組織を変革するために

研修を通じて気づいたこと・今後に役立てられること

組織・スタッフは「上」に合わせる
「サービスレベルの低いスタッフ」に順応するよりも「サービスレベルの高いスタッフ」に最適化する組織の方が、顧客にとっては安心かつ親切。

共有・判断・決断の区分け
単なる共有はテキストベースの周知で十分。ミーティングは判断と決断の時間として活用。

信頼・自信の構築方法
自分のキャパシティを考慮して約束し、それを必ず実行。約束の意味を認識し、確実に守り、周囲にも守らせるように。

クレドの重要性
特にミーティングの規範を上記のように定め、履行させる。

相手に決断させる
こちらからも正しい情報を提供し、コーチングの時間を短縮する。その分、適切な相手に適切な回数を実施できる。

心境の変化

以前から「自分を変革し、組織を変えたい」という思いは強くありました。
ただ、『研修』と言われる未知数のイベントに対し、受講前は、大きな期待はしていませんでした。

実際にA&PROの研修を受け終わった今、上に示したように期待を超えた大きな気づきを得られました。また、私の人間的弱さである「詰めの甘さ」を指摘いただけたのもありがたかったです。

講師の森口さん、サポートしていただいた大庭さん、誘ってくれた萩原くん、参加者のメンバー、ありがとうございました。

3日間の実践記録

研修で学べたこと

  • コミュニケーション
    • 組織の「上」に合わせる
    • クレドの重要性
    • 人「ザイ」の区分け
    • 共有・判断・決断と人「ザイ」の関係
    • 信頼・自信の構築方法
    • あらゆる仕事はコミュニケーションと結びつけると豊かになる
    • 気づきを与える意識
    • 聞き手は話し手を殺せる
    • 記憶の種類
    • 見られていないところの重要性
    • PREP法の実践の重要性
    • 正直と誠実の違い
    • 概念化→基準化、数値化の流れ
  • コーチング
    • 共通点を見つけることの重要性
    • 相手に決断させること
    • 相手を信頼すること(存在)
    • 楽しさと時系列で象限分けした際のそれぞれの質問の効果

Gmap-c(目標設定・成果と課題の把握)

研修全体を通じた目的:チーム・領域の不足点を3点ずつ正しく把握し、各々に対して改善策の1歩を出す。

1日目:

  1. 目標Goal(本日の目標と計画の宣言)
    気づきを全員に対して2回与える
    リーダーとしての問題を10点挙げ、そのうち3つは今日アクションに繋げる
  2. 実施内容Measure(現状・成果の把握)
    目標達成度:75%
    発表、質問のところで表現できた
    問題点は10点以上あったが、アクションをこれからつなげる
    例)
    約束を実施することで自信と信頼が築かれるが、キャパシティーをオーバーした約束をしてそれらを失っている
    深度3のコミュニケーションが出来ていなかった
  3. 考察Analyze(ギャップの分析。課題の抽出)
    インプットに脳のリソースを割いていたため、アクションのための時間的リソースを割けなかった
    メモの取り方として、アクションプラン用のスペースをとれていなかった
    成功は目標意識による
  4. 対策Plan(今後の対策・計画)
    アクション実施について、今日の夜24時以降で今日の学びを整理し(A4一枚にまとめる)、繋げる点を3つに絞ってアクション(まずは報連相)完了報告

2日目:

  1. 目標Goal(本日の目標と計画の宣言)
    コミュニケーションの方法において、自身の問題点を5つ見つけ、チーム・領域に対して施策を考え、実行フェーズの手前に持っていく
  2. 実施内容Measure(現状・成果の把握)
    目標達成度:40%
    問題点
    ・MTGの立ち位置と、参加すべき人「ザイ」を明確化できていない
    →連絡会が多い
    ・詰めの甘さ
    ・PREP法の徹底
    ・クレドの未設定
    施策は出ていない
  3. 考察Analyze(ギャップの分析。課題の抽出)
    施策に思考を使うキャパシティーがなかった
    ・目的意識が弱かった
    ・メモを取る量が前回より少なかった
    →施策は帰宅後に思考することをメインとし、研修の間はアイディア出しに抑える
  4. 対策Plan(今後の対策・計画)
    今日の学びと着想を整理
    ・A4用紙
    ・24時以降
    ・具体、抽象を考える

3日目:

  1. 目標Goal(本日の目標と計画の宣言)
    コーチングについて、気づきを3つ得て3つアイディアに移す
  2. 実施内容Measure(現状・成果の把握)
    目標達成度100%
    ・苦しい未来を見せて習慣を変える
    →面談で動けていない人へ
    ・相手が決断する
    →自分から提案を面談でする
    ・共通点を見つけて共感
    →言ったことを相手の意見として繰り返す
  3. 考察Analyze(ギャップの分析。課題の抽出)
    目標設定を今日の内容に準じたものにした
  4. 対策Plan(今後の対策・計画)
    以下の項目について今週日曜までに施策案に落とし共有する
    ・面談 3つ
    ・チーム 3つ
    ・領域 3つ

これから研修を受ける方々へ

自分に対して向き合いたい、組織をより良くしたいと本気で思っている方に参加をおすすめします。

「本気」がキーワードです。

全員本気で取り組むことで、本当に大きな成果が得られます。

A&PROより

信頼を得るための最も確実でシンプルな方法は、まさに約束をし、守ること。

山嵜さんもお気づきのように、ここで大切なのは自分の能力を考慮することです。自分の能力では達成し得ないことを実行すると約束しても、当然その達成は難しいでしょうし、逆に自分の能力で容易に為し得ることを実行すると約束しても、その達成によって信頼は生まれないでしょう。

信頼を得るには、自分の能力を最大限発揮してこそ為し得ることを約束とするのが良いのではないでしょうか。challengeの要素を乗り越えてこそ、仕事をする人としての信頼が得られるはずです。

また、自身の人間的弱さが「詰めの甘さ」であるという指摘を受けたとのことですが、この指摘は非常に貴重であろうと思います。

実のところ、自分の弱い部分をずばり指摘してくれる人は、ほとんどいません。厳しい指摘だったとは思いますが、山嵜さんは真摯に受け止め、さらに感謝までしています。きっと、上辺だけでない本質的なコミュニケーションを大切にできている方なのだろうと想像されます。

その誠実さがあるのなら、自分を、組織を、今後より良くできるはずです。
応援しています!

(リーダーズカレッジ:藤原)

この記事の著者/編集者

山嵜晴貴  早稲田大学 先進理工学部 

事業家志向の早大理系4年生。
大学1年次にインドへ渡航し、新興国での社会課題解決に興味を持つ。
2年次の経営コンサルインターンと起業家講座の学びから、ビジネスを通じた課題解決を志向。
将来は新興国で社会インフラとなる事業を創ることを夢見る。
現在は、その一歩として日本の学生の自立支援を志し、キャリア支援団体に所属。企業イベント領域のリーダーを務める。

最新記事・ニュース

more

そもそもプロジェクトとは何か。それを知ることによって、あなたが現在取り組んでいる活動をもっと豊かにすることができるはずです。プロジェクトの基本を学び、そのプロセスについて考えてみましょう。

大庭彩 上野美叡 2Picks

タスクには明確に優先順位が存在し、正しい優先順位でタスクに向き合うことが締め切りへの余裕につながります。緊急度と重要度のマトリックスを用いて改めてタスクへの優先順位をつけることを意識したいです。

大庭彩 1Picks

皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか? そして、今その「共通目標」を何も見ずに口ずさむことができますか? もし、一度決めたことがある共通目標が形骸化してあまり浸透していない場合は私と同じ苦悩を経験するかもしれません。

大庭彩 1Picks

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1~3を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1と基礎2を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

「自分と仕事をしたいか」と思われているかどうかは他者の言動を大きく変化させます。相手方の時間を頂いているという認識があなたの評価を変えるでしょう。適切な準備を行うことで周囲と豊かな関係性を築きたい方に必見の記事です。

大庭彩 香山 渉 谷口 宗郁 3Picks

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1と基礎2を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

「周りの声を意識して思っていることを伝えられず、自分だけが辛い思いをしている...。」「それもあって、周りに対して愚痴が溜まっている...。」この悪循環を引き起こすコミュニケーションを、A&PROではPassive(受身的)なコミュニケーションと捉えます。そして悪循環を解決させるには、「Passive(受身的)」を「Assertive(自己主張的)」へ変容させていくことが重要です。

矢後慶樹 前田佳祐 大庭彩 3Picks