったりということを感じたのではないでしょうか。
    しかし、本気で変わりたいという気持ちを持った富田さんであれば、そのような困難にもその都度誠実に向き合えるのではないかと思います。

    今後、実際の場面において、真にメンバーのためになることは何なのかを考え抜き、そのような優しさを持って接するリーダーとして活躍されることを応援しています。

  • 信宗碧

    早稲田大学 文学部 美術史コース リーダーズカレッジ リーダー 2021年05月22日

    優しくすること、寄り添うことばかりが相手に誠実に向き合うことではありません、むしろ相手の成長の機会を奪ってしまう無責任な行動に繋がってしまうこともあります。

    富田さん自身これまでの自分のリーダーシップに疑問を持ち、今回のリーダーシップゼミに参加してくれたのだと思います。参加して気づいたかと思いますが、メンバーを変えるためにはまず自分が変わらなくてはいけません。さらに自分自身で自分の弱いところに向き合わなくてはいけないという難しさがあります。しかし、富田さんなら自分自身と向き合い、さらに周囲に対しても成長するきっかけを提供できる人材になれると信じています。頑張ってください。

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